***尚当ブログは12/27をもって年内の更新を終了いたします。来年は1月6日頃から始める予定です。本年は当ブログにお付き合いいただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。 管理人(一番下の写真は12/22木更津郊外で撮影の富士山)***
3か月ぶりに訪れた袖ヶ浦市高谷の延命寺の百地蔵、平日の午後だったせいもあり誰もいません。三密には程遠い場所です。ここ延命寺は奈良時代の神亀元年(724年)の頃、行基上人によって創建されたと伝えられる古刹。神秘的な雰囲気が立ちのぼっていました。
行基上人といえば奈良の大仏建立の事実上の責任者、日本初の大僧正にもなった人物です。そんな人物がこの地に来たのかは不明ですが、行基上人を頂点とした技術集団があった事は知られた事実。その集団が各地を周って建てたお寺の一つかもしれません。
延命寺の山門の左側にはヤドリギ(上の写真)が見られました。風邪気味で体調が良くなかったのですが、延命寺の裏山をゆっくり登って行きました。細い山道の両側には、お地蔵様や石板がほぼ等間隔に置かれています。その石仏や石板にはお札が沢山張られていますが、殆どお彼岸に張られた物です。
10分程で中腹です。あまり日が射さない林の中で、白い御札が不思議に目立ちます。光を発しているかのようです。体調も登って行くに従い良くなってきました。やはりここは袖ヶ浦市のパワースポット、元気が出てきました。
時折お札が剝れて、お顔が見える石仏がありますが、皆優しく何処かでお会いしたようなお顔。庶民的な石仏ばかりです。
そして15分位すると頂上です。山はもっと上まで続いているのですが、百地蔵はここが山頂。午後2時頃ですが、太陽光も丁度半逆光気味に射しこみ、不思議な雰囲気が立ち込めていました。
下りも中々急な道なので、注意しておりました。一回りして約40分~50分程の工程ですが疲れはありません、かえって元気をもらった様に思います。