光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

袖ケ浦市の古民家に春が来た-旧進藤家住宅の雛飾り

2022年02月28日 | 日記
  
  午前9時半頃には気温が12℃を超えて暖かくなった2/27(日)ツレと袖ヶ浦公園に行って来ました。公園第2駐車場に車を停めて上池奥の旧進藤家住宅の雛飾りを見学する為です。今年はコロナ禍で開催しないのかと思いましたが、ホームページで2/22~3/31まで旧進藤家住宅で公開中との事なので、勇んで訪問して来ました。



  この旧進藤家住宅は、江戸時代末期の嘉永3年(1850年)蔵波村に建築された豪農のお屋敷。西上総地方の伝統的な古民家として袖ヶ浦市の文化財に指定されています。

  私たちが訪問したのは午前10時半頃で、管理をしている方のみ、密にならなくてゆっくり鑑賞できました。木更津の旧安西家住宅と共通するように、土間には竈が焚かれていました。虫よけの意味もあるそうです。





 「住宅内に上がり展示してある雛飾りを見てください。写真も撮影してかまいません」と言う管理の方の勧めで、茶の間の方から入り、雛飾りを見学しました。華やかな段飾りのお雛様がとて綺麗。古い民家に良くマッチしていました。ひな飾りの上にはこの地方独特のしめ飾りが置かれています。





 この住宅は西上総地方の一般的な4つの部屋で構成される4ツ間型の家より、2部屋多い6ツ間型の豪勢な邸宅です。真ん中の間にも2組の雛飾りが置かれていました。





 左端の奥座敷には、吊るし雛と昭和4年の親王飾り、御殿造りのお雛様が飾られていました。古民家が雛飾りによって煌びやかです。そろそろ寒い冬が過ぎ、春の気配が漂ってきました。もう直ぐ春が来そうです。


絶品木更津焼きそば・富士見亭

2022年02月25日 | 日記

  2/24(木)ツレが久しぶりに焼きそば専門店・富士見亭の焼きそばが食べたいというので、テイクアウトして家でいただきました。ここは中の島大橋近くの鳥居崎公園入り口にあるレトロな焼きそば屋さん。メニューは焼きそば(税込み400円)と大盛り(500円)の2種類しかありません。お茶も水も出てきません。少し前までは店内で食べられたのですが、新型コロナになってからはテイクアウト専門の様です。



          

 開店は午前10時半からですが、その前から客が来ていて店の前で待っています。今回はツレが買いに行ったのですが、コロナの前よりも客が多くなって大変だと、1人で切り回すおばさんがこぼしていたそうです。何日か前に会議で食べるからと、三十数個の注文があっててんてこ舞いしたそうです。この時開業以来、初めて他の注文は断ったとの由。



  持ち帰りの焼きそばは必ず新聞紙で包んでくれます。保温性が良いそうですが、家に着いて食べ初めるまでホンワリと温かです。そして新聞は何故か日経新聞です。





  木更津には昔から続く焼きそば専門店が何軒もありますが、ここの焼きそばが一番好きです。ちょっと甘めのソースが中太麺に絡んで美味しいです。具はキャベツとモヤシ、それに豚肉です。ソースは何種類かのソースをブレンドしているようです。べとつかずにさらっとして量が多めの普通盛りの焼きそばも、アッと言う間に完食しました。今度は大盛りにも挑戦してみようと思います。


きさらづの地名発祥の地-太田山公園

2022年02月22日 | 日記
 
  2/17(木)ツレと旧安西家住宅のひな飾りを見た後、この住宅が復元されている太田山公園も散策してきました。この日は晴れて訪問した時間の午前11時の気温は5.4度、空気も乾いていて太田山の山頂公園から市内が一望できました。富士山も少し雲が懸っていましたがその美しい姿を見る事が出来ました。丁度陸上自衛隊の大型ヘリも飛んでいて木更津らしい光景でした。



 この太田山は標高44mで山頂は公園になっており、野良ネコが数匹住んでいるようです。また山頂にはふるさと創生1億円事業で建てられた「きみさらずタワー」がそびえています。






 神代の昔、英雄・日本武尊(やまとたけるのみこと)が東京湾を相模から上総に渡ろうとした際、暴風雨に遭遇し船が難破しそうになりました。その時妃の弟橘媛が、海中に身を投じ海神をしずめたので波風はおさまり、無事に上総に上陸することが出来たとの伝説があります。
 
 命はこの山頂から海を見下ろし犠牲になった弟橘媛を偲んで「君去らず 袖しが浦に 立つ波の その面影を 見るぞ悲しき」と詠んだそうです。そしてこの「君去らず」が木更津の語源になったと言われています。その後この地は日本武尊と弟橘姫の悲恋を伝える地として橘神社が建立され、「恋の森」と呼ばれています。





 橘神社付近には不思議な形の巨木が見られ、神社の隣には細井魚袋の歌碑も建立されています。魚袋は君津群巌根村(現木更津市)出身の歌人。



    

  太田山公園の駐車場には早咲きで知られる川津桜の花が見られました。この公園は染井吉野の桜でも知られていますが、赤色の強い河津桜も青空に生えてとても綺麗でした。



       

ミステリーな藁飾りたち-木更津のツナハリと袖ヶ浦のたこ飾り

2022年02月21日 | 日記

  ツレと私は正月頃に木更津や袖ヶ浦で行われているツナハリやたこ飾りと呼ばれる、不思議な藁飾りを毎年撮影しています。ただ毎年後継者不足等で徐々にその数が減ってきています。しかしこの藁飾りについての文献があるわけでもなく、2人でコツコツと探し回って見つけた物も何か所かあります。今年も買い物や梵天立ての様な行事を撮ったついでに探してみた結果、新たに木更津で3か所ツナハリを見つけました。最初の2枚のカットは1/4木更津市の牛込と袖ヶ浦市の境目付近で撮ったものです。電柱に結ばれていたのですが、新しく作られた物の様です。





 次は2/17木更津市中野地区を車で走っている時に精米所の駐車場で見つけたツナハりです。金田から中野に入る市道沿いの場所でした。疫病や疫病神が入らない様に置かれたのです。

      



 他にはないか、車を精米所の駐車場に停め近くを歩いて見ました。市道の反対側の路地を50m位進むと巨木が目につきました。その木にもツナハリがかけてあったのです。近くの民家に人がいたので聞いてみると、古くからの人達が作った物との由。ここも金田地区から中野に入る旧道の入り口でした。





 そしてこの木更津市中野と袖ヶ浦市の境を流れる浮戸川に接しているのが、袖ヶ浦市の坂戸市場です。ここには先日紹介したたこ飾りがあります。袖ヶ浦市営運動場側の巨木に藁のタコが吊るされており、ユーモラスな顔が哀愁をそそります。



  また浮戸川にかかる栄橋のたこ飾りにも、同様な表情が描かれています。このたこ飾りの向こうには空気が澄んでいるせいか、富士山がクッキリと見えていました。中野地区や坂戸市場付近は、三井アウトレットパークと合わせて大規模な開発が進み、近代的なビルや住宅が立ち並んでいます。しかしその側には昔ながらの建物や風習が残っており、不思議な景観が見られます。まさに令和と昭和が混然としたミステリーゾーンの様です。


木更津・旧安西家住宅のひな飾り-上総の歳時記

2022年02月18日 | 日記
 
 2/17(木)から木更津市の太田山にある、旧安西家住宅にひな飾りが展示されると言うのでツレと見学に行って来ました。太田山は標高44mの低山で、山頂にはきみさらずタワーが立っています。

           



  旧安西家住宅は、江戸時代中期(18世紀初め)に建てられたと推定される上総地方でも最大級の民家。昨年は新型コロナのせいで誰もいませんでしたが、今年はボランティアの方が2名いました。中は薄暗く竈の火が焚かれて暖かでした。





  ひな飾りは広間に2組置かれていました。黒光りする板の間に上の照明が反射して風情があります。ひな飾りもぼんやりと板の間に姿が写りこみ、まるで昔にタイムスリップしたかのようです。



  そして土間には昔使用された農機具や生活用品が置かれています。中でも藁で造った40~50㎝の馬が目につきました。子供たちが、これを囲んで遊んでいる姿が目に浮かんでくる様です。

 

新型コロナ退散-袖ヶ浦市のたこ飾り

2022年02月17日 | 日記
 
 2/15(火)はツレとカインズモール木更津金田店にネコの餌を買いに訪問。その後袖ヶ浦市の三ツ作に用足しに行ったのですが、途中昨年2月に初めて見た袖ヶ浦市坂戸市場のたこ飾りを思い出し寄ってみました。奇しくも昨年たこ飾りを調べて行ったのが2/16(火)その時もカインズにネコの餌を買いに行った日でした。日にちは1日違いですが、不思議な事もあるものです。



 浮戸川に架かる栄橋には昨年と同じ場所にたこ飾りが置かれていました。まだ新しくて最近造られた物のようです。そこに犬を連れた方と散歩中の2人連れの女性が通りかかったので、たこ飾りの事を聞いてみました。2人連れの方は近所に住んでいるらしく、いろいろ教えてくれました。以前はこの地区に入る道には魔除けとして何か所もこのたこ飾りがあったそうです。



 川を渡った木更津ではツナハリと言われる藁飾りを村の入り口にかけて、疫病神や疫病が来ない様に願う行事が行われています。出会った方によると昔は木更津の方が、裕福だったのでタコやエビも飾り、袖ヶ浦は貧しい漁村なのでたこしか飾れなかったそうです。でも今は反対に袖ヶ浦市の方が裕福みたいと、笑っていました

       



 またたこ飾りはもう一か所、袖ヶ浦市民会館側にも見られます。酒屋さんの側の桜の大木にも付けられていました。このたこ飾りも新しいので、造られたばかりの様です。こうして昔の風習がいまだに残っているのに驚きました。このたこ飾りで新型コロナが退散するとよいのですが、ツレとお祈りして袖ヶ浦市三ツ作に向かいました。


創業昭和37年「木更津の味」浜屋のバーキュー弁当とあさり飯

2022年02月12日 | 日記
 
 2/8(火)久しぶりに木更津駅近くの浜屋で、バーベキュー弁当とあさり飯を購入。自宅に帰ってツレと2人でランチとして食べました。浜屋のバーベキュー弁当と言えば「木更津の味」として、知る人ぞ知る味な駅弁です。

 以前ツレが鴨川の東大演習林の自然観察会に参加した際、相模原から来た人がJR安房鴨川駅が集合場所なのにわざわざ木更津で途中下車し、バーベキュー弁当を購入してから安房鴨川駅まで来たと言う話を聞きました。そんな熱狂的なファンを持つ駅弁でもあります。

        

 千葉県の駅弁と言えば、千葉駅万葉軒のトンかつ弁当と木更津駅浜屋のバーベキュー弁当。トンかつ弁当が現在は@550円、バーベキュー弁当は590円、2つとも安くて旨い千葉県自慢の駅弁。バーベキュー弁当は昭和37年(1962年)に木更津の駅弁として木更津駅西口のみまち通り付近で誕生。以来約60年人気を博しています。

        

 バーベキュー弁当は秘伝のタレに漬け込み、一枚一枚直火で焼いた国産のロース肉とタレが沁み込んだ御飯が、マッチした癖になる味。御飯も店主が吟味した地元産の米のみを使用したこだわりの駅弁。現在はバーベキュー弁当の他、大盛り(690円)と特製バーベキュー弁当(820円)の三種類があります。購入したのは特製バーベキュー弁当、肉と御飯がボリュームアップしていて満腹になりました。付け合わせも香の物と大きなポテト、普通サイズにはないきんぴらごぼうが付いていました。

        

        

  ツレが食したのはあさり飯。浜屋のホームページによると、地元富津の工場でむき身にされた大粒あさりを、薄口醤油とみりん等であっさりと炊いて、深川のあさり丼の流れを汲む調理方法で作られた逸品。ベチャッとしないスッキリした美味しさです。付け合わせは香の物と、蓮根のはさみ揚げにサクランボが付いていました。久々にいただいた浜屋の駅弁に大満足です。

        

木更津市郊外の野鳥たち-自宅の庭を訪れたジョウビタキとメジロ

2022年02月09日 | 日記
  
オミクロン株の猛威が収まらず拡大を続けている今日この頃。年末から2月の始めに撮影した野鳥の姿をUPしました。最初は昨年の12/23に撮影したジョウビタキ。散歩から帰り自宅の庭を覗くとスズメ位の大きさで、赤みがかった野鳥を見つけました。

      

  最初は前方を向いていたのですが、私がカメラを構え音をたてたので後ろを振りむいたのです。ツレがジョウビタキのオスはもっと腹部が鮮やかなオレンジとの事なので、これはメスのようです。可愛らしい鳥ですね。冬鳥で雪が降ると良く川べりに現れるとの由。





  また新年を迎えると寒さも厳しくなり、野鳥の餌も減って来たのか自宅の庭に餌や果物等を置いておくと野鳥が寄って来ます。上下のカットは1/24の昼頃ミカンを食べに来たメジロです。





  2/6の昼頃にもメジロがやって来ました。この時は2羽だったのですが、ミカンは先客のヒヨドリが食べていました。ヒヨドリは他の鳥が来ると威嚇して追い払ってしまいます。その為メジロは枝に止まってヒヨドリがいなくなるのを待っていました。


年の初めの木更津港と海鳥の大群②

2022年02月07日 | 日記

 木更津港でプレジャーボートの走行を撮影中、ボートの後ろの棚の様な所に沢山の海鳥がいるのを目撃しました。以前もここにとまっているのを見ましたが、これほど多くは無かったと思います。色々な種類の鳥がいますが、鵜が一番多い様です。



  そのうち小型の漁船が来たので、鳥たちは飛び立ちましたが、そのまま悠然としているシラサギもいました。





  また漁港の駐車場にはノラネコが4~5匹いて、エサをほおばっていました。途中からにらみ合いのケンカがはじまり、食べ終わったネコから姿が見えなくなっていきました。



  時間が午前10時位になると近くの保育園の子供たちの姿が見えてきました。芝生で、鬼ごっこをして楽しそうです。





  鳥のいる棚の奥に、日本製鉄(旧新日鐵)の工場群が見え、溶鉱炉とみられる場所からは煙がたなびいていました。この近くの鳥居崎公園には3月頃、大きなフードコートが出来る様です。木更津港も観光地化されていきますが、鳥たちが住める環境だけは残してほしいものです。


年の初めの木更津港と海鳥の大群①

2022年02月05日 | 日記
  
 年が明けてから、まだ木更津港を見ていないので、1/28(金)ツレと早朝木更津内港北公園に行ってみました。ここは木更津港の中でも一番右にあり。陸上自衛隊に最も近い海釣り公園。木更津港の殆どを見渡す事が出来ます。



  また赤い橋で有名な、日本一の高さを誇る中の島大橋の対岸にある細長い公園です。





  ここから陸上自衛隊の飛行機やヘリコプターの離着陸が良く見えます。そして翌29日には岸防衛大臣がこの地を訪れMV22オスプレイに約10分間体験搭乗したそうです。





  木更津港をプレジャーボートが走り廻っています。走行訓練のコースを設定しているらしく、港に赤いブイを何個も落としてそのコースを航行していました。



  そしてプレジャーボートを撮影していたのですが、木更津港に浮いた筏の様な物に海鳥が沢山翼を休めているのに気付きました。昨年も見た海鳥の大群でした。