家定(愛希れいか)と阿部正弘(瀧内公美)の関係に心打たれる。
「そなたのために将軍になった。
そなたが自在に空を飛ぶために、
ここに座っておるのだ、私は。」
こんな風に言われたら正弘はさぞ嬉しかろうと思ったし、
そのように家定に言わせるだけの働きをしてきた正弘を頼もしく思ったし、
あのような関係を築き上げた二人の様子を嬉しく思ったわ。
この深い絆がこのドラマの醍醐味のひとつだものねぇ。
ドロドロもいいけれど、こういうのがやはり素敵だ。
いやいや、、
あの禍々しさがあったからこそ輝く、あの関係、、
禍々しさの権化・高嶋政伸さんのお陰でもあるか。
ほんと嫌らしかったわぁ、、、家慶(高嶋政伸)。
呼び出しに遅れた正弘に厳しく当たる家定が悲しい。
あの姿には胸が痛くなったよ。
瀧山(古川雄大)の人となり、
正弘と瀧山の関係、
広大院(蓮佛美沙子)の協力を得る流れ、
家定のための奥を用意する様子、などなど、
興味深い要素が盛り沢山の今回。
もう少し、ゆっくり、じっくり見せてくれ〜
などと思ったりもしたのだが、
盛り沢山のものを一気に楽しんだ満足感はある。