光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津漁港巡り③-海鳥が遊ぶ新町船溜り

2021年02月28日 | 日記
 
金田漁協で江戸前海苔を購入した後、海沿いの細い路地を通り小さな新町船溜りに移動しました。鄙びた漁港です。近くの金田さざなみ公園の駐車所に車を停め漁港に向って歩いて行きました。すると面白い光景に出会いました。海鳥たちがが舗装道路を歩いていたのです。



 最初は5羽いたのですが、1羽は私たちを見ると海の方に逃げて行き4羽が直進。草むらで餌を捜しています。私たちが近づいてもシカトしています。まるで飼われている鳥の様。黒くて顔の部分が白いのでオオバンでしょうか。





  船溜りには誰もいません。小型の漁船が10艘程係留されていました。以前はすだて船等もありましたが、船主が亡くなったりして海苔やアサリ獲りが主力になっているようです。





 新町船溜りを囲むように細い道があります。この小路以前は貝殻が敷かれた白い道でした。ツレが2011年に出版した写真集『木更津』でこの道を紹介しているのを思い出しました。空気が澄んでいるせいか対岸のスカイツリーが良く見えます。





 そしてこの船溜まりの外れには、海上で亡くなった方の慰霊碑がお地蔵様と共に建てられています。東京湾の方に目を向けると、袖ヶ浦火力の2本の巨大な煙突から白い煙が出ていました。手前の砂浜では2~3人が作業中。そこに太陽の斜光が海に当たり、絵画のような光景が広がっていました。


木更津漁港巡り②-金田漁港・漁協で江戸前海苔を購入しました

2021年02月26日 | 日記
 
 畔戸漁港を撮影し、海沿いの道を袖ヶ浦方面に進みました。アクアラインの下を通り金田漁港を訪問です。ここは昨年9月海苔の種付けの撮影でお世話になった漁港です。



  顔見知りの漁師さんも多く、丁度タンクに水を入れに来た方も海苔の種付けの際にお会いした人でした。そして上空を見上げるとトビが舞っており風情ある漁港の光景を演出していました。





 1年近く海苔の種付けが行われないので、網を巻く水車のような物や、作業小屋が厳重にロープなどで固定してありました。





 種付け場の前には沢山の漁船が止めてあります。海苔の作業以外は刺し網漁で、魚を獲っているとの由。1年中休む暇がない、貧乏暇なしだと笑いながら話していました。



 最後に漁港の端にある金田漁協に行き焼海苔を購入しました。ここで採れた江戸前海苔です。餅やおにぎりに巻いて食べましたが美味しいですね。味が全然違います。漁協特製のきざみ海苔のサンプルもいただき、味噌汁に入れて食べました。香りが良く今度これも一緒に購入しようと思いました。



木更津漁港巡り‐①アクアラインが良く見えます・畔戸漁港

2021年02月24日 | 日記
 
 千葉県の新型コロナ新規感染がなかなか減らない今日この頃。2/18(木)巣ごもり生活を続ける中、三密を避け気分転換をする為木更津周辺の漁港を巡ってきました。漁港を訪ねるのは昨年の11月以来約4か月ぶり、始めは畔戸(くろと)漁港。ツレと早めの昼食をとって午後12時に出かけました。





 静かな漁港です。15分位で到着すると千葉ナンバーの車が1台駐車し、カップルが漁港をバックにスマホで写真を撮っていました。ここで漁師の姿を見かけた事はありません。早朝仕事をしているようです。その代わり黒い海鳥が沢山いました。バンでしょうか?形や色がハッキリしないので鳥の名前は不明です。



 漁港の盛り土の向こうにアクアラインが良く見えます。日差しを浴びて白く光っていました。



 漁港の隣は「ホテル三日月」です。上空を陸上自衛隊のヘリコプターが爆音を響かせ飛行していました。漁港とホテルの間には柵が設けられ電柱が何本か立っています。



 この日は気温が低く風もあったので、対岸が良く見えました。アクアラインもこの場所から見ると、海ほたるから金田ICまでの距離が長いのが良くわかります。調べてみると、海ほたるから金田インターチェンジまでは約4.7㎞でした。


森の中の喫茶店・ライラックで安倍川餅&トーストのランチ‐木更津

2021年02月22日 | 日記

 2/12(金)ツレと木更津市矢那の産直市場に野菜類を購入に行ったのですが、ついでに近くの高倉観音を訪問し参拝してきました。時刻が12時10分位になったので、寺の駐車場側の喫茶店・ライラックでランチをいただく事にしました。



 静かな喫茶店・ライラックに来るのは3か月ぶりくらいです。平日のせいか昼時なのにお客は私たち2人だけでした。10分位して1人おじさんが入って来ましたが、三密には程遠い安らぎの場でした。



 注文したのは私が安倍川餅(税込み650円)ツレがトーストのセット(800円)です。安倍川餅珍しいですね。子供の頃よく食べた記憶が在るのですが、最近見かけないので注文しました。

 大きな餅2つがきな粉と黒密に絡まり、抹茶と一緒に出てきました。黒蜜の濃厚な甘さときな粉が絡み合ってとても美味。抹茶のほろ苦さがよく合います。





 ツレのトーストセットはトーストにサラダと飲み物が付いてきます。トーストにバターとジャムをたっぷりつけて、ツレが食べていました。サラダは野菜が多めでツレが持て余していたので、私が残りをいただきました。



 高倉観音の境内では梅がそろそろ見頃です。早咲きの桜も咲いて春近しを思わせる景観でした。


風に吹かれて・疫病くるな!袖ヶ浦市のたこ飾り(春祈祷)

2021年02月20日 | 日記
 
 2/16(火)木更津市金田のカインズモールで買い物をしたついでに、袖ヶ浦市坂戸市場の「たこ飾り」を見てきました。県道87号線を走行中、木更津と袖ヶ浦の境に架かる小櫃橋付近で藁で作った、蛸を見付けあれは何だろうと思っていたのです。

 調べてみるとこの「たこ飾り」は春祈祷と呼ばれる新春の行事でした。藁の蛸人形を村の入り口にかけて厄病神が入ってこないようにする道切りの一種。木更津ではツナハリと呼ばれ蛸の他、海老やサイコロ等を綱を張って飾りますが、袖ヶ浦では蛸だけです。少し距離が離れただけで大分やり方が違います。不思議ですね。



 最初は袖ヶ浦バスターミナル側の浮戸川に架かる橋に行ってみました。すると橋の中央に竹の棒につけられた藁製の蛸が強風に吹かれ、たなびいています。変わった光景です。




 
 以前は袖ヶ浦市坂戸市場周辺5か所にこの「たこ飾り」が置かれていたのですが、現在は2か所だけになったようです。もう1か所は袖ヶ浦市民会館側にありました。酒屋の隣に大きな樹があるのですが、その木に「たこ飾り」が吊るされていました。吊られたばかりで綺麗な蛸人形でした。



 以前「たこ飾り」の事を調べていた時、市民会館近くの方にこの樹に毎年「たこ飾り」を地元の人たちが吊るすと教えていただきました。樹の横には旧い蛸人形が置かれており、毎年2月の11日にこの行事が行われるらしいので、来年は来て撮影しようと思います。


房総焼きそばと焼うどんが美味な店・たいりょうや‐木更津市

2021年02月18日 | 日記
 
 2/10(水)ツレと木更津市郊外の見立海岸を散策しました。海鳥の群れや富士山を見て気分転換をした後、海岸沿いに在る漁師飯の店「たいりょうや」を訪問。テイクアウトできる焼きそばと焼うどんを購入しました。この店は幟が立っていないと飲食店だとは気が付かない外観です。一見すると漁師小屋の様です。



 道路から坂を降りて行くと入り口です。消毒液やウエットティッシュが置かれて、コロナ対策も万全です。消毒剤で手を拭いて扉を開け注文しました。中は女性が2人で切り回していました。厨房係と接客係の様です。注文したのは焼きそばと焼うどんを1個ずつ、テイクアウトでお願いしました。



 焼きそばと焼うどんには小、普通、大があるそうなので両方とも普通(税込み450円)をお願いしました。普通盛りでも麺は1.5玉との由。さすが漁師飯の店です。

 日差しが暖かいので外の椅子に座って待っていると、10分程で出来あがってきました。



 家に戻ったのは丁度12時頃、パックからお皿に移していただきました。ツレは紅ショウガは嫌いだというので、私が引き受けました。





 麺が1.5玉、ボリュームいっぱいです。私は焼うどん(下の写真)を食べました。ソースの味が甘辛くて丁度良く、柔らかめのうどんとよく絡んで美味しかったです。

 ツレは焼きそばの量が多くて少し持て余していましたが、木更津港側の富士見亭の焼きそばに似てとても美味だと言っていました。この店は他にもメニューが豊富なようなので、再訪して色々味わってみようと思います。


木更津の海鳥と見立海岸からの富士山

2021年02月16日 | 日記
 
 2/10(水)木更津市金田にあるホームセンター「カインズ・モール」に買い物に行った際、近くの見立海岸に寄ってきました。晴れて気温も高く、海辺を散策するには最高です。巣ごもりの最中ですが、1週間に1~2度は蜜を避けて少し遠出の散歩を続けています。

 午前11時頃見立海岸沿いの道路を走行中、アクアラインの上あたりに海鳥の群れを発見しました。ハトより少し小さい位の鳥で100羽位の大編隊でした。





 車を停めカメラを出して追ってみました。姿や羽の色からコアジサシと思われます。船橋三番瀬でよく目撃されるそうですが、今や絶滅危惧種の貴重な鳥。私とツレの上を旋回して再度アクアライン方面に戻り姿が見えなくなりました。





 暫く歩いていると見立船溜りから漁舟が出てきました。堤防沿いを航行して海に向かっています。海苔の収穫でしょうか?





 堤防にはカモメが羽を休めていました。ただその向こうに見えた富士山が霞んでいました。気温が高く風がないのでこんな見え方なのでしょうね。3日前にここを通った時は、風が強く空気も澄んでいたので富士山がクッキリ見えました。下がその時の光景です。


山盛り飯を食す祭りのある山神社と休園中の高宕山自然動物園

2021年02月14日 | 日記
 
 大女が落としたという伝説がある姥石の次は、湊川を渡った先に在る山神社を訪ねました。閑散とした田んぼに囲まれた神社です。人っ子一人いません。ここは新米がとれた後の10月に山盛りの飯を食べて五穀豊穣・無病息災を祈る「大喰いまち」が行われる神社です。





 神社境内には小さな祠が多数並んでいます。その祠の前に風神様とか疱瘡神様等、祠に祀った神様の名前が示されていました。
  今年の10月にこの「大喰らいまち」という行事が行われるか分かりませんが、開催されるようならぜひ見学しようと思います。





 その後県道88号線を館山方面に進み、富津市豊岡に在る高宕山自然動物園に行ってみました。ニホンザルの飼育で有名な動物園ですが、一昨年の台風15号の影響により、現在は休園中でした。



 高宕山自然動物園入り口には六地蔵が置かれています。横に由来の看板が在りますが、動物公園と六地蔵珍しい組み合わせです。



 これで富津市関尻周辺の散策を終え、自宅に戻りました。途中県道88号線を車で走っていると、道路際でワカメや果物を売っている軽トラックを見かけました。





 車を停めて近寄るとフキノトウも売っていました。1籠200円安いですね。ダンディなオジサンに勧められて甘夏やワカメも購入。ワカメは湯がいて山葵醤油でいただきました。磯の香りが最高です。フキノトウはフキ味噌と天ぷらで食べました。春の香りがしてとても美味しかったです。


富津市の巨人伝説を訪ねて‐関の姥石(せきのうばいし)

2021年02月12日 | 日記

 2/7(日)緊急事態宣言が終了する予定だった日ですが、ツレと車で1時間程の距離にある富津市関尻付近を散策してきました。緊急事態宣言は結局栃木県を除いて1か月間延長、巣ごもり生活がまだまだ続くことになりました。

  この日は天候は晴れ、4月並みの気温で快適な散策日和でした。国道127号内房なぎさラインを館山方面に走行。上総湊で左折県道88号線にはいり、富津市関にある姥石を訪ねました。湊川の側にある大きな8角形の石です。訪問したのは2度目ですが、その大きさに圧倒されてしまいます。





 この大岩は昔大女が頭にのせて富津岬から富士山に向けて走った際、落とした石臼と言う伝説があります。姥石の上にのっている丸い石は大女がたもとに入れていた物だそうです。





 姥石は外径2.4m、高さ1.2mもあり、石質は砂岩で8角形に面取りがしてあります。民俗学者の柳田国男も紹介しており、関所の柱の台座、寺の塔礎等色々な説がありますが、はっきりした事はわからない様です。



 姥石の側には湊川が流れています。綺麗な川で、鮎等も獲れます。川の側面には綺麗な断層があり、まるで絵の様な景観です。


木更津・裏町界隈のネコたち

2021年02月10日 | 日記

 2/3(水)ツレと所用で木更津税務署に行ったついでにこの周辺を散策してきました。税務署も確定申告前なので人も少なく密にはなっておらず一安心。税務署近辺は昔花街が在った場所、今でも木更津会館いわゆる見番が残っています。この建物は昭和30年代に建てられた物です。その見番前の植木鉢に白黒のネコがのっていました。そして近くにネコの餌入れが置いてあるのですが、カラスが狙って寄って来ていました。






 税務署から木更津港方面に少し進むと木更津の歓楽街・観月通り。店の名前の付いた変わった形の看板が通りに入り口に置かれています。以前は木更津を代表する歓楽街でしたが今は寂れて見る影もありません。しかし人の姿は無いのですが、ネコは沢山いました。





 店の名前が宵猫・Yoi Neko というスナックもありました。ただ緊急事態宣言の為休業中の店が殆どです。




 
 飼われているのかノラなのか分かりませんが、けっこう太っていて顔も貫禄がありました。



  税務署から富士見通りに向かう細い路地にはレトロな歓楽街があります。その入り口にも大きなネコがいました。まるでここの主の様です。 何はともあれ木更津裏町のネコはしぶとく生きているようです。安心しました。