光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津のキサラピアで観覧車に乗る

2021年10月29日 | 日記
 
1年ぶりに来てくれた友人とレトロな木更津西口地区を散策した後、現在木更津で1番元気な三井アウトレットパーク付近を案内しました。ここを見るには空中からが最適なので、アウトレットの隣にある木更津かんらんしゃパーク・キサラピアの観覧車に3人で搭乗しました。



 キサラピアは入場は無料なのですが、いろいろなアトラクションはそれぞれ利用券が必要です。観覧車は大人は700円ですが、事前にホームページからクーポン券を印刷しておいたので、1人600円になりました。



 平日のせいか園内はガラガラ。観覧車も乗っているのは1組の家族だけでした。ゴンドラは全天候冷暖房完備、下も透明なシースル型が在るのですが、それに3人で乗り込みました。



 各ゴンドラには観光案内タブレット「観覧車ナビ」が付いているのですが、新型コロナの為使用禁止になっていました。ですから周辺の景色の説明などはスピーカーの音声のみです。



 徐々にゴンドラの高度が上がり、東京湾や対岸のビルそしてスカイツリーが良く見えました。



 園内のアトラクションも上空から見ると迫力があります。




 観覧車の最高高度は約60m、1周約12分で回転するそうですから約6分で到達です。



 隣の三井アウトレットパークも良く見えます。凄い数の車が停まっています。トップの写真はその車群を撮影した物です。





  アクアラインも上空から見るとまた印象が変わります。短い時間の空中散歩でしたが友人も楽しんでくれたようです。


友人と巡る西日射す町・木更津③-レトロ建築

2021年10月28日 | 日記
  
  創業以来約120年続く海鮮料理の店・宝家で昼食をとった後、お腹もイッパイになったので、木更津西口に残るレトロ建築を見て周りました。それにしても駅周辺だと言うのに人通りが少ないです。店舗も殆どの店のシャッターが閉じています。友人も駅前なのにこんな閑散とした街は珍しいと、感心していました。最初は田面通りにある安室薬店です。昭和4年(1929年)に建てられた木造2階建ての店舗。2階部分の西洋的な装飾が歴史を感じさせます。木更津看板建築の代表的な建物です。





  安室薬店の道を隔てた反対側が木更津岡埜栄泉堂。大正7年(1918)の創業で自家製餡にこだわり、美味しい和菓子を製造販売している店。103年も営業を続けています。



 そして岡埜栄泉堂から田面通りを、駅の方に約50~60m進むと紅雲堂書店があります。江戸時代は魚の干物の卸だった店ですが、明治元年に書店になったそうです。関東大震災にも倒壊せず、現在まで本屋を続けています。



  紅雲堂の1軒置いた隣が金田屋。少し変わった形のレトロな看板建築の店です。江戸時代には薬を扱った店でしたが、明治時代後期に金田屋洋品店を開業。現在の建物は昭和7年(1932年)に立て直された物で、菱形にはめ込まれたステンドグラスが印象的です。



 中に入ると不思議なオブジェ「リヒトミューレ」が光を浴びて回転しています。現在は時計修理、アンティークの専門店です。


創業明治30年の宝屋であさり膳のランチ-木更津市

2021年10月27日 | 日記
 
 千葉市から久々に訪ねてくれた友人と10/21木更津市内を散策しました。レトロな町並みを歩いていると時間が午前11時を過ぎ、お腹も空いてきたので、富士見通りに在る老舗の割烹・宝屋でランチをいただきました。

 ここは昼の営業が午前11時半から14時、入店したのは丁度11時半なのにすでに客が何組か入っていました。人気があるのですね。検温と手の消毒を済ませると、係の女性がボックス席に案内してくれました。



       

 落ち着いたレイアウトの店です。4人掛けのテーブル席の真中にアクリル板が立って新型コロナ対策も万全です。そして一人一人の席にマスク入れも置かれていました。

 

 係の女性は和装の方が多く、説明も分かり易く丁寧で好感が持てました。その係の方によると、ランチはあさり膳が名物でメインの料理は4種類(あさりの串揚げ、あさりのかき揚げ、お刺身、天ぷら)の中から選べるとの事でした。また串揚げとかき揚げのハーフ&ハーフも出来るそうですが、3人ともお刺身にしました。値段は税込み2200円。



  15分位で3人のあさり膳が出てきました。料理が盛りつけられた器も高級感があって良かったです。ツレがあさりの味噌汁の蓋がとれないので、係の人にとってもらっていました。



  お刺身は6点盛り、カンパチとハマチ、イカ刺し、ホタテ等と係の人が説明してくれたのですが、失念しました。しかしどれも新鮮で美味でした。



  それにあさりご飯とあさりの味噌汁、あさりの佃煮、嶺岡豆腐、香の物が付いてきました。あさりご飯は味が薄めに炊かれ、佃煮をのせて食べましたが最高に旨かったです。嶺岡豆腐は牛乳を葛で固めた物、ゴマ豆腐の牛乳版だそうですが、ねっとりとして美味しかったです。


友人と巡る西日射す町・木更津②‐県内唯一の見番木更津会館とレトロな人参湯

2021年10月26日 | 日記
 
 10/21千葉の友人を案内して、ツレと3人で木更津駅西口のレトロな町を散策しました。八剱八幡神社、弁財天厳島神社と来て次は千葉県で唯一の現役見番木更津会館を見に行きました。ここは芸者の稽古場で、昭和30年代に建築された歴史ある建物です。下の写真は木更津会館の説明板の写真を複写した物、芸者と木更津会館がコラボして、粋な雰囲気を醸し出しています。

    



 この付近は昔花街だった場所。現在も派手な看板がひしめき合い、狭い路地にスナックや飲食店が立ち並んでいます。まるで昭和の飲み屋街を思わせる景観です。



  そして南片町浜通りに在る、昭和7年(1932年)創業の人参湯を訪問しました。現在銭湯は営業していませんが、男湯のフロアーで木更津焼きそばが昨年6月から開業中です。





 靴をレトロな下駄箱に入れ、下足札を持って中に入りました。番台や内装は銭湯のままです。壁にかかった料金表を見ると平成18年の大人料金は410円、現在千葉県は450円ですから殆どかわっていませんね。

 広い銭湯の脱衣所に屋台が置かれ、店主が一生懸命焼きそばを焼いていました。先客は3人でしたが、10分程すると背広姿の2人組が入店してきました。





 ここの店はメニューが豊富です。焼きそばでもたくさん種類がありますが、私たちはオーソドックスなソース焼きそば(税込み300円)を3つ持ち帰りでお願いしました。私とツレは以前2度訪問し食べていますが、さらりとしたソースを使用した美味しい焼きそばで、懐かしい昭和の味でした。

    



 店内は天井に穴が開いているのはそのままですが、湯場の方に足場が組まれ、楽器も沢山置いてあります。突き当りの絵も綺麗に塗り替えられていました。店主が「イベントを時々開催しているので、散らかっていますが、楽器も触ってかまいませんから自由に見てください」と言ってくれました。以前私たちが店主と店内の写真を撮り、さし上げたのも覚えていて、お礼を言われました。気さくで礼儀正しい店主です。


友人と巡る西日射す町・木更津①-切られ与三郎の墓や舞鶴の松

2021年10月25日 | 日記
 
1年ぶりに千葉の友人が木更津に来たので、木更津市内をツレと3人で散策してきました。友人が木更津駅に着いたのは午前10時17分。駅通路を西口方面に進むと、派手にデザインされた駅ピアノが目につきます。友人に千葉県にはまだ3か所しかない駅ピアノと説明しましたが、この時は誰も弾いていませんでした。友人には静な駅にそぐわない派手なピアノが、強く印象に残った様でした。

     

 駅舎のエレベータを降り、メインストリートの富士見通りを港に向けて歩きはじめました。シャッターの閉まった商店街を100m程進むと、切られ与三郎の墓のある光明寺です。ここは日蓮宗の寺院で、建武2年(1335年)池上本門寺の三世日輪上人によって開山された古刹。

 入り口に樹齢400年と言われる黒松があります。見事な枝ぶりに友人も見とれて写真を撮影していました。樹高は5m幹回り1.5m、その姿が舞鶴の様に見える事から「舞鶴の松」と呼ばれています。木更津市の銘木百選の第一号にも指定されています。



 寺の墓地の入り口近くに歌舞伎「与話情浮名横櫛」(よはなさけうきなのよこぐし)の主人公「与三郎」の墓があります。以前には歌舞伎俳優片岡仁左衛門と坂東玉三郎が立てた追善の塔婆が在ったようです。そして江戸時代の俳人小林一茶も文化5年に参詣に来たと記録が残っています。





 次に向かったのは木更津総鎮守・八剱八幡神社。社殿横の大きなソテツが印象的です。説明板によると、源頼朝がお手植えしたソテツとの由。





 神社の鳥居の先は木更津港。切られ与三郎とお富さんが逢瀬をかさねた、見染の松がある鳥居崎公園です。現在はこの公園は再開発中で立ちり禁止になっているようです。また神社の側の街路灯には木更津銀座と言う表示があり、現在は閑散としていますが昔は栄えていました。





 八剱八幡神社から鳥居崎通りを50m位進むと弁財天厳島神社。池にカメが沢山泳いでいます。そのせいか手水舎(てみずや)も金属のカメから水が出ていました。


JR久留里線馬来田駅・レトロな風情が香る駅-木更津市

2021年10月22日 | 日記

 10/20武田川コスモスロードを見学後、築109年と言う旧い駅舎が残る馬来田駅に寄りました。馬来田駅は木更津市真理にある無人の駅。大正元年(1912年)12月28日に千葉県営鉄道久留里線の駅として開業しました。駅舎は開業当時のまま、とてもレトロな雰囲気の駅です。





 改札口は昔を彷彿させます。子供の頃同じような窓口で硬券(厚紙で出来た切符)を購入したのを思い出しました。ベンチも硬い木で出来ており、長く座っていると腰が痛くなる物でした。





  馬来田駅のホームは駅舎の屋根位高く、スロープが出来ています。ホームも以前は2面2線でしたが、単式1面1車線に変えられました。乗車人員が1日139人と少ないので、やむを得ないのかもしれません。





  上がホームから見た木更津方面。下が久留里方面の光景です。



  駅舎の側には万葉の歌碑が置かれています。古い駅舎と仲良くコラボして、面白い景観です。歌碑の句を紹介して馬来田駅の紹介を終わります。 馬来田の嶺ろに隠り居 かくだにも国の遠かば 汝が目欲リせむ 作者不詳


木更津市馬来田の武田川コスモスロード

2021年10月21日 | 日記

  気温が低く雨も降っていた昨日とはうって変わって、良く晴れ気温も上がった10/20(水)ツレと木更津市馬来田の武田川コスモスロードを散策してきました。毎年来ているのですが、今年は開花が早い様でもう盛は過ぎていました。また何時も開催されるコスモスロード・フェスティバルもコロナ禍の為中止でした。そのせいか見物人も少なく4~5人程しかいません。ゆっくり見学出来ました。



  今年は何故か白いコスモスが目につきます。白い花を多めに育てたわけでもないのでしょうが、少し地味な印象のコスモスロードでした。





 白の他にえんじ、ピンクなどが咲いていますが、花も少し小さい様に感じました。





  コスモスロードを暫く歩くと万葉の歌碑が見えてきます。古代馬来田は国造(くにのみやつこ)がいて大変繁栄した場所。ここに着任した防人の句が万葉集に載せられています。そしてこの碑には次の句が刻まれています。 馬来田の 嶺ろの笹葉の 露霜の 濡れてわ来なば 汝は恋うばそも 作者不詳

  コスモスの花には揚羽蝶やしじみ蝶が来て蜜をすっていました。静かで風情ある景観でした。


木更津市巌根地区の廃線跡を行く-タイムスリップしたような光景

2021年10月20日 | 日記
 
 10/19(火)朝のうち小雨が降っていたのですが、午前10時20分過ぎには止んできたのでツレと散歩に出ました。久しぶりに自宅近くの昭和50年代に廃線になった自衛隊専用線・高柳線跡を歩いてきました。最後にここに来たのは2020年4月なので約1年半ぶりです。大分劣化が進んでいました。

    



 自衛隊木更津駐屯地専用線は、木更津駅から木更津駐屯地まで物資の輸送のための貨物専用線でした。戦前の木更津航空隊時代に設置されていた物を流用し、戦後駐留米軍も使用したそうです。この線は木更津駅から袖ヶ浦方面に延びていますが途中で、陸上自衛隊に向かう江川線と航空自衛隊に入る高柳線に分かれています。今回散策したのは高柳線の終点、航空自衛隊に入る廃線跡です。



  線路は農業用水に架かったガーター橋を渡り木更津駅方面に延びています。線路の上には折れた国有地の看板が置かれていました。



  緩いカーブを描いて線路が巌根小学校横に延びています。枕木などはもうボロボロ、時代を感じさせます。



  線路の中に木が生えていました。何処の廃線にもある光景ですね。

    



 

  線路を道路が横切っていますが、線路はそのままで舗装されたようです。そして高柳線はJR内房線に沿って木更津駅まで伸びており、線路も撤去されずに残っています。劣化も進んで来ましたが、出来る限りこの貴重な廃線跡を見守って行こうと思います。


木更津港の朝

2021年10月19日 | 日記
 
少し前になりますが10/9(土)の午前6時半頃ツレと木更津港・北内海公園を散策しました。ここは見晴らしもよく駐車場も完備しているので、散歩や散策するにはとても良い場所です。特に平日の早朝が狙い目です。ただ9日は土曜日だったので、早朝にもかかわらず、他府県ナンバーの車が多く見られました。





  ここは木更津港に面した公園なので休日には釣り人が沢山集まってきます。無料なので家族ずれやカップルの姿も見かけます。ツレと海鳥の観察をしていると、沖に出ていた釣り船が帰ってきました。10月~12月はハゼやカレイが釣れるとの由。



  港内中の島公園のヨットやプレジャーボート停泊所の近くに、浮橋の様な場所が在ります。





  その上にシラサギが何羽か翼を休めていました。8月26日に来た時には、凄い数の鵜がいたのですが今はシラサギだけです。あの鵜は何処に行ったのでしょう。下にその時の写真をUPしましたので、比べてみてください。





 またこの北内海公園はすぐ側が陸上自衛隊木更津駐屯地。時間が来るとヘリコプターが発着を始めます。その陸自のフェンスにシラサギが1羽停まっていました。その姿が下の海に映っています。無風ではないので、波がシラサギの姿を揺らしていますが、とても風情のある光景でした。

 

木更津市郊外の野鳥たち-ホシゴイ、タシギと家に来たシラサギ

2021年10月18日 | 日記
 
 10/14(木)前日の雨も上がっていたので、ツレと午前6時半頃から朝の散歩を始めました。最近日の出が遅くなったので、散歩も以前の5時台から6時台に変更です。農業用水の側にさしかかると用水の中に、見慣れない鳥がいるのを見つけました。ハト位の大きさの褐色の鳥。体毛に白っぽい斑点が入っていました。ゴイサギの幼鳥ホシゴイです。直ぐに飛びたちましたが、久々に見ました。



  10/11(月)にはタシギを農業用水で目撃しました。この鳥を見るのも半年ぶりくらいになります。タシギは体長約27㎝日本には春と秋、渡りの途中に飛来する旅鳥です。ですから前回見たのは春頃だと思います。





  10/4(月)散歩から帰って自宅の塀を見ると、シラサギが停まっていたのです。ビックリです。家の周りは木が茂っているのですが、シラサギは来たことがありません。4~5分留まって、田んぼの方に飛び去りました。





  それから2日程たった10/6(水)自宅近くの上空をシラサギが飛んでいました。旋回してまるで舞を舞っているようで、それがとても綺麗で見とれてしまいました。