ワケあり サギ

8月30日（日）　


今日は先週も出かけた隣市の砂浜の海岸へ行ってみました。

潮の時間がイマイチで、今日は夕方満潮になります。
ここは遠浅の海でかなり沖まで潮が引くため、満潮近くの時間帯じゃないとシギチは近くで見る事ができません。
双眼鏡で見ると遠くの方にシギがいるのはわかるのですが、種類まで特定することができませんでした。
こういうときにフィールドスコープがあったら便利なんだけどね～。


潮が満ちて来るまで、河口や近くの農耕地周辺を探鳥することにしました。


河口にはキアシシギやソリハシシギの群れ、それにたくさんのサギ類がいました。
その中に・・・見たことがない羽色の大きな鳥発見。
「もしかしてツル？？」と心臓がバクバク。
まずは敢えてノートリで。





灰色の羽に黒っぽい頭。。。
本当にツル？と疑問を持ちつつ撮影しながら、少し落ち着いて考えてみると・・・

　 ツルならばもっと大きいはず。
　 ツルならばこんな河口にはいないはず。
　 ツルならこんな時期にはいるはずがない。

ってことで、ツル説は却下になりました。
それならまだ見たことがないサギ類？？
でもこんな色合いのサギ、図鑑でも見たことがないような・・・。

先ほど撮影した写真をカメラのモニターで拡大して確認してみました。





ん　なんじゃこりゃ？？
これってもしかしてもしかすると・・・アオサギ？





アオサギがコールタールか何かで汚れて黒くなっているようです。。。
どこでこんなに汚れちゃったの？？
黒いアオサギは対岸にいたのでそちらに移動して良く見てみました。




お腹と足、嘴、顔が汚れて真っ黒になっていました。
左は普通のアオサギです。


なんだかかわいそう。。。
でも幸い羽は汚れてなくて、ちゃんと飛ぶこともできるようでした。





餌も捕っていたようなので大丈夫だとは思うけど・・・早く汚れが取れますように。




砂浜の海水が残っているところでダイサギが餌を捕って食べていました。










ん　なんかちょっと変だな？と思っていたら飛びました。


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水の中におりて歩くダイサギを見ていると・・・





右足の関節の少し下くらいから先がありませんでした。
何かに襲われたか事故にでもあって失ってしまったのでしょうか。
でもこの子は普通に歩いて餌も捕って、がんばって生きていました。

汚れてしまったアオサギも足を失ったダイサギもたくましく生き抜いて欲しいです。がんばれ～！

カキカキ・・・

8月29日（土）撮影


私の好きな、鳥のカキカキ特集です。（特集というほどでもないけど。 ）





ヒバリシギのカキカキ。















こちらはトウネンのカキカキ。



鳥がカキカキしてるのを見るとつい顔がゆるんでしまいます。
ユーモラスでかわいいですよね

トウネンと・・・

8月29日（土）撮影


ヒバリシギ4羽と一緒にトウネンが2羽いました。







最初は水田の真ん中辺りにいて遠かったのですが、我慢強く待っているとだんだん近くに来てくれました。




こんな風に忙しく餌を捕っていたのですが、突然・・・





うずくまってしまいました。




あれ？と思うと同時に、いきなり水田の真ん中辺りに大きな影が。
ビックリして撮影も忘れて見ていると、大きな影はすぐに水田の畔に移動しました。
慌ててファインダー越しに見てみると・・・オオタカでした。
成鳥に換羽中の若鳥かな？それとも単に換羽中？？







水田の小さな鳥を狙っていたのでしょうね。
そういえばヒバリシギも上空を気にするそぶりをしていたなぁ。。。
それにしてもビックリしました。

オオタカはすぐにカラスにモビングされて飛んで行ってしまいました。
獲物ゲットは失敗したようです。（ちょっとホッ。オオタカくんゴメン。）







その騒ぎで撮影していたトウネンは飛んで行ってしまったようです。
4羽いたヒバリシギも1羽しか見えなくなっていました。

もしかしたら別の水田に移動したかな？と思って朝寄った水田に行ってみましたが、タカブシギがいただけでした。
でも戻ってみると、ヒバリシギ4羽ちゃんと確認できました。草の中にでも隠れていたのかしら？？
トウネンも2羽いましたが、最初にいた子とは別の子かな？
1枚目の写真の子と羽色が違う気がします。






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渡りの途中に寄った水田でもなかなかゆっくりと休めないんですね。
敵はどこから襲ってくるかわからないから、いつも警戒していなくちゃいけません。
自然の世界は厳しいけど、どうが無事に目的地まで渡っていけますように。