ソープランド

　出張のお客Aさんが「どこか抜くところないか」と言ったので、居合わせたお客さんとソープランドの話を始めた。
　私の自宅の近所にも、かつては龍神と言う遊郭街があったが今は跡形も無い。

　私　「和泉にある信太山は15分7500円や」
　客A「15分は短い。俺、遅漏だから時間が足らん」
　客B「大阪やったら飛田新地がある。20分1万5000円や」
　私　「満足しよう思たら、目的が目的だけに“マンコ”ロはいるなあ」　
　客B「神戸やったら福原が有名や」
　私　「俺、20歳くらいの時に先輩に連れて行ってもろたわ」
　客A「どうやった」
　私　「ワクワクして風呂に入って待ってたら、お腹の弛んだ母親みたいな人が入って来た」
　客B「それは可哀想に」
　私　「逆にこっちがお金貰わんなアカン思たわ。参ったで。母親みたいな人と出来るか？」
　客A「へえ、しなかったの？」
　私　「した！俺も若かってんやろな。頭では嫌や思ても、セガレがいうこときいて…」
　客B「ウチの会社の若い子は、滋賀の雄琴温泉や岐阜の金津園まで車を飛ばして行くで」
　私　「雄琴温泉は高いらしいな。高級店やったら60,000円はするで」
　客C「熊本に初めての人の為にお試しコースがあって、入浴料が50分5000円の所があるで」
　私　「そら、安いわ。A君、そこへ行きや」
　客A「熊本やで、いくら安くても交通費で使い果たし、ソープ代が無くなるわ」

　一句：男同士　話が尽きぬ　ソープ談議