Lee's Diary

ドラマが好き。
お気に入りのドラマの感想をつぶやいています。

GOLD 第4話  *感想* 

2010-07-29 | 夏ドラマ(2010)感想
* GOLD 「焼かれた人形-子を亡くした全ての母へ」*

前回からスッキリとまとまりだした悠里(天海祐希)の考えや演説。
今回も 「何故人間は他人を傷つけずにはいられないのか」 といったコトをテーマに 
分かりやすくまとまっていたのが良かったなぁ。

冒頭の討論会で悠里が言った「小中学校の私立を撤廃するべきだ」という考えは面白かった。
両親の考えが大きく影響してくる幼稚園や 同じような学力の子供達が入学する高校とは違い
様々な環境の子供達が一緒になって学んだり生活したりできる場は (公立の)小中学校の間だけだと
ずっと私も思っていただけに この悠里の考えには共感できるものがあるわぁ。
もちろん 私立を撤廃すべきだなどといった過激な考えは思いもつかないけれど。
実際に洸(松坂桃李)と廉(矢野聖人)を公立校に通わせていた悠里。
辰也(寺島進)は私立に通わせたがっていたというのは 何だか意外ではあるけれど
そんな考えの辰也に悠里が言った「私立は物語がない。」という言葉は最高。面白い表現が印象的な言葉ねぇ。

驚愕の過去が明らかになった相馬(加来千賀子)の問題で 悠里が語った演説も見応え(聞き応え?)たっぷり。
全社員を緊急招集するのは初めてだというトコロに 悠里の並々ならぬ覚悟がにじみ出ているし
相馬を雇用するに至った経緯と悠里の思い 息子を亡くしてからの相馬の生き方に対する悠里の考え
生きて罪を償い続ける相馬の息の根を止める人間を許さない という悠里のきっぱりとした覚悟
などなど いつもよりもテンションを抑え気味に語られる悠里の演説は とても良かった。
「想像力を持って 心を進化させていくべきだ。」という言葉の深さに考えせられるわぁ。
全社員の前で相馬を擁護したのに 結局 退職願を受理せざるをえない悠里が見せた涙も印象的。
第3話に続いて また少し 悠里の感情の一端を見ることができたことが嬉しい。

「母さんに不良品だと思われたくない。」
「一等を獲って 母さんが喜ぶ顔が一番好きなんだ。」と泣く廉の様子や
「女性が相談する時は 答えは既に出ている。」という悠里の教え通りに 
パーフェクトな相談相手に成りきってみせた洸の様子も とても印象的だった第4話は
修一(水上剣聖)の死に隠された秘密や 宇津木(綾野剛)の出生の秘密も明らかにされるなど
とても面白いストーリーね。 少しずつ動きが出始めはしたけれど まだまだ気になることがイロイロあるし
今後の展開が 今まで以上に楽しみになってきたなぁ。

そうそう 忘れてた・・・。
今回のリカちゃん(長澤まさみ)から吐き出された 驚くべき暴言は 
いかにも 長澤まさみさんが演じるリカちゃんのイメージといったカンジで面白かったなぁ。
イジメには毅然と対応したい悠里が 思わずイラっとして置き去りにしてしまう気持ち・・・分かるなぁ(笑)。 

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