4月初めの事ですが、船橋市民ギャラリーで開催中の津乗健太写真展「楽しくなさそうにはしていない猫」をツレと見てきました。船橋競馬場に住むネコの生活を撮影した写真展。競馬場のネコがしぶとく生きている様が良く表現された写真です。その後久しぶりに船橋駅界隈を散策してきました。駅南口の仲通り商店街です。
船橋は人口約64.5万人で、千葉県では千葉市に次いで人口の多い都市。県都「千葉」に対し商都「船橋」と呼ばれる程、昔から商業が盛んな町です。
また駅からまっすぐに伸びて本町通りと交差する大通りにも、不思議な店がありました。「あなたに会いたくて」です。米と味噌にこだわったネオ和食居酒屋だそうですが、今度行ってみようと思います。
本町通りに出て大神宮の方に向かい市立図書館横の道を駅方向に向かいました。今度は仲通リ商店街の看板のある方から、商店街に入ったのです。
商店街を駅の方に20~30m行くと、杉山畳店が在るはずですが、畳店が無く更地になっていました。
創業百五十年を超える老舗の畳店です。ビックリして、調べてみるとホームページに本町から旭町に引っ越しましたと出ていました。4代目が頑張っているそうです。下の写真は2年程前のこの場所にあった杉山畳店です。いつも人がいなくて、何か購入しようとした時大きな声で店員さんを呼んだことがありました。
そして商店街の中程には居酒屋・加賀屋があります。開店(16時30分~23時)と同時に一杯になると言う伝説を持つ飲み屋さんです。よく開店前から行列になっているのを見かけましたが、創業40年だそうです。ただ都内に在る加賀屋チエーン店とは無関係だそうで、ここと県内のもう1店舗だけとの事です。
船橋は川端康成の書いた小説に「船橋は兵隊の町」とあるように軍都習志野の近郊都市として栄えていました。戦後は戦災を逃れた駅前が物資の集散地として栄え「日本の上海」言われる程闇市が賑わっていたそうです。ここ仲通り商店街を通るたびに、この闇市の香りを感じる今日この頃です。