いつもなら、年末には発行している山案内も出さぬまま、ぼくはサボっている
昨年も色んなものが僕の目の前に現れては消えていった
消えてしまって、二度と会う事が出来ないものもたちもある
それは、解決のつかないまま、ずっとずっと僕の心に残っていく事柄だ
枯れ枝の先にだれかが刺した空き缶は時々風に揺れてカラカラと音を立てる
淡々と冬の仕事をこなす
気が向けば山を滑り、愛犬の散歩にもでかける
友人と楽器を奏でる
いつも持ち歩くカメラで日々を切り取ってみる
美しいものはどこにあるのだ?
冬の朝、凍てつく空気は心の支えだ
ずっと冬なら良いのに
段々強くなる陽射しに寂しさを感じるのはぼくだけだろうか?
冬が大好きだ
やっと季節に追いついたと言うのに
淡々と、淡々と、ただ淡々と冬の日が訪れればいいのにと叶わぬ夢を見るのはぼくだけだろうか?
さあて、そろそろやらなくちゃね。
もう少しお待ちください。