山岳ガイド赤沼千史のブログ

山岳ガイドのかたわら、自家栽培の完全手打ち蕎麦の通販もやっています。
薫り高い「安曇野かね春の蕎麦」を是非ご賞味下さい

冷麺はじめました

2018年07月27日 | 安曇野の暮らし

ふと思いついたらやらずにはいられなくなる性分てどんなモンなんだろう?
外は猛暑!
冷たいモノでも喰いたいなあと。
ネットで調べたら意外と簡単ジャンと言うことになって、昼飯は蕎麦粉も使って自家製手打ち麺の冷麺。

僕が初めて冷麺なるものを食べたのは二十代半ばのことで、友人の結婚式のために神戸を訪れた時の事。
その友人が連れて行ってくれたお店で、冷やし中華でなく冷麺てなんじゃあと思って食べてみてびっくり。
凄い麺のコシ、冷たくてなんか漬け物の汁みたいな味のするスープ。
美味い!ともいえず、まずい!とも言えず、要するにその頃の僕には理解の出来ない不思議な食べ物だったことを覚えてる。
それから時たま焼肉屋などにあるのを見つけては食べるようになって、なんとか冷麺を理解しようと現在も時々食べてみるが、まだ、冷麺というモノをわかった気にはならない。
そんな僕がふと思ってしまったのだ。
冷麺を打とう!麺は麺だ!


やれば出来るもんだ。
多少なりとも麺打ちの心得があるからかなあ、割とサクサク作業は進んでそれなりの麺が打ち上がった。
さて、そのお味は?
言っても改善の余地ありだらけなんだけど、まあまあ美味かった。
と言うわけで

韓国冷麺はじめました!

ゆで卵忘れたw


昨日も今日も夕焼け小焼け

2018年07月26日 | 安曇野の暮らし

さあて、メシを喰おうかなと食卓に座ると窓から夕焼けがちらりと見える。
ありゃあ、また今日もだw。
カメラと三脚を抱えて田んぼの畦まで走る。

そうそう、日中あつくて土間やら日影にダラダラ寝そべっているハナちゃん(犬)も連れ出してやろう。
リードを外すとぴょこたんぴょこたんうれしそうに走り出すと蕎麦の種蒔きに備えて耕したふかふかの畑を弾丸の様に走り回って一日のうさをはらしてる。

今日の夕焼けもやっぱりすごかった。
田を渡る風の気持ちいいことと言ったら。
何故今年はこんなに素晴らしい夕陽が毎日観られるのだろう。

いよいよ地球最後の日は近いのか!

今日の夕食は親子丼と丸茄子の揚げ浸し、そしてオクラと豆腐の味噌汁。
折角作った夕食はまた今日も冷めてしまうのだ。

 


初めてだぞ!クリンソウの水中花

2018年07月24日 | ツアー日記

先日の西日本豪雨のころ仙丈ヶ岳のツアーに出かけ北沢峠にバスで到着してびっくりした。

北沢峠は標高2,032mの南アルプス北部にある峠で、甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳への登山口となっていて、両側から斜面が迫り針葉樹の巨木に囲まれた谷間のような場所なのだが、その中心に船窪型の地形がある。

そこにはなんと、一面のクリンソウが!

ただびっくりしたのはそれだけではない。

なんとなんと、よく見ればその船窪地形には連日の大雨で水が溜まりそのお花畑の半分ほどが水没しクリンソウが水中花となっているではないか!

なんじゃこれ!である。

クリンソウは日本原産のサクラソウ科の多年草でどちらかというと湿り気のある環境を好んで生育する。

これだけのクリンソウのお花畑に遭遇したのも初めてだったが、それが水中花とは。

しかも水没したクリンソウは、おそらく彼らの本意ではない環境に於かれているにも関わらず、凛としてなんとも美しい。

果たしてこのクリンソウ達は無事に実をつけることが出来るのだろうかと心配にはなるが、実に珍しいモノを観ることが出来た。

あちこち色んな季節長い間山を歩いてきたが、初めて出会うものってまだあるんだなあと思ったのだった。

 


槍ヶ岳三昧

2018年07月22日 | ツアー日記

ボチボチと仕事に復帰して、楽ちんルートをやらしてもらっている。
常念岳〜蝶ヶ岳ルートは意外と来たことが少なくて、久々に歩く稜線はとても新鮮だった。
2日目の朝常念岳を超えると、ルートは大きく降り一旦樹林に入ったりもするのだが、そんな場所に広がるお花畑は今や百花繚乱。
地元の山とは言え燕岳辺りと雰囲気も随分違うもんだなあと感心しつつ蝶ヶ岳に向かった。
今年の猛暑は張り出した太平洋高気圧の上層にチベット高気圧がのしかかる事で起きているんだそうで雲がわきにくく、稜線はずっとギラギラの太陽に照らされている。
喘ぐように登り、少しでも涼しい場所を見つけては涼を楽しむ。ほんとこの空気を里に持って帰りたいわ。
僕の住む安曇野穂高あたりは、松本盆地の底にあたり、夏には県内最高気温を記録する事もたびたびだ。
日が沈めば涼しくなるのだが、日中の暑さはハンパ無い。
今日も暑いんだろうなとか、先日蒔いた大豆は芽が出るかなとか、ハナちゃんは(犬)やる気ゼロなんだろうなやっぱとか考えつつ歩いた。

夕方立ち上がった積乱雲を夕日が染めた。
それを眺めつつ脱水になった体にビールが悪魔のように旨かった。

最終日三俣に下山、標高が下がれば当然熱くなるのだろうと思っていたのだが、巨木の原生林の中は思いの外涼しくて助かった。
緑が持つ冷却機能ってやっぱすごいんだな。

今年の春林道が崩落して三俣から二キロほど下ったところが仮設の登山口となっている。そこには登山相談所があって救助隊仲間のN君がチョコンと座っていた。そして僕の顔を見つけるなり
「赤沼さーん、ちゃんと歩いてるじゃないすか?ずりーな、ずりーー!」
と彼。
N君は長年の登山活動で膝を痛め、現在登山は極々控えめに、時々ある救助活動とボルダリングぐらいしかできていないのだそうだ。
僕が怪我をしたことを聞いて同じ故障者仲間だと思っていたらしい。
「おいおい、そう言う時は『よかったすね!快復おめでとうございます!』と言うもんだよ君」
と諭しておいた。

山はすばらしいものだ。
こうしてまた山を歩けるようになったこと、心からうれしかった。

 

これは多分国際宇宙ステーション、めちゃ明るくて高速で移動していた

 

 

 

 


安曇野山岳フェスタ2018

2018年07月06日 | ツアー日記


突然ですが、明日明後日と安曇野市穂高会館にて安曇野山岳フェスタが開催されます。
今年は私が所属する有明登山案内人組合の創立百周年も取り上げてくださり、記念のサコッシュ(小さなポーチ)と手ぬぐいの販売を行います。
私は両日とも会場にいる予定です。
8日午後1時からは有明登山案内人組合創立百周年記念公演として、世界的海洋冒険家白石康次郎氏と私との対談がございます。私の話など取るに足らぬものですが白石さんの話は是非お見逃しなく。
恥ずかしながら多数の方のご来場をお待ち申し上げております。

こちらの画像をクリックしてHPにどうぞ ↓↓↓

 

 


駒ヶ根風ソースカツ丼

2018年07月04日 | 安曇野の暮らし

作った食事の写真を撮る場合、夕食時は食卓の照明の光で撮ることになるのだが、どうしてもイマイチ美味しそうには撮れない。
やっぱり自然光の元が一番美味そうに見える。
だから昼メシがよいのだが、仕事もしなきゃならないのに夕食みたいにこったモノを作ってる場合じゃあないし、ビールを飲みたくなってしまうのも困る。
そのまま飲みモードに入ってしまったら一日は台無しだ。
ああ、不条理はどこまでも僕につきまとう。

さて、本日の一人昼飯は厚み3センチの駒ヶ根風ソースカツ丼。
本当はビールをやりながらトンカツを半分頂いて、残りの半分で御飯を食う!と言うのがソースカツ丼の正式な食べ方だと思うのだが、涙を呑んで我慢した。
ああ、不条理!