テント泊登山で使うEPI等のガスボンベが残り少なくなってしまったけど、山に持って行くには足りないし、かといってそれを日常生活で使うこともなかなか難しくて、結局中途半端に残ったボンベを捨てるに捨てられず山ほど所有している方は結構いるのではないだろうか。
そこで、この器具の登場だ。名を「つめかえ君」という。僕はこの器具を知って100本近く有ったEPIを、一日がかりで片っ端からかたづけた時には、 積年の胸のつかえがやっと取れて人生がバラ色に見えた。少し大げさだが、そのぐらいすっきりする。
上の写真左がEPI同士を詰め替えるもので、右のは家庭用カセットガスボンベと、EPIを繋ぐアタッチメントだ。これがあれば、自由自在ガスを入れ替えることが出来る。
僕は夏の間は新しいEPIガスボンベを買わない。家庭用カセットガスをEPIに充填する。経費は4分の一だ。それで問題は何もなくて、ブタンがどうのこうの、プロパンが云々と言う事も気にしない。若干着火性が悪かったり、全開で燃やすと不完全燃焼をおこし安かったりすることがあるが、そんな使い方は先ずしないので、夏であれば全く問題はない。冬は流石にガスの配合の問題があって調子が悪いので、冬用ボンベの新品を購入する。
充填作業は、若干緊張をする。僕の場合、鍋に湯を沸かし、送る側を湯煎して暖め内圧を上げてやる。そうするとスムーズにガスが移動する。どのぐらい暖めるかは感だが、暖め過ぎると当然爆発すると思うので細心の注意を払わなければ大変危険である。こまめにやることだ。湯煎などしなくても充填は出来ると思うが最後の最後まで出し切るには、暖めることが必要だ。それと、まだ入ると言って詰め込みすぎると、ボンベのアーチ状底が逆に膨らんだりするのでこれも大変危険だ。総重量でレギュラーで400グラム、ラージで700グラムが限度だ。
僕はこの商品が違法なものだとずっと思っていた。だって、かなり危険だもの。だけど調べたらアマゾンでも売ってるので違法と言うわけでもないのだと、今胸をなで下ろしている。とにかく、自己責任に於いて使って頂きたい。鈍くさい人は絶対に手を出さない方がよい。僕は一切の責任を負わないので悪しからず。よい子はマネしちゃダメ。
こんなことを考えながらブタンとプロパンの割合を調整してるんでしょう。ブタンをボンベに移す時は、温度を上げる必要がありますが、プロパンはその必要はありません。
いかにせよ、気をつけてやらねばならない行為です。僕は一度、そこらに漏れたガスに引火して、髪の毛がやけた事があります。プチ爆発でした。
いままではガスボンベの重量を計り、残量から残り何分かを推測していました。手元には使用途中の6個のガスボンベが破棄されず残っていますので「つめかえ君」が活躍しそうです。
古来わたしは「白ガソリン」を使用するコンロ「ホエーブス625」の信奉者で一時4台を所持していました。現在は製造されてなく、その会社も無いということです。今は携帯用として「トランギア」を所持しています。これは白ガソリンを使用しますが、食器の中にコンロの本体が入ってしまう、直径15センチ×高さ7センチのおわん型です。
今でもあるのでしょうか、軽油を使う「ラジュース」がありました。夏の北ア涸沢のテント場で2回「ラジュース」の失火でテントが炎上するのに遭遇しました。それを見てからは今でもテント生活のときには、ナイフを胸ポケットに入れ、もしもの時はテントを切り裂く心構えをしています。
時は流れました、今はガスコンロの時代でしょうかね。
トランギアのコンロがあるんですね。知りませんでした。
昔のコンロは、プレヒートが足りないとえらいことになりましたね。テント内パニック。それも良い思い出。
つめかえ君気をつけて使って下さいね、詰め替え行為は実は違法だそうです。自己責任です。
売ることは違法ではありません。
しかし、使う事は違法です。
アマゾンや楽天でも海外規格のトランシーバーなど国内で使えば(電源を入れれば)違法になる機器は多く販売されていすのが実態です。
(法規上規制できないのです。)
単なるバルブとナットの組み合わせなので、それ自体販売することは違法かというとそんな事はありませんね。そんな事言ったら、水道のパーツとか全てのバルブ、ナットが違法になってしまいますよね。
ただ、これを使うことは違法。しかしその違法性は、使った事によって事故等が起こらない限り、多分誰もそれを問わないのだと思います。もしこれによって引き起こされた第三者への損害が生じたとすれば、その使用者が全てを負うべき事となるでしょう。