このところ富津市の自然や遺跡・絶景を見ていないので、10/18(水)ツレと富津市郊外の紅葉ロードや道の駅「保田小学校」、保田漁協直営の「ばんや」等を巡ってきました。自宅を午前9時半に出発し国道127号内房渚ラインを南下し最初の目的地富津市鶴岡の古船浅間神社(こせんせんげんじんじゃ)に10時頃に到着しました。
この神社に来たのは2回目です。以前御神水と鞨鼓舞が有名なので、市内関尻の「大わらじ」の作業風景を撮影の行った際に寄ったのです。そのときも他府県ナンバーの車が何台か来て御神水をペットボトル等に汲んでいました。今回も赤鳥居の前に1台車が止まり御神水を水のタンクに入れ車に運び込んでいます。
ここの水は毎年水質検査を行っており、飲み水には問題ないことが公表されています。惜しむらくはこの御神水は井戸を掘ってポンプで汲み上げている水です。近年この周辺で道路工事や地殻変動があり、地下の湧き水が出なくなったので井戸を掘って無料で提供しています。(御神水の説明板より)
カラフルな赤鳥居を潜ると本殿に続く40段の急な階段が目に飛び込んできます。階段横にはご神木のイチョウの大木が左右にそびえています。下は右側のイチョウの木。幹回り約3.4m、樹高約が24.5mあります。
左手のイチョウの木は幹回り5.7m、樹高24.5mあり、左の方が少し大きいようです。2本とも樹齢は300年を超えています。
なおこの広場では毎年7月の第一日曜日に鞨鼓舞(かっこまい)が行われています。これは明治以前より続いている行事で、雨乞い祈願のために奉納される踊りです。以前はこの地区の長男のみに伝承されていた舞とのことです。
少しきついかと思ったのですが、階段を上ってみました。上から階段下を見るとちょっと怖いです。
境内はそれほど広くなく、目の前に拝殿と本殿があります。ツレと2人でお参りをし建物を撮影させていただきました。本殿の梁に宝永9年(1709年)に建立したことが刻まれているそうです。しかし赤と黒のコントラストに塗られた本殿や拝殿が、とても現代的でモダンな雰囲気を醸し出していました。
本殿の裏には、小さな鳥居と5つの石の祠が祀られています。そしてその横には「見ざる言わざる聞かざる」の三猿を納めた小さな建物がありました。この地方ではこの三猿像をよく見かけますが、なにか特別な信仰があるのでしょうか?
最後にイチョウの大木を触ってパワーをいただき、次の目的地・もみじロードに向かいました。