光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

木更津のポルシェ通りと木更津郊外から見た富士山

2021年11月30日 | 日記
 
 木更津市伊豆島を走る市道125号線の一部が、日本初の「ポルシェ通り(ポルシェシュトラーセ)」と命名されていると聞いて、11/28(日)ツレと早速行ってみました。この市道は木更津駅から市街地を通り、伊豆島地区を抜けて県道33号線に合流する道。

 その伊豆島地区1kmのネーミングスポンサーを木更津市が募集したところ、ポルシェ・ジャパンが応募し令和3年10月1日から令和8年9月30日まで使用する事が決定したとの由。





 何故こんな所にポルシェ通りを作ったかと言うと、ポルシェ・ジャパンはこの木更津市伊豆島字中ノ台1148-1に「ポルシェ・エクスペリエセンター東京」というスポーツドライビングとブランド体験施設を建設。本年10月1日からオープンさせているからです。ここは2.1㎞の周遊コースを供え、このコースでポルシェのスポーツカーの運転を体験できるという凄い施設です。

    

 コースに併設される建物は、日本の伝統工芸品の江戸切子をモチーフにした外観デザインを採用。館内にも左官や日本庭園を連想させる和のテイストが採用されているそうです。1度入って見たい所ですが、中々敷居が高くて考えされられてしまいます。





  また最近は気温が低く空気が乾燥しているせいか、良く富士山を見る事が出来ます。上下の写真は11/27に撮影。一番下は11/28の午前7時頃撮った木更津市郊外からの富士山です。




木更津市の古刹・長楽寺の紅葉

2021年11月29日 | 日記

 今年一番の冷え込みになった11/27(土)ツレと木更津市請西に在る、真言宗豊山派の長楽寺を訪ねました。この寺は鎌倉時代後期に融源上人によって、上総の国望陀郡請西本郷に創建された後、栄楽年間(1558~1570年)に現在の場所に移動したと伝えられる古刹。紅葉の名所としても名高い場所です。山号は清龍山、院号は明王院、御本尊は薬師如来です。



          

  木更津駅から約1.4㎞の場所に在り、近くを国道16号線が走っています。広い駐車場に車を停め右の出入り口から入ると、紅葉したモミジやカエデを楽しむ事が出来ます。

 



 そしてお茶室の横には、大きな皇帝ダリアが満開です。自宅にも皇帝ダリアの木があり、そちらも見頃ですが、ここの皇帝ダリアはそれを上回る大きな株でツレが驚いていました。

          



  境内には小さな池がありますが、そこの側のモミジも真っ赤に色づきとても綺麗です。その隣はイチョウ、時折吹く風でその葉がハラハラと舞い落ちてきて風情があります。





  背の低いドウダンツツジの木も葉が赤く色づき、その上に落ちてきたイチョウの葉が程よいハーモニーを奏でています。本殿の裏に行ってみましたが、京都を思わせる庭園は紅葉した木が殆ど無く、枝ぶりの良い1本のモミジが紅葉してアクセントになっていました。


第18回木更津こどもまつり③-ビニール袋製のたぬき山車が大人気

2021年11月26日 | 日記
 
 11/20は木更津駅西口周辺で、第18回子どもまつりが開催されました。普段は人通りが無いこの周辺もこの日は親子ずれにハイジャックされた様に、ザワついていました。私たちも新型コロナ対策の為オンラインで事前事前予約をし、参加者用のリストバンドを貰って見学しました。



 みまち通り、八剱八幡神社境内の会場を回り、各種イベントが行われている富士見公園通りに行きました。すると透明なビニール製のたぬき山車に遭遇。昨年ビニール袋でクジラを制作した会社が、今年はたぬきの山車を登場させたのでした。周りに子供が沢山いて綱を引き山車を移動していました。



 そしてこの富士見公園道りには、イベント会場が5か所も設けられていました。その内の一つ、富士見公園①会場では小物グッズが女の子に人気を集めていました。





 また隣の愛染院パーキング会場では、ぬり絵のコーナーに小学生が集まり一生懸命作品を作っていました。脱いだ靴もきちんと揃えられ、礼儀正しさでは私たちのわんぱく時代とは雲泥の差です。





  富士見通りのイベント会場を抜け、駅前の光明寺に出ました。そこでは、たぬき山車が子供たちに曳かれてゆっくり行進中です。駅方向から新たに参加する人が押し寄せています。私たちはあまりの人ごみに疲れたので、ここで帰宅する事にしました。





  駅のコーンコースでは駅ピアノを弾いている女の子がいて、その見事な演奏に見物人が多数集まっていました。


第18回こどもまつり②‐七五三や屋台もありそこはもう昭和の光景

2021年11月25日 | 日記

 11/20(土)木更津駅西口周辺で開催された、第18回こどもまつりをツレと見学して来ました。普段は殆ど人通りのない駅周辺もこの日ばかりは子供たちとその家族でごった返していました。何処からこんなに子供が来るのか?不思議です。

 最初は八剱八幡神社のふれあい動物園を撮影。その後境内を散策しましたが、境内にはお面を売る屋台が出ていました。私の子供の頃もセルロイドのお面を売る店が、祭りには必ず出ていた記憶があります。昔は月光仮面や鉄人28号の面が主流でしたが、今はアンパンマンやドラえもんなんですね。





  暫くしてふれあい動物園に入場しようとツレとそちらに行って見たのですが、えんえん長蛇の列が出来ていて諦めました。比較的人の少ない入り口の鳥居付近に移動しました。すると何組かの七五三詣りの方が車でやって来ました。



  子どもだけ着物姿、家族はラフな服装で参拝する親子がいたり、家族そろって正装の方もいたりして結構フォトジェニックです。





  境内には絵馬が沢山並び、その上にはおみくじが結わえてありました。絵馬には新型コロナが静まってほしいとの願いが多い様ですが、中にはドーナツ屋さんになりたいです、な~んて可愛いのもありました。



  その後みまち通りに戻り、けん玉遊びを見学。古い遊具なのに上手に遊ぶ子もいて感心しました。こんな昭和の光景が続くこどもまつりです。



木更津駅まつりと子どもまつり①-ふれあい動物園もやって来た!

2021年11月24日 | 日記
 
良く晴れて気温も上がった11/20(土)ツレと木更津駅西口で行われた、木更津駅まつりと第18回こどもまつりを見てきました。両方とも午前10時からの開始ですが、初めに駅西口に近い木更津駅まつりを見学です。西口を出て線路に沿って左側に進むと、祭りの係員らしい女性がいて、今高校生が和太鼓を演奏していますので、ぜひ見てあげてくださいと勧められました。



 駐輪場近くの空き地で、木更津総合高校和太鼓部の生徒や顧問の先生達約10人近くが、勇壮ないで立ちで太鼓を叩いていました。迫力がありますね。ゆるキャラも応援して盛り上がっています。



 駅まつりはこの他、軌陸車乗車体験、マジックハンドで落とし物拾い体験、「踏切非常ボタンを押してみよう」等めったにできない体験コーナーもあったのですが、こどもまつりも気になり駅西口からこどもまつり開催中のみまち通りに向かいました。



          

 みまち通りの入り口には、こどもまつりの受付がありました。今回もコロナ感染対策の為、来場者には事前の連絡先の登録が必要。私たちもネットで、登録を済ませています。登録すると入り口で紫色のリストバンドが渡され、それを付けて見学です。

 通りの入り口には成就寺があります。そこではコマ廻しが行われていました。昔の様にオール木製のコマではなく、心棒が金属のコマで幾分小さめですが、子供たちだけでなく大人も楽しそうにコマ回しで遊んでいました。





  そして八剱八幡神社の境内ではふれあい移動動物園が開催中でした。高さ1m位のフェンスに囲まれた中に、小動物が所せましと放されています。色々な色のウサギやモルモット、アヒルやニワトリ、カモもいました。

       



  ヒヨコが箱の中に沢山いました。小さい子供がこわごわ抱っこしていました。昔私の長男が小さかった時、動物園でヒヨコを抱っこする体験があり、長男がヒヨコを抱っこして膝に乗せた時、ヒヨコが糞をして子供が泣きだしたのを思い出しました。懐かしい光景です。



  ヤギもいましたがウサギやアヒルに比べると大きいので、フェンスの外につながれていました。親子づれがヤギと戯れ、嬉しそうです。


テッポウユリの一生-秋風に吹かれ飛び散るユリの種子

2021年11月22日 | 日記

 8~10月にかけてあちらこちらで咲いているテッポウユリ、時々崖や石垣の間に咲いているのを見かけます。確かユリは球根植物、あんな所に誰が植えたんだろうなんて思う事が多々あります。ツレに聞いてみると野生のテッポウユリは種を飛ばして増えていくとの事。それで道端や川沿いに沢山咲いているようです。

 観念的にユリは球根で育つと思っていたのですが種でも育つんですね。それならユリの花の開花から種を飛ばす所まで、撮影してみようと一念発起して、8月から11月までユリの花を追ってみました。





 トップから4枚目までの写真は8月に撮影したユリの花です。テッポウユリはユリ目ユリ科ユリ属の多年生草本球根植物。ラッパの様な花を横向きに咲かせ、清楚で綺麗な花です。

 



 上の写真は10/4の撮影。ただこの頃になると殆ど咲き終わり、花の部分は細長い紡錘形になっています。下は10/28の撮影です。





  この紡錘形の物も次第に先端から黒く変色、終いには茶色の豆の殻の様になりました。





  風が強く吹いた11/12に茶色く変身したユリの花の殻から、種が飛び出していくのが撮影出来ました。いつ種が飛び出るのか毎日見ていたのですが、漸く撮影出来ました。





  ユリの種と言うのは薄べったい楕円形の物でした。軽くて風で遠くに飛ぶように出来ているのでしょうね。調べて見るとこれを土に埋め、土が乾かない様に水やりをし、発芽して球根があるていど育ったら上鉢や地面に植え替えると良いとの事・ツレに頼んで育ててもらう予定です。


銘水の里・久留里⑤-紅葉とパンと造り酒屋

2021年11月19日 | 日記

 久留里の古刹・真勝寺を見学した後、寺の山門近くのベンチで朝久留里駅前の松ぼっくるりで購入したパンをいただきました。この周辺は紅葉が見頃で、深まりゆく景色を堪能しながら美味しいパンを味わいました。

            

 この山門は元々この近くにあった久留里城の城門を模して造られたもの。門の前に建てられた石柱には、酒に酔っている者は入山すべからずと刻まれています。





 小高い場所にある真勝寺を下り国道410号線久留里街道に戻りました。街道を5分程久留里駅方向に行くと、風情漂う銘水の井戸・高澤の水があります。飲んでみると美味しい水で、歩き疲れて乾いた喉をうるわせてくれました。



 高澤の水から5~6軒店を過ぎると風格のある建物が目に入って来ます。紙屋金物店です。明治15年(1882年)の建造で、木造2階建ての土蔵。昔は久留里藩に紙を納めていたことから紙屋の名が付いたそうです。ツレがここで、久留里城印の庖丁を購入しました。ガラスケースには、江戸末期から明治初期に爆発的に広まった久留里鎌の実物が展示してありました。





  この周辺には2つの造り酒屋があり、いずれも久留里の美味しい湧き水を使用しています。久留里街道の駅に向かって右側は吉崎酒造、寛永元年(1624年)の創業。左側は藤平酒造店、享保元年(1716年)創業の老舗酒造店です。また藤平酒造店の前には自噴井戸があり、旅人が美味しそうに銘水を味わう姿が見られました。



  これでツレと行った久留里の町の小さな旅を終え、駅に向かいました。大正元年(1912年)開業の旧い駅舎には、久留里線沿線の美酒と言うコーナーが設けられ、沿線に在る5つの銘酒が紹介されていました。私も全部は味わったことが無いので、機会があったら飲んでみようと思いました。



             

銘水の里・久留里④-美味な豆腐屋と新井白石住居跡、そして真勝寺

2021年11月18日 | 日記
 
  久留里・新町通りの自噴井戸をツレと撮影した後、新井白石の住居跡を見に行きました。途中本格的な豆腐を作る店「紀平豆腐店」に寄り、厚揚げ(税込み125円)を2枚購入。ここの豆腐は久留里の名水、にがり、君津産大豆(小糸在来)をはじめとする国産大豆を100%使用したこだわりの手造り豆腐。美味しい豆腐を使用した厚揚げや油揚げも絶品です。以前食べたあの味が忘れられないので、再度訪問し購入しました。





 新井白石の住居跡は山裾の上総小学校の校門側にあり、林の中に説明板と新井白石住居跡と書かれた白い柱が立っているだけの寂しい場所です。しかし高名な江戸時代の政治学者・朱子学者の白石が、青年期の数年間をここで暮らしたと言う事実は重く、感慨深いものがあります。



 そしてこの辺一帯は安住と呼ばれ、武家屋敷が多く立っていた場所。大きな門構えの家が在ると思えば、反対に崩れかかった廃屋もありレトロな風情があります。





 新井白石住居跡の横を走る細い道を、国道410号線方向に進むと新勝寺と言う寺院に出ます。ここは天文9年(1540年)武田一族の勝真勝(すぐろまさかつ)が創建した禅宗・曹洞宗の寺。境内には黒田藩最後の藩主黒田直養(くろだなおなか)の墓があります。





 真勝寺本堂入り口には、カエルの置物と浄財と書かれた筒状の賽銭箱が置かれています。他にも境内にカエルの石像などがありますが、これは昔寺の池に沢山のカエルがおり、それを敬って置かれているそうです。





  また池の右側には、洞穴の様な井戸があります。これは江戸時代嘉永4年(1851年)に掘られた井戸。この清水を集めて竹樋で久留里上町8ヶ所に給水しました。千葉県最古の水道水源地と言われています。


銘水の里・久留里③-新町の自噴井戸

2021年11月17日 | 日記
 
  銘水の里・久留里の町を11/12(金)ツレと散策してきました。君津市久留里地区は清澄・三石山系の山林に降った雨が、天然の地層を通る過程で濾過されさらに地下水脈を通って来た豊富な地下水が春夏秋冬、24時間、自噴井戸からこんこんと湧き出ている場所です。

 久留里駅を出て国道410号線を亀山方面に歩くと県道32号線が交わる交差点があります。その交差点を左に曲がると新町通り。新町の小井戸と呼ばれる自噴井戸が沢山置かれた通りです。トップの写真も新町に在る大きな井戸で、軽トラのおじさんが井戸の清掃をしていました。





 信号から2~30m行くと1つ目の円筒形の自噴井戸があります。この横に蔵や旧い木造住宅が並ぶ細い道が奥に続いています。行って見ると国道410号線と並行する1本奥の道で、木村屋金物店の裏通りです。

 道に入ると直ぐに石の蔵がありました。蔵には大きな銘板が張ってあり、弘化弐年(1845年)創業、木村屋金物店と表示してありました。この金物店は江戸時代末期の創業で、現在も営業しているのには驚かされます。またこの店の敷地には背が低い電柱が有り、クラシックな碍子や電灯がついていました。今も使われているようです。





 新町通りの両側に、三角形で金属製の覆いを被った自噴井戸が沢山置かれています。コップや柄杓がついているので、私も飲んでみましたが、水道水より柔らかく丸みのある水と言う印象でした。





 またこの通りには「雅めだか園」と書かれた幟が立っている家がありました。ここでめだかの飼育や販売をしているようです。今やめだかは大人気ですから。



 暫く道沿いを歩くとコンクリート製の自噴井戸の側に、新井白石住居跡の看板が建てられていました。そしてこの横に在る自噴井戸は新町最大の水量を出す井戸で、ここから新町の小井戸にパイプで水を供給しているそうです。



 この後、新町通りから新井白石住居跡に向かいました。


紅葉まじかの銘水の里・久留里②-レトロな店と個性的な食の店

2021年11月16日 | 日記
 
 11/12(金)久しぶりにツレと君津市久留里の町を散策してきました。久留里駅前の水くみ広場には何時もの様に他府県ナンバーの車が沢山停まっています。銘水をペットボトル等に入れ持ち帰る人たちですが、ペットの犬も美味しそうに水を飲んでいました。ただ喉が渇いているだけでしょうが、犬にも銘水の美味しさが分かるといいですね。

そして広場の前は久留里名物「みゆき通り商店街」です。この通り、入り口にはラーメンの幟と喜楽飯店のメニューやら宣伝がはられた引き戸の様な物があるだけ。1m幅くらいの路地が続いています。







 店は扉やシャッターが閉まっており、まるで昭和の路地のよう。ただ久留里の名店、喜楽飯店だけは活気があります。店の前は食品サンプルが入ったガラスのショーケースが置かれ、昔ながらの中華屋さんと言う雰囲気です。何度か入店して食べていますが、味は絶品です。



 このタイムトンネルの様な路地を抜けると国道410号線久留里街道です。





  この通りも昭和の様な雰囲気の店が並んでいます。みゆき通り商店街出口の反対側は木村金物店。明治元年(1868年)に建てられた店舗との由。153年たった今でも営業している凄い金物店です。





  そしてみゆき通り商店街出口から左に行くと「松ぼっくるり」と言うパン屋さんがあります。久留里に来るとかならず寄ってパンを購入しています。この日も4個買って、これから行く真勝寺で食べる予定です。





  今度は国道410号線を上総亀山方面に進むと、久留里と言う信号があります。県道32号線との交差点ですが、その角は「いせげん」呉服店、ここもレトロな建物です。その反対側にはコトノ珈琲店と蔵造の白熊生花店、この周辺が久留里レトロ建築街の中心地です。