光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

家のネコたち

2021年01月30日 | 日記
 
 1月末になっても、新型コロナ終息の声が聞こえない今日この頃。ヨロッパでは長引くロックダウンに若者が過激なデモを展開しています。国民性の違いか日本ではこんな騒動は起こらないでしょうが、気持ちは分かるような気がします。

 巣ごもりに入ってから家のネコを撮る機会が増えてきました。我が家には2匹のメスネコがいます。おとなしくて人見知りのチビタとお転婆なポンタです。



 最初はポンタ。廊下の陽だまりの中、庭に来るキジバトやスズメをじっと見つめています。時折窓際に来た鳥を追いかけガラスに追突しています。





 ポンタは高い所が好きで、天袋やエアコンに上がったりしています。ただ降りるのが怖くなって、時折私が降ろしてくれるのを待っているんですよ。



 チビタも鳥に興味があるのですが、ジッと見つめているだけです。





 チビタが縁側に置いてあるネコ草を食べていました。お腹の中の毛玉を出すためよくこの草を食べています。こんな場面を見て巣ごもりの時間を過ごしている今日この頃です。


木更津市郊外の野鳥たち-自宅に来た鳥

2021年01月28日 | 日記
 
不要不急の外出自粛要請により、巣ごもり状態が続いている今日この頃。1/17の15時頃庭のモミジの木を見ていると、スズメ位の綺麗な鳥が1羽停まっているのに気が付きました。急いでカメラを取って来ましたが、まだモミジの木に止まり枝や幹をつついていました。シジュウカラ(四十雀)です。





 珍しいですね、この鳥を見るのは半年ぶり。小林一茶がこの鳥の事を詠んでいるのを思い出しました。『むずかしやどれが四十雀 五十雀』。でもシジュウカラとゴジュウカラ(五十雀)は体形も色も違うので直ぐにわかるようですけど。





  翌日の昼頃には、庭の蹲(つくばい)にメジロが水を飲みに来ていました。この頃ノラ猫が来るので、あまり野鳥は見かけなかったのですが、ウグイス色の姿を見付けた時は嬉しかったです。目の周りの白いアイリングが愛らしいですね。

(ガラス越しに撮影しているので、シジュウカラとメジロの画像が少しぼやけています。)



 寒さのせいで餌が少ないのかヒヨドリもよく見かけます。ミカンなどを庭に置いておくと飛んできて啄んでいます。


木更津市中島のツナハリとネパールの類似した綱飾り

2021年01月26日 | 日記
 
 木更津市の不思議な行事ツナハリは、市内の牛込地区と中島地区で行われていますが、今回は中島地区のツナハリを紹介します。最初は中島地区鯨区集会所近くの竹内商店横のツナハリ。これは道伝いに入ってくる疫病神を、ツナハリと言う綱を張りそこにつけた藁飾りで封じたという言い伝えにより行われているものです。

 また2014年10月にツレと行ったネパールでこのツナハリとよく似た綱飾りを見ました。この時ネパールは「ダサインの祭り」の真っ最中でしたが、これに伴う神事かもしれません。ブログの後半にその写真5点をUPしました。





  中島地区の2番目は竹内商店から三井アウトレット方向に100m位進んだ所、近くに十字路があります。折から家族ずれが犬を連れ、ツナハリを潜っていました。下の写真はこのツナハリから50m位のT字路に張られたものです。





 上は武内商店のツナハリを下から見上げた写真です。下はネパールダンプス村の綱飾り、よく似ています。ただ木更津は海の民、タコやイカが綱につけられていますがネパールは山の民、木の葉やマリーゴールドの花が付けられています。





上はダンプス村のグリーンランドと言う宿の綱飾り。下は聖なる山マチャプチャレが良く見える場所に立てられた綱飾り。





 上下ともポカラ市内の綱飾り。この綱飾りの名称や由来は分かりませんが、またネパールに行けるようになったら調べてみようと思います。しかし木更津のツナハリとこんなに似ている物があるとは、ネパールに行くまで知りませんでした。日本からネパールまでは直線距離で5095㎞だそうですが、意外にルーツは同じなのかもしれませんね。


災い(新型コロナ)来るな!-木更津のツナハリ(藁飾り)

2021年01月24日 | 日記

 新春恒例の中島の梵天立ても終了したので、木更津市の牛込地区と中島地区で行われている珍しい「ツナハリ」を撮影して来ました。ツナハリは藁飾りとも言われ、五穀豊穣・無病息災を祈願する行事。地域の人と神様をつなげる役目を果たしています。

 ツナハリが張られるのは1月の前半、1/4と1/20にツレと撮影に行きましたが、以前在った所にツナハリが張られていない場所が2か所ありました。後継者がいない地域は、このような貴重な行事も無くなっていくようです。最初に訪問したのは牛込天満宮側の十字路です。





 午後1時半頃でしたが、天満宮横の道にツナハリのタコ等の影が映って神秘的。昔から疫病神は道を伝ってやって来ると言われていました。そこで集落の境に綱を張り、藁(ワラ)で作ったエビやタコを吊るし災いを封じたそうです。

 タコは末広がりを意味し、エビは腰が曲がるほどの長寿、サイコロは幸福と安全を、人形は子孫繁栄を意味しています。



 次は天満宮から少し牛込漁港方面に進んだT字路のツナハリ。ワラで作ったタコやエビの他に絵馬に用いられる形の板に「疫神除・脱コロナ」と書かれていました。カーブミラーにもツナハリの姿が投影されています。







 牛込地区の集会所近くにもツナハリが張られています。上の写真です。下は牛込港に向う細い道の電柱につけられたツナハリ。綱を張るもう一方の柱が折れため、片方に巻き付けてありました。



新型コロナに負けるな!厳寒の海の神事・木更津の梵天立て②

2021年01月22日 | 日記
 
 1/9(土)木更津市の中島海岸で開催された、約300年も続く梵天立てをツレと撮影して来ました。今年はコロナ禍での開催なので、感染予防が徹底され梵天を海に立てる若者もマスクを付けています。



 神事の開始は午前7時、漸く辺りが明るくなってきました。会場の左手にはアクアラインと富士山がクッキリと見えていました。対岸のビルに朝日があたり不思議な光景です。






 梵天は中島地区の6つの町内の若衆が約5mの竹に御幣を付けた「梵天」呼ばれる物を海中に立てる儀式です。参加する男子は今年成人になった若者が原則ですが、少子高齢化のため成人男子が少なく、毎年参加する若者を集めるのに苦労しているようです。

 6町内の若者は襷や鉢巻の色が異なり、海中に立てる梵天も徐々に沖に立てなくてはならず後になるほど大変です。



 この日は風も強く気温も1.4℃、とにかく寒い日でした。そんな中厳寒の海に元気よく入る姿に感心しました。海から上がってくる顔は爽やかで、笑みを浮かべている若者もいました。







梵天立て会場の横に在る水神宮では、沢山の行人が法螺貝を吹きながら般若心経を唱え五穀豊穣・大漁を祈願しています。そして最後の町内は鯨区。梵天を持つ3人を見て驚きました。

 防寒着を着てその上に行人用の白い服を着ていたのです。鯨区では参加する若者がいなくて世話人たちが参加との由。海には入らず梵天は手すりに括り付けるだけでした。残念でしょうね。国指定無形民俗文化財の「梵天立て」も後継者がいなくて大変です。


新型コロナに負けるな!厳寒の海の神事・木更津の梵天立て①

2021年01月20日 | 日記
 
1/9(土)木更津の中島海岸で行われた梵天立てをツレと見学して来ました。折からの非常事態宣言を受け今回は中止になるのではと思っていたのですが、木更津観光協会に問い合わせてみました。

 すると江戸時代から続く伝統行事を途切れさすわけにはいかないので開催するとの由。新型コロナ対策を徹底し、開催することは周知しないと言う事でした。





 9日は朝早く起き車で20分位の所に在る中島海岸・金田漁業組合事務所付近の会場に向かいました。到着したのは午前6時40分頃、まだ暗くて空には三日月が輝いていました。一般人の見学は断られるかと思ったのですが、連絡先と氏名等を名簿に記入し、体温検査を受けて見学が許されました。ダメかなと思っていたので、心の中で万歳と叫びました。(笑)



 開始は午前7時からなので、ドラム缶に炊かれた火で暖をとり神事の始まりを待ちました。梵天が海に入る道にはレッド・カーペットがひかれ、2本の幟がはためいていました。





 この梵天立ては木更津市中島区の若衆達が厳寒の海へ飛び込んで、長さ約5mの竹の先に御幣をつけた「梵天」を海に立てるという勇壮な行事です。海岸側の水神宮で行人たちが般若心経を唱え,五穀豊穣・大漁を祈願します。

 行事の始まりは江戸時代の元禄年間に幕府の船がこの近海で遭難、錨が紛失したのをこの地区の漁師が盗んだという言いがかりをつけられます。そこで出羽三山の行人が祈祷すると、錨が浮かび上がり無事に解決。この事に端を発する行事と言われています。



 またこの年に成人を迎える若者が中心となる一種の成人式です。ただ少子高齢化が進みなかなか該当する若者がいなくて、何度も同じ人がこの神事を続けているのが現状の様です。

 そして午前7時になると梵天竹を持った若者が、マスクをつけた姿で登場してきました。梵天立てを見るのは今回で7回目ですが、海に入る若者が、マスクを付けているのは初めてみました。


房州焼きそばの名店・富士見亭-木更津市

2021年01月18日 | 日記
 
緊急事態宣言中なので外食を控えていますが、テイクアウト出来る店から食べたい物を選び購入する今日この頃。木更津は焼きそば専門店が何軒かありますが、中でも木更津港側の富士見亭の焼きそばは絶品です。

 宣言が出されてから約10日、この間に2回程ツレに買いに行ってもらいました。何度食べても飽きのこない美味しい焼きそばです。





 この店のメニューは2種類のみ。焼きそば400円(税込み)と大盛り500円。おかみさんが1人で切り盛りしているので、水も出てきません。飲み物は自販機で購入してくださいとの由。ただ缶ビールは300円とありますのでこれは同時に購入できるようです。いさぎよいメニューですね、これで営業できるのですから凄いです。



  持ち帰りには焼きそばの入ったパックを新聞紙でくるんでくれます。自宅まで車で15分位ですが、新聞紙の保温が良いのか開けると熱々で湯気が出てきました。



 1/16には、普通盛りと大盛りを頼んでみました。大盛りは麺が2玉、下の写真の右側の丸いお皿に盛った方です。食べ切れるかと思ったのですが、完食できました。脂っぽくなく丁度良いソースの濃さ、絶品の木更津焼きそばです。


新春の下洲漁港‐富津市

2021年01月16日 | 日記
 
 1/2(土)富津漁港・富津岬周辺を撮影、その後富津海水浴場を経由して下洲漁港を訪問しました。下洲漁港は海苔専門の漁港、漁港の端には電柱が並び海苔の種付けに使用される機器類が置かれています。そして電柱の間には富士山の姿も見えていました。

    ****緊急事態宣言が出されていますので、暫く当ブログは1日おきに更新と致します。*******



 浜には沢山の小型の漁船が係留されています。船体の上に金属のフレームを付けた海苔摘み採り専用船「もぐり船」の姿も見えます。


 
 ツレと漁港の光景を撮影していると、沖から戻った漁師さんが2人いたので「今年の海苔の出来はどうですか?」と聞いてみました。



 「良くないね。海苔が魚に食べられてしまうから」と嘆いていました。魚用の防護網を張っているがあまり効果がないそうです。千葉県の海苔の生産の約8割は富津の海苔だそうですが、最近海苔漁師も少なくなり、生産高も減少しているようです。



新春の富津岬

2021年01月14日 | 日記
 
  1/2富津漁港の船祝を見学に行ったのですが、新型コロナの影響で中止。そこで富津漁港を一回りしてから富津岬を訪ねました。富津岬は都心に一番近い国定公園で、第二次大戦まで要塞地帯で民間人は立ち入り禁止、手つかずの自然が残っている貴重な場所です。

 漁港から富津岬まで車で4~5分です。岬の先端は公園になっていて駐車場やトイレが整備されています。ここから明治23年(1890年)に建造された帝都防衛の為の人工島「第一海堡」と富士山が良く見えました。



 そして岬先端には明治百年記念展望台があります。展望台は五葉松をデザインした形で、昭和46年(1971年)に建造。高さは21.8m、急な階段を上ると富士山が良く見えます。ここは「関東の富士見百景」にも選ばれ、ダイヤモンド富士を見るにも絶好の場所です。



  第一海堡の右側には浅瀬のような場所が在り、鳥が翼を休めていました。更に右に目を向けると富津火力発電所があります。総出力は516万㎾、国内第三位の火力発電所です。





  富津岬を撮影した後まだ時間があるので、富津漁港と反対側の下洲漁港を訪ねる事にしました。下洲漁港に行く途中富津海水浴場に車を停めて砂浜を散歩。厳寒の海にも釣り人が2~3人来ていました。鋸山の方向には東京湾観音のシルエットも見えたので、少し雲がかかった富士山と共に何枚か写真に収めました。


新春の富津漁港‐船祝には出会えなかった1月2日

2021年01月12日 | 日記
 
いよいよ1都3県に1/8から緊急事態宣言が出され、また巣籠が始まった今日この頃。ブログも行動範囲が狭まり更新の回数も減ってきますが、出来るだけ頑張ろうと思います。

 1/2(土)は例年ならば富津漁港で船祝と言う行事が行われるのですが、新聞や房総地区のPR誌には開催するという話が載っていません。毎年見学しているし、天気も良かったのでツレと午前8時頃自宅を出て、行事の行われる富津漁港に行ってみました。

 

  木更津の自宅から1時間位車で走ると富津漁港。道は正月のせいか空いています。



 漁港には9時10分頃到着。駐車場に車を停め漁船が停泊している所に行ってみましたが、人影がありません。やはりコロナのせいで中止の様です。しかし漁船には大漁旗がたなびき、注連縄やお神酒が供えられていました。



 新春の風にたなびく大漁旗が漁師の新年にかける心意気を表しているようで、感激しました。漁船が並ぶ後方には雲がかかった富士山が綺麗に見えています。



  浜で漁船の手入れをしている漁師さんがいたので、船祝の事を聞いてみました。お上からの通達で中止になったとの由。来年はコロナに打ち勝ち是非「五穀豊穣・大漁祈願の船祝」を見たいものです。下の写真は昨年の船祝のスナップです。参考までにUPしました。