3/29(火)自宅近くの桜も満開に近く開花をしているので、桜の隠れた名所袖ヶ浦市の光福堰(こうふくぜき)をツレと訪ねました。1週間ほど前にここを通った時はまだ桜は堅いツボミで、川津桜が咲いているだけでした。しかし現在はほぼ満開です。ただこの日は曇天、青空に生える桜を撮りたかったのですが、ちょっと残念です。ツレは桜は曇り空が良く似合うと言うので、気を取り直して撮影して来ました。
光福堰に着いたのは午前10時半頃。平日のせいもあって駐車場には車が1台で、年配の夫婦1組がいるだけでした。
この光福堰は今から350年前の江戸時代に、造られた農業用のため池です。名前の由来は国道410号線を隔てて隣接する光福寺に由来すると言われています。そして光福堰を含むこの周辺の農業用水は昭和30年代の耕地整理事業を経て、地元集落によって補修・維持管理が行われています。
幸福堰の周辺は豊かな自然に囲まれています。ツクシが群生し、タラの木も何本も見る事が出来ます。タラの枝の先端には天ぷらにすると美味しいタラの芽も出てきていました。
池の木の側の柵には、蜘蛛の巣に引っかかった桜の花が揺れていました。空中に花びらが浮かんでいるようで、不思議な光景です。また所どころにマムシ注意の立て札が立っているのにはビックリです。でも何回かここに来ていますが、まだマムシに出会ったことはありません。
光福堰に隣接する林に1本の山桜が咲いていました。染井吉野とは違って派手さはないですが、ひたむきな美しさがあります。そして隣には太い古木があり凄い存在感です。枝が何本か折れていますが、2年程前の台風で折れた枝の様です。