聖なる怪物たち 第３話 ＊感想＊

＊　聖なる怪物たち 　「私の赤ちゃんを返して！」　＊　　番組HP

相変わらず二種類のドラマを同時に見せられているような気分にさせる　このドラマ。
優佳（中谷美紀）の迫力や　精神的な危うさを見せる圭子（加藤あい）の物語に思わず引き込まれて見ていると
突然　健吾（岡田将生）と担当患者のエピソードに切り替えられて　
仕方が無いから　今度は健吾の手術シーンに意識を集中していると
突然　またもや圭子のエピソードを見せられるという・・・なんとも落ち着かない気持ちにさせられる。
それでも　健吾のエピソードは前回よりも良かったかなぁ。
健吾のエピソードだけに時間を割くわけにはいかないこともあり　表面的にサラ～っと描いた感じは否めないケド。
ただ　母体と胎児のどちらを優先させるべきか・・という今回のテーマには　
もうひとつのドラマとの関連性が見えるから　前回よりはまとまっているように感じるわねぇ。
どうにかして　母体と胎児のどちらも救うことはできないのかと悩む健吾と
迷うことなく胎児を選ぶと　（思わせぶり感タップリに）言い切る優佳の対比も面白かった。
「見返りのない善意ほど信用ならないものはない。」　と　
三恵（鈴木杏）を脅すかのようなコトを言う　優佳の恐ろしさたるや　も～うゾクゾクするし
そんな優佳に負けない三恵の強さや　敏雄（長谷川博己）をネットリと見つめる嫌らしさにゃあ　そそられるし
チョッと面白くなってきたわぁ。　正直　健吾のエピソードには　あんまり興味はないので
さっさと健吾があちら側に絡んでくれると　もっと楽しめると思うのだけど・・・。
　
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