光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津市郊外の野鳥たち‐カルガモのヒナが農道を横断

2023年06月30日 | 日記

  6/6(火)午前7時頃の事でした。ツレと2人で近所の田んぼ道を散歩していると、農道の端に1羽のカルガモが姿をあらわしました。こんなところで何をしているのかと思い、そのカモにカメラを向けてみました。

 すると右手の田んぼからカルガモのヒナが出て来て、農道を親の方に向かって歩き出したのです。

   親が草むらに隠れヒナも草の中に入ったのですが、直ぐに姿をあらわしました。

 今度は親鳥と何羽かのヒナが一緒です。そしてさっき来た田んぼに向かって、行進をはじめました。

 2羽のヒナが並んで行進していきます。

 直ぐに3羽目も出て来て先のヒナの後をついて行きました。可愛いヒナの行進です。

 先に行ったヒナは草むらに入り田んぼの中に隠れてしまいました。

 3羽目のヒナと親鳥は最後に一緒に草むらに入り姿が見えなくなりました。6/6午前7時00分~7時04分までの4分間、一瞬でしたがカルガモ親子の素敵なショータイムでした。

  今年はカルガモのヒナが姿を見せるのが遅いようです。上1枚と下2枚の写真は2016年5/12の午前8時頃に撮影(一番下の写真は2016年5/7、16時50分撮影)した親子のカルガモです。なおカルガモのヒナの生存率は調べてみると2割位との由。ヘビやカラス等に捕食されるようです。この写真に写っているヒナたちには、全員頑張って大きくなってほしいものです。


まるでシルクロードの敦煌窟のようです-岩谷観音堂の磨崖仏

2023年06月28日 | 日記

 保田漁港に行った帰り、富津市数馬区の岩谷観音堂遺跡に寄って来ました。ここは湊川側の小高い岩山にある、古墳時代の横穴を利用したやぐら群(横穴式の供養塔)です。奈良時代の高僧「行基上人」によって一夜にして彫られた磨崖仏という言い伝えがあります。

 少し急な階段と坂道を上って行くと崖に沢山の石窟が見えてきます。石窟は14あるそうですが、急な斜面に階段があるだけなので、見学できるのは手すりのある3~4窟を数えるだけです。

そして観音堂があり、右前に可愛らしい像と石板が立てられています。

 観音堂の後ろの岩山には廻廊窟があります。コの字型に岩山がくり貫かれ両方の壁には沢山の磨崖仏が浮き彫りにされています。何時のように左側から入っていきます。中は照明があるようですが、消灯されたままで何時も真っ暗。しかし入り口から入る光で、ほんのりと仏像の輪郭が浮かんできます。

 何のために、この場所に磨崖仏が彫られたのでしょうか?不思議な所です。上は入って左側の壁、下は右側、その下は突き当りの壁です。

 コの字型に曲がった廻廊窟をゆっくり歩いて行くとクッキリとした磨崖仏が見えてきます。そして出口の側には巨大な仁王像があります。砂岩質なので風化が進んでいますが、他を圧倒する迫力があります。

 廻廊窟の上には鉄製の手すりが着いた階段があり、登ると広い石窟です。なぜかテーブルとイスが置かれています。休憩用でしょうが、無用の長物です。壁には磨崖仏が多数彫られていますが、かなり風化して影絵のようです。

 入り口の石柱には、クッキリと2体の石仏が道祖神の様に彫られています。石仏の下には名前と村名が刻まれ、そっと触って見ると掘った人の息吹が伝わってくるようです。岩谷観音堂はいつ来ても素晴らしい磨崖仏群に感動してしまいます。いつまでも大事にしてほしい宝物のような遺跡です。


保田漁港とカフェ・フィッシャーマンズテラス

2023年06月26日 | 日記

 「道の駅保田小学校」で大きなイカメンチバーガーと玉子焼きサンドを食べた後、車で4~5分走り保田漁港に来ました。ここにはコロナ禍が始まる前に訪れたきりですから、3年ぶりです。車のフロントガラス越しに、海と保田漁協直営・食事処ばんやの大きな文字が目に飛び込んできました。

 ここのばんや横丁に早川さんのカフェ・フィッシャーマンズテラスがあるのですが、先に保田漁港を撮影して回りました。

 漁協の側で漁船が残った小魚を海に流したらしく、トビが沢山来ていました。アンテナに並んで止まっていて、まるでカラスの様です。

 岸壁にはウキの付いた定置網が積まれています。そして漁港の建物から額縁の様に保田漁港の景観が見えて、まるで絵画の様でした。

 

 時間が12時を過ぎていたので、漁師さんがいません。喉も乾いたのでフィッシャーマンズテラスにむかいました。駐車場の向こうがフィッシャーマンズテラスです。

 ここは「食事処ばんや」の入り口にあるカフェ&ギャラリー。早川さんや地元作家の展示販売、個展開催 又色々なグッズを販売しています。カフェでは天草(てんぐさ)から煮だした寒天で作ったあんみつやところてん、挽き立てコーヒー、ジェラート、かき氷等が提供されています。

 私たちは抹茶あんみつとクリームあんみつ(各税込み550円)をいただきました。上が抹茶で下がクリームあんみつ。とても美味しいあんみつでした。何処も手を抜いていない老舗のあんみつ、その物でした。3年ぶりに会った面白ママと話が弾みました。木更津から車で1時間半位でこれるので、ちょくちょく来てみようと思います。


保田小のカフェ金次郎でイカメンチバーガーを食す

2023年06月23日 | 日記

 「道の駅保田小学校」1Fで二宮金次郎の石像を撮影した後、お腹も空いてきたので石像の左横にあるカフェ金次郎に入店しました。レトロな雰囲気の素敵なカフェです。

 店に入ると直ぐにレジがありそこで注文し、先にお金を払う仕組みです。私はイカメンチバーガー(750円)とBセット(飲み物250円)合計1000円を注文、ツレは手焼きたまご焼きサンド(550円)とBセットをお願いしました。

 10分位すると私たちの番号6番が呼ばれました。受け取り口で注文した物を貰い席に着きました。ここはセルフサービスの店でした。レジでは何も言われずにレシートを受け取ったのですが、そこに6番の番号が印字されていて気付いたのです。何処かの店の様に、ネコ型お運びロボットがホーンホーンと音を発しながら持ってくるよりはズーと良いですけれど。

 この店のテーブルや椅子は小学校で使っていたスチール製の物でした。懐かしいですね。後ろの壁にはランドセルも置いてあります。でも最初見た時は誰かの忘れ物かと思いました。

 イカメンチバーガーを見た時、どうやって食べようかと思いました。マクドナルドのビックマック位しか食べた事が無く、その2倍位の厚さのバーガーにはビックリです。結局かぶりつくしかないので、大口をあげて挑戦です。イカメンチは中に沢山のイカがゴロゴロ入ってとても美味。1つ1つ手造りで、単品で頼む時は1人1枚の限定だそうです。完食はしましたが、悪戦苦闘して手と口の回りがぐちゃぐちゃになりました。

 それに比べるとツレの頼んだ手焼きたまご焼きサンドはシンプルです。パンに分厚い玉子焼きとレタスが挟んであるだけ。しかし甘い玉子焼きが絶品です。本店のお寿司屋で1本1本丁寧に焼いた玉子焼きだそうです。この他にも当地のびわを使ったびわソフトやアジフライバーガー、鯨カツバーガーもあるそうなので次回来たら食べて見ようと思います。


富津の「もみじロード」と鋸南町の保田小学校

2023年06月21日 | 日記

 ギャルリ・梦心坊で早川さんの作品を見た際、保田漁港のばんやで奥さんが経営しているフィッシャマンズテラスを思い出し、久しぶりに6/1(木)にツレと車で訪問しました。普通なら国道127号線内房なぎさラインで鋸南町保田に行くのですが、景色の良い県道182号線「もみじロード」をドライブ気分で走行。そして途中立ち寄ったのは志駒不動尊の霊水です。

 ここは志駒川沿いの断崖岩を切り抜いた岩の割れめから湧き出す、志駒不動尊の銘水を汲むことが出来る場所です。この日も車が数台停まっていて夫婦ずれが、大きなペットボトルに水を汲んでいました。

 また水汲み場の他、広い駐車場やトイレもあります。更に駐車場の奥には大きめのテントが置かれ、コーヒースタンドが出来ていました。YAMASOBU COFFEEです。

 ちょうど喉が渇いていたので、アイスコーヒーのブレンドを注文。御代は400円、チョット強気の価格ですが飲んで見るとビックリ。とても美味しいコーヒーでした。そのコーヒーの写真は撮り忘れたのが残念です。今度はホットの「ブランデーコーヒー(600円)」と言うのを味わってみたいです。因みにここのメニューはすべて志駒不動尊の銘水を使用しているそうです。

 ちょっと休憩した後「もみじロード」を保田に向けて出発しました。約30分位カーブのきつい「もみじロード」を走行。以前ツアーで来た時はモミジが紅葉して綺麗でしたが、今は緑一色です。そして午前11時頃に道の駅「保田小学校」に到着しました。

 道の駅「保田小学校」は2014年小学校としての役目を終えて閉校。その後創立126年の歴史を受け継ぎ2015年12月に道の駅として生まれ変わりました。体育館を使った野菜等の直売所、教室を利用した宿泊施設等、学校の雰囲気を残しつつリノベーションした道の駅は全国でもユニークな存在として、人気を博しています。そしてランチを食べに、ここのレストラン街に入りました。


オスプレイが飛び回る木更津の空

2023年06月19日 | 日記

 5/30(火)ツレとカインズホーム木更津金田店で買い物をした後、金田漁港を訪問しました。漁師さんの写真を撮ろうとしたのですが、あいにくの雨で誰もいません。するとその上空を爆音を立ててオスプレイが出現。海の方に飛び去りました。

 火曜の午前中に良くオスプレイが演習飛行をしているので、陸上自衛隊木更津駐屯地側の木更津内港北公園に行ってみました。車で15分位で到着。午前10時10分位でしたが、中の島公園の上空に爆音がしてオスプレイの姿が見えてきました。

 

 V-22オスプレイはチィルトローターを採用した垂直離着陸機。愛称のオスプレイはタカ目の獰猛な猛禽類の「ミサゴ」の意味です。

 木更津駐屯地には現在オスプレイ11機が配備され、最終的には17機になる予定。配備期間は暫定で2020年から「5年以内を目標」とされていますがこれが守れるのか微妙な情勢です。

 オスプレイが木更津駐屯地に着陸した後、今度は大型のヘリコプターが飛び立って行きました。オスプレイに比べるとエンジン音が随分違います。感覚ではオスプレイの半分位音が小さいです。

 オスプレイからは着地した後もエンジン音が響いていました。これを聞く周りの住民や漁師は大変でしょうね。まあ報道によると補助金が出ているそうですが、私ならとてもこの周辺には住めないですね。

 そして約10分位してオスプレイは再度基地から飛び立って行きました。配備5年以内と言う約束は守ってほしいものです。


セイタカシギ・1年ぶりの再会です‐木更津市長須賀

2023年06月16日 | 日記

 そろそろ木更津市長須賀地区にセイタカシギが来る頃なので、ツレと5/28(日)午前6時頃出かけてみました。すると以前蓮田であった沼地、いわゆる蓮池に今年もセイタカシギが来ていました。この周辺も木更津レンコンを復活しようと言う活動があり、野鳥が住むにはなかなか難しくなった今日この頃。遠くから時間をかけて来訪してくれたセイタカシギには頭が下がります。

 内房線側の蓮池にはセイタカシギが2羽、真っ黒いバンが1羽餌を捜していました。セイタカシギはその名のように、脚が長く背が高い旅鳥です。

 使っていない蓮池を周りセイタカシギを捜しました。すると湿地帯にセイタカシギと亀がいるのを見つけました。最初セイタカシギの後ろの黒っぽい物は泥ではないかと思ったのですが、首をあげゆっくりと動いていたのです。間違いなくカメさんです。

 セイタカシギはあちこちの蓮沼にいましたが、全部で7~8羽位でした。先に来ていた鳥専門のアマチュアカメラマンによると、セイタカシギは何か所かで卵を産み温めていたのですが、カラスに卵を食べられたそうです。

 まだ何か所かで卵を温めているらしいので、近々ヒナの姿を見る事が出来るかもしれません。下は昨年6月1日に撮影したセイタカシギが抱卵しているところです

 

 上下2枚は近頃蓮田の変わりに、多くなった田んぼで、餌を獲るセイタカシギ。

 またセイタカシギとカルガモが、よく一緒にいるところを見ます。どちらも追い払ったりしないので、仲良く生活しているようです。最近この長須賀のセイタカシギも知られてきて、野鳥撮影の人をよく見かけます。あまり人が来ない方が鳥たちにとって良いのでしょうが、難しい問題です。


木更津漁港めぐり❶-牛込漁港

2023年06月14日 | 日記

 5/24(水)アウトレットパーク木更津に隣接するカインズモールで買い物をした後、ツレと近くの牛込漁港を訪ねました。潮干狩りシーズンの真っ最中ですが、GWも過ぎて客の出足も一息ついており、閑散としていました。漁港とアウトレット間の草地にはツバナ(茅花)が群生してとても綺麗です。上の写真は観覧車とコラボするツバナ、この辺は藁のツナハリも見られ、変わった光景がある面白い場所です。

 海苔採集用の小型漁船の周りにも漁師の姿はありません。午前10時頃ですが、もう作業は終了しているようです。

 この日は空気が乾燥していて気温も低かったので、東京湾対岸のビルがクッキリと見えていました。ただ残念なのは富士山が雲に隠れて見えなかったことです。でもこの日の朝7時16分頃ツレと散歩中に、富士山がくっきり見え撮っておいたのでそれをUPしました。

 下の3枚は木更津側のアクアライン方向から順番に対岸の景色を撮影した物です。1枚目はアクアラインの橋脚部から海ほたる方向です。

 2枚目は風の塔周辺。3枚目の写真はスカイツリー周辺です。

 そして潮干狩り場の側にある突堤には日本語と中国語、それとどこの国の言葉か分からない文字で、立ち入り禁止の注意書きがロープで吊り下げられていました。潮干狩りには色々な国の人が来るんですね、感心しました。


木更津市郊外の野鳥たち‐カルガモが来た!シラサギもいます

2023年06月12日 | 日記

 5月に入り天候がハッキリしない日が続いていたのですが、5/5の午前9時頃富士山がクッキリ見えました。そして私たちの上空にはカルガモが2羽が気持ち良さそうに飛翔していました。カルガモ今年は3月15日位から見かける様になりました。下の写真は3/15午前7時半頃撮影した降下中のカルガモです。

 

 4月に入るとカルガモをよく見かけるようになりました。上下の写真は4/10午前8時20分頃、近くの田んぼで撮ったものです。

 本州以南に住むカルガモは移動せず留鳥ですが、北に住むものは暖地へ移動する渡り鳥といわれています。全長51.5~64.5cm位で、メスの方が1~2cm小さい様です。和名は「軽の池」昔から狩猟鳥として人気があり、毎年20数万羽撃ち落されているといわれています。下は4/10田んぼの畔にいたカルガモ。畔で卵を温めるカルガモがいないか捜しているのですが、まだ見つかりません。

 4/22撮影した4羽のカルガモ。田植えのすんだ田んぼを餌を捜して泳いでいました。この頃になるとペアが出来ており、後はタマゴを生むばかりです。

 最近あまり見かけなくなったシラサギも姿を現すようになりました。カルガモと一緒になって餌を捜していました。5/5のことです。


雑草という名の草は無い-木更津市郊外の野草たち

2023年06月09日 | 日記

  最近あちこちの友人から、植物学者牧野富太郎博士の話題を聞くようになりました。NHKの朝ドラ「らんまん」のモデル、牧野博士が活躍する事からのようです。少しでも植物に興味を持っ人にとって牧野博士は憧れの人ですから。昭和天皇も言ったと伝えられる名言「この世に雑草と言う草はない」は昭和天皇が牧野博士の講義を受け、引用したと言われています。

 この頃野鳥を見かける事が少なくなったので、野草の写真を撮影しています。トップとその下2枚は、朝ツレと散歩中に撮ったヘラオオバコ。工事用の三角コーンの頭から出ていたのを撮影しました。その下はスズメノテッポウです。注意深く見ていくと色々な草花に出会います。

上はタンポポとハナニラ。下はヒメコバンソウです。コバンソウより少し小さく可愛い草です。

  路肩に咲いていた1輪の水仙。下は自宅近くで見つけたマーガレットとナガミヒナゲシ。

 ナガミヒナゲシのアップ。繁殖力が強く何処にでも見かけます。

  上はシャガ。原産は中国、日陰に咲くので目立たない植物です。そのせいか花言葉は「私を認めて」です。下はコデマリ。野草ではなく、落葉低木ですが、これも目立たない花なので、のせました。中国原産で、帰化植物。別名はスズカケです。

 次はリュウキュウツキミソウ。朝咲いて昼まで開花しているので、ヒルザキツキミソウとも言われます。そして下はどくだみの花。ひっそりと咲いていて可愛らしいです。

 上はアカバナ、ユウゲショウ(赤花ユウゲショウ)と言う別名もあります。そして花の中で花粉が糸状の物に繋がり、ネックレスをしたように見えます。それと自生のホタルブクロ、紫の花が綺麗です。

  最期はツバナ(茅花)最近土手や原っぱで太陽光を浴びて、穂が銀色に光っているのをよく見かけます。ツバナの穂には、かすかに甘みがある事から、昔から子供のおやつとして食べられてきたとの由。正岡子規も「寒山落木」の中で、「三日月のほのかに白し茅花の穂」と詠んでいます。