光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

袖ケ浦市延命寺の百地蔵②‐石仏と石板が並ぶ不思議な場所

2021年12月27日 | 日記
  
  ***尚当ブログは12/27をもって年内の更新を終了いたします。来年は1月6日頃から始める予定です。本年は当ブログにお付き合いいただきありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。 管理人(一番下の写真は12/22木更津郊外で撮影の富士山)***

 3か月ぶりに訪れた袖ヶ浦市高谷の延命寺の百地蔵、平日の午後だったせいもあり誰もいません。三密には程遠い場所です。ここ延命寺は奈良時代の神亀元年(724年)の頃、行基上人によって創建されたと伝えられる古刹。神秘的な雰囲気が立ちのぼっていました。

 行基上人といえば奈良の大仏建立の事実上の責任者、日本初の大僧正にもなった人物です。そんな人物がこの地に来たのかは不明ですが、行基上人を頂点とした技術集団があった事は知られた事実。その集団が各地を周って建てたお寺の一つかもしれません。



 延命寺の山門の左側にはヤドリギ(上の写真)が見られました。風邪気味で体調が良くなかったのですが、延命寺の裏山をゆっくり登って行きました。細い山道の両側には、お地蔵様や石板がほぼ等間隔に置かれています。その石仏や石板にはお札が沢山張られていますが、殆どお彼岸に張られた物です。



  10分程で中腹です。あまり日が射さない林の中で、白い御札が不思議に目立ちます。光を発しているかのようです。体調も登って行くに従い良くなってきました。やはりここは袖ヶ浦市のパワースポット、元気が出てきました。



 時折お札が剝れて、お顔が見える石仏がありますが、皆優しく何処かでお会いしたようなお顔。庶民的な石仏ばかりです。





 そして15分位すると頂上です。山はもっと上まで続いているのですが、百地蔵はここが山頂。午後2時頃ですが、太陽光も丁度半逆光気味に射しこみ、不思議な雰囲気が立ち込めていました。





 下りも中々急な道なので、注意しておりました。一回りして約40分~50分程の工程ですが疲れはありません、かえって元気をもらった様に思います。




高谷地区延命寺の百地蔵①-袖ヶ浦市のパワースポット

2021年12月24日 | 日記

  12/23(木)気温が下がり寒くて、朝の散歩もおっくうになって来た今日この頃。午後から日差しも強く暖かくなってきたので、袖ヶ浦市高谷の百地蔵尊を訪問しました。前回お参りしたのはお彼岸の9/23ですから、3ヶ月ぶりになります。



  最初のカットは何時もと異なった個所から延命寺を撮ろうと思い、久留里街道の裏道から撮影してみました。百地蔵のある延命寺は小高い山に建てられたお寺。何時もは車で駐車場まで行きますが、今回は正面の石段を上りました。えらくきつかったです。





  手水場横の桜の木陰から、強い日差しが参道に桜の枝の影を作っています。桜の木の横は袖ヶ浦市の保存樹木のひのきです。寺の創建は奈良時代の神亀元年(724年)の頃と言う古刹。それで巨木が多い様です。





 この桜の木の側の小さなお堂横には、疫病退散で有名になったアマビエの像が立っています。もう2年越しになります。



  本堂横からお札を貼ったお地蔵様や石板が並んでいます。本堂の裏は小高い丘と言うか低い山です。細い登山道の脇に石仏や石板約250体が鎮座しています。その石仏や石板に檀家や信者が彼岸の頃、御札を貼っていくのです。





  登山道は草は刈ってありましたが、竹が折れて石仏にかかったり石板が倒れたりしていました。これから年末年始にかけて整備していくのでしょうが、相当な努力が必要です。頑張ってください。


二年ぶりのカワセミそしてツグミとスズメ-木更津市郊外の野鳥たち

2021年12月23日 | 日記
 
  12/21(火)午前7時頃何時もの様にツレと自宅近くの田んぼ道を散歩していました。丁度農業用水に架かった小さな橋を渡ろうとした時、上流の方から鮮やかなブルーの鳥が飛翔してくるのが見えました。一瞬のことなのですが、ブルーの光が小さな川を照らしているようにも見えました。

          

 カワセミです。私たちから2~3mの距離にある竹に止まりました。2年前ぐらいにも同じような位置にいたカワセミを撮影した事があります。綺麗な鳥ですね。背中のブルーがハッとするような美しさ、お腹のオレンジの羽もぬいぐるみの様で可愛いです。

  残念な事に急に登場したので、カメラを持つ手が震えてしまい10枚程シャッター切ったのですが、3枚しかピントが合っていませんでした。毎日カメラを持って野鳥を撮影し、カワセミを撮る練習をしていたのに、まだ未熟です。



  翌22日には、家の近くの駐車場でツグミを見る事が出来ました。何時もなら11月の終わり頃から見かけるのですが、今年は12/22が初めてです。ツグミはシベリア中部や南部で繁殖し、冬季になると日本にやって来る冬鳥です。



  この日は上空に月が残っていました。朝の月は有明の月等と呼ばれるそうですが、月の近くを旅客機が飛行していました。ただ旅客機と月が離れていたので月が少し切れてしまいました。





  最近野鳥を見る機会が少ないですが、スズメは毎日のように見かけます。上が12/22、下が21日撮影したスズメ。田んぼに残った落穂を食べています。この辺のスズメは餌には事欠かないようです。



  下は12/11に自宅の庭の木に止まっていたスズメ。





  上下2枚は12/6撮影のスズメ。電線にびっしりと停まっていました。何故か皆同じ方向を向いています。


霧の朝-木更津市郊外

2021年12月22日 | 日記
 
 前日は雨が降り天気予報でも翌12/15(水)は霧が出るという予報。朝起きてみると予報通り、辺りは霧で何も見えません。こんな日の光景も水墨画の様でとてもフォトジェニック。ツレと散歩がてら田んぼ道に出てみました。視界が効かないので、田んぼや溝に落ちないように注意しながらの散策です。



 午前7時を過ぎると太陽が昇ってきました。トップの写真が7時04分、2枚目は7時05分、1分おきに撮影しました。



 4枚目は7時06分撮影のカットですが、この頃になると霧も大分はれてきました。



  細い農道を車がやって来ました。ライトを点けているので車の接近は分かりますが、こんな日に農道を通行する人の気が知れません。





 犬を連れた人も散歩していました。まだ日の当たらない送電線がぼんやりと見え、巨大なロボットを思わせます。



  上空で爆音がするので、見上げてみると日航の旅客機が飛行していました。飛行機も地上程ではありませんが霞んで見えました。





  霧ががかっている時間に野鳥は殆ど見かけませんでしたが、TVアンテナに止まっていたヒヨドリは視界が張れるまでじっとしていたように思います。そして太陽が出てからは霧も晴れて、いつもの光景が戻ってきました。


野鳥とアサリ漁‐木更津金田漁港

2021年12月21日 | 日記
 
曇り空の中木更津市の金田漁港で、アサリ漁が行われているという話を聞いてツレと車で行ってみました。見立て海岸通りからアクアラインの下を潜ったあたりに来ると、小型の魚船が何隻か集まり、漁師が海に降り立って作業を行っていました。この日は気温も低く何時雨が降ってもおかしく無い状況。2人1組になって金属のアサリ捕りの道具を引いていました。



 近くの船溜りでは、黒いバンと思われる野鳥が群れをなして餌をあさり、人が近づくと急いで飛び立っていきます。



       
  
 小型の漁船は金田漁港だけでなく、畔戸や見立て漁港からも集まってきます。アクアライン周辺には、何本も棒のようなものがたてられ、そこで作業が行われています。対岸には東京スカイラインも見る事が出来ます。ただモヤがかかっているので、影絵のようです。



   アサリの旬は春と秋との事ですが、漁は1年中続けられています。漁師は本当に重労働です。





  アクアラインと漁師のコラボ写真もなかなか味があります。アクアラインの上空には自衛隊の大型ヘリも飛んでいました。漁船とアクアラインそしてヘリコプター木更津の三大名物と言っても過言ではありません。


来年の「やわたんまち」に向け六軒町の山車が行く!-館山市

2021年12月20日 | 日記
  
 ツレの友人が館山市内で、作品展を開催中なので、12/12(日)特急「新宿さざなみ1号」に乗り、作品展の他館山市内を2人で散策してきました。館山市は千葉県南部に位置する人口44631人の街、観光業や漁業が中心の館山都市圏の中核都市でもあります。

 駅を降りて感じたのは、鋸山を超えると肌着1枚分暖かいと言う、昔からの言い伝えです。木更津の肌を刺すような冷たさとは、雲泥の差でした。



 南国の空を優雅にトビが飛行しています。静かなはずの年末の街角から、祭り太鼓や山車を曳くかけ声が聞こえてきました。ツレと音のする方に行って見ると、六軒町と書かれた提灯で飾った山車が町中を曳き廻されている最中でした。

 この3年コロナ禍や台風の被害で、祭典のみとなった安房地方最大の祭り「やわたんまち」。来年こそは祭が出来るか検証のための山車の曳き廻しが11/6に三軒町で行われました。それに続いて12/12に六軒町の山車の登場です。漸くこの日の道路使用許可が昼間のみ降りて、山車を飾り付け、衣装着用しての曳き廻しが行われました。

      





 六軒町の山車の特徴は、何といっても「黄金の鳳凰像」。堂々たる風格と金箔で染められた美しい姿は「やわたんまち」の山車の中でも群を抜いています。鳳凰像はトップの写真がわかり易いと思います。





 六軒町の山車は明治20年代前半(1887年頃)地元の大工三木屋2代目・吉野伝蔵の作と伝えられ、彫刻は館山国分の後藤喜三郎の手によるものとの由。そして山車後部からは楠木正成公の人形がせり出すという精巧な物です。





 山車は北条地区の六軒町・神明諏訪神社から町内を曳き廻されJR内房線の踏切を渡りました。後をついてくる氏子が線路に足をとられて転んでしまいました。すぐに起き上がり何事もなかったかのように山車に就いて行きました。祭りの若衆は元気いっぱいです。



  マスクをかぶりながら山車を曳いている姿が違和感ないのは、もうコロナ禍が2年も続いているからでしょうか?はやくコロナがおさまり勇壮な「やわたんまち」を見たいものです。

 私にとっても「やわたんまち」は、10年以上前に写真仲間と何度か撮影に来たことがある懐かしい祭り。街角で山車を見かけるとその頃にタイムスリップしたようになり、当時を思い出して切なくなりました。


昔ながらのナポリタン&サンドイッチ(かもめグリルでランチ)

2021年12月17日 | 日記

 館山市のギャラリー葉葉で田中曜子氏の「無口なものたち」と言う作品展を見た後、祭りばやしが聞こえる市内を散策。12時を過ぎていたので、駅西口ロータリー内・マラガモール1Fのかもめグリルに入りました。南国の様なオレンジ広場にある洒落た洋食屋です。



  先客は3組10程の人がいました。日曜日の昼時混んでいます。ただコロナ対策がなされており、時々窓を開けて換気をし密にならない様に席も間隔が十分とられていました。



  注文したのは私がBLTサンド(税込み800円)ツレが昔ながらのナポリタン(900円)それに二人ともデザートセット(コーヒー+アイスクリーム)300円を付けました。ナポリタンやサンドイッチにしては強気の値段です。



 調理人が1人しかおらず。混んでいたせいか15分くらいかかってツレのナポリタンが出てきました。何故か赤いナポリタンの上にカットしたウインナソーセージが沢山載っていました。これが昔ながらのナポリタンの由来なのでしょうか?

 少し貰って味見をしましたが、こってりした少し固めの麺にウインナのプチプチした食感が相まってとても美味。もう少しコスパが高ければ良かったです。



 ナポリタンに続いてサンドイッチが登場。何故BLTサンドと言うのか実物を見て分かりました。ベーコン、レタス、トマトが挟んであるからなんですね。そのせいかボリュームもあってお腹一杯になりました。使っている食材は地元房州産の肉や野菜だそうで、中々美味しいサンドイッチでした。最後にコーヒーとアイスクリームをいただき、ゆったりとした時間を過ごしました。


千葉県館山市訪問記①-レトロな町並みと田中曜子作品展

2021年12月16日 | 日記
  
  ツレの友人の田中曜子さんから毎年作品展の案内をいただいていたのですが、この数年新型コロナ禍の為欠席をしていました。しかしコロナも落ち着いてきたので、12/2~12/13まで開催されている館山のギャラリー葉葉(はば)を12日に2人で訪問してきました。今年のダイヤ改正で不便になったJR内房線、少し金額は上がりましたが「特急新宿さざなみ1号」で館山駅に向かいました。



  さすがに特急は速いです。午前9時10分木更津を出発、10時6分には館山に到着です。改札を出るとそこは日当たりの良いコーンコース、東口と西口を結んでいます。西口に行って見ると正面は北条海岸まで一直線に伸びた夕映え通り。駅前はオレンジロードと西口なぎさ広場があり、ヤシの木が何本も並んでまるで南国のリゾート地に来たようです。





  ギャラリー葉葉は東口方面にあます。駅を出て国道410号線を中央郵便局を目指して進みました。また途中変わった看板を見つけました。



  館山も過疎化が進んでいます。駅前から店のシャッターが閉まり、廃屋や空き地が目立ちます。



  ギャラリーに行く途中の410号線沿いに、風格のある旅館が目につきました。レトロな外観のこの旅館は創業110年と言う老舗の幸田旅館。現在創業100周年記念として1泊2食付き6000円~、素泊まり4400円~と言うキャンペーンを行っているそうです。





 中央郵便局から東に150m位進むと、ギャラリー葉葉です。扉を開けて中に入ると木の実や枝で制作された作品が飾られていました。もう15回目になる作品展だそうですが、身近な自然素材から生まれた妖精や小さな刺繍等が、ギャラリーの中で輝いていました、




95年続く和菓子店・三好家と木更津駅前の光景

2021年12月15日 | 日記
 
久しぶりに三好家の豆大福が食べたくなり、12/10(金)駅前の撮影も兼ねてツレと田面通り(たもどおり)に出かけました。ここは創業が昭和元年(1926年)と言う老舗、電話も23の3448(みよしや)です。最初は看板の電話番号の下にみよしやとあるのが、何故だろうと不思議に思っていたのですが、客と店の人が話しているので納得しました。



  三好家は久留里から続く街道・田面通りにある和菓子屋。ここの豆大福が評判で、午前中には売り切れてしまうという、超有名店です。午前8時40分頃から開店していますが、訪問したのは午前10時頃、まだ豆大福2個(税込み@180円)紅大福2個(@180円)といなり寿司4個(@110円)を購入できました。





  三好家の前は駅の自転車置き場で横が内房線の踏切です。時折久留里線のカラフルなキハE130系の車両が通過して行きます。この踏切付近は昭和を感じさせる景観で、結構好きな場所です。



  踏切を渡り20~30m位進むと、紺色に塗られた派手な店が現れます。「あさひや」です。地元ではヤンキーご用達の洋品店として有名。少し前「モヤモヤさまぁ~ず」木更津編に出て喝さいを浴びていました。



    

  この先に信号があり、左に曲がると駅西口。駅前と言うのに廃屋や空き地が多い場所です。上は一面に蔦が絡まったビル、下は何年も前から営業していないのに撤去もされず、荒れ放題の店。益々ドーナツ化が進む木更津駅周辺です。





  自宅に戻り、豆大福と紅大福、いなり寿司をいただきました。豆大福が美味ですね。上品な甘さの餡と豆の塩味が絶妙。また紅大福は白餡でした。柔らかいピンクの餅と白餡がよく合い、いくつでも食べられそうです。それといなり寿司はご飯に人参のみじん切りが入っていました。それがほんのり甘くて、美味しいいなり寿司です。中に干瓢が入っているのは割とポピュラーですが、人参が入っているのは初めて食べました。


鋸山ロープウェーの往復で絶景探訪-日帰りバスツアーの旅

2021年12月14日 | 日記
 
  12/3(金)日東交通の日帰りバスツアーに参加し、漁師料理かなやで昼食を食べた後、最後の目的地鋸山に向かいました。この日は気温も高く風もない絶好の観光日和。鋸山ロープウェー山麓駅には12時50分頃に到着しました。



 このロープウェーは昭和37年(1962年)12月に開通し、平成24年(2012年)ゴンドラをスイスのCWA社の新型に更新。1号車はかもめ、2号車はちどりと命名されています。そして山頂駅まで4分で到着してしまいます。料金は大人往復950円です。

    



 そして上り下りとも15分間隔で運転されており、営業時間は9時~16時(11/16~2/15)定員はガイドを含めて41名。ガイドが鋸山周辺の解説をしてくれます。





 ゴンドラに乗ると直ぐに海が見えてきます。進行方向右手が金谷フェリーターミナルで丁度フェリーが入港中。空気が澄んでいるせいか遠くまで視界が開けています。反対側から2号車のゴンドラが降りてきてすれ違いました。殆ど揺れません。



   

 山頂駅に着くと直ぐに駅の展望台に昇りました。360度視界が開けています。前方左手には保田漁港や安房勝山港。勝山港沖の浮島や大ボッケもシルエットになってクッキリと見えていました。



        

 1時間程山頂を散策してロープウェーで山麓駅に降りました。盛り沢山のツアーで疲れましたがとても楽しめました。さすが創業が1927年3月と言う老舗のバス会社が富津観光協会と共同企画したツアーです。感心しました。