雑誌をめくっていると1561年4月14日ドイツのニュルンベルク上空で、不思議な現象が起きていたことが掲載されていました。中々興味深い記事ですが、これは当時の新聞のような物(ニュース・ノーティス)が報じたところから引用した事実のようです。
チョット興味がわいたので、この画をプリントしたTシャツがないものかと探したところ、ありました。ツレとお揃いで購入、異常気象で気温が高いので半そでのTシャツが役にたっています。
記録によると1561年4月26日の朝4時から5時の間におこった出来事。ニュルンベルグの住人は音のする上空を見上げ、あまりの光景に固まってしまった。
空中には形も大きさも違う不思議な物体が飛び交っていた。物体の形は球体、円筒型、皿形、十字、楕円、三日月型、そしてシリンダー型からは球体が放出される様が見られた。その内の何個が荒野に墜落したようだ。
物体のスピードはこの世のものとは思えないほど速く移動していた。その動きが終わる頃、とても長くて太い黒い槍のような物が現れて、東を指したり、西を指したりするのが目撃された。この一連の出来事は1時間ほど続き、その後さまざまな形の物体は太陽に向かって飛行し消え去った。以上が当時の木版画に残された記録の抜粋です。
この事件は、中世のUFO目撃事件として有名です。しかし否定派は乳房雲や天体現象として説明できるとしています。地上に落ちて炎上し煙を出しているのは、その時どこかで火事があったのを見間違えたのでは、としています。しかしこのようなスペクタクルが、単なる気象現象で解明出来るとは思えません。乳房雲は音を発したり、速いスピードで移動しませんから。
上の絵は落ちて煙を出している場面のアップ。人物や建物から比較すると、球体の大きさは2m前後。今日のドローンと同じような物でしょうか?無人の記録用円盤(レジスタリングデスク)のようです。
その5年後の1566年7月下旬から8月上旬にかけて、今度はスイスのバーゼルで同様な事件が起こっています。この現象は「1566年のバーゼルのパンフレット」として知られる印刷物に掲載された物です。不思議な現象は7/27、28、8/7に発生しました。27日は異常な日の出、28日は赤い太陽の日の出とともに起きた皆既月食、8/7は日の出前に赤や黒の球体が無数に現れ飛び回ったと記述されています。
下の図は1697年ドイツのハンブルグ上空に出現した「空中で輝く2つの車輪」です。色々調べてゆくと不可解な出来事が沢山見つかります。そんなことはあり得ないと無視したり、既存の出来事として解決しないで、冷静な目で見ることが大切です。私はこれからも不思議な物をコツコツと探して行こうと思います。