最近魚の煮付けにはまっている。
ちょっと前にイワシ、先日は赤メバル、三日おいて今日は近所のスーパーで見つけた35センチほどの福岡産天然真鯛、548円。
マジ天然?
ま、そこはおいといて
真鯛って意外と安い!
こないだのメバルはもっと小さくて798円だったかなあ?
煮付け初心者としてはかなり思い切った買い物だった。
本日の真鯛、ウロコも取ってあるしハラワタも取り除いてある。
便利だなあと思いつつそこら辺もちょっとやってみたかった。
蕎麦茹で用に使っている我が家で一番大きなアルマイト鍋37センチに鯛の半身がようやく浸る程度の酒と水を同量、その三分の一ほどの醤油とみりん、ショウガ一かけを加えて落としぶたをして中弱火で炊きあげていく。
しばらくしたら、煮汁を表側にかけながら煮詰める。
絶対にひっくり返してはいけない。
頃合いをみて砂糖を加え甘さを加減する。
最初さらさらしていた煮汁が次第に粘度を増していく。
ああ、このたまんない匂い!
そして鯛の皮目に美しい照りがのった頃それはついに完成したのだ!
あーもう待ちきれないのだが先ずは日本酒をグビリとやりながらしげしげと眺める。
喰ってしまうのがもったいない程のなかなかの出来映えだぜ!
箸を入れるとほろっと剥がれる身。
いいねいいね。
煮汁にどっぷりつけて口に放り込む。
おー!美味い!!
驚愕のうまさ!
外はこってり、中ふわっっふわ。
海から遙か離れた内陸の長野県で、こんなモノが頂ける幸せ。
そして日本文化が造りあげた食の妙に感激だ!
日本人に生まれてよかったなあ。
いつかはキンメそして超高級魚ノドグロを炊いてみたいと思うのであった。