〔最強寒波〕寒気弱まるも冬型の気圧配置続く 引き続き大雪・高波に警戒
気象庁は16日04:54、「大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報 第14号」を発表しました。
北日本や東日本の上空に流れ込んでいた寒気は弱まり始めており、日本付近の冬型の気圧配置はあす17日にかけて続きますが、次第に緩む見通しとなっています。
現在、青森県酸ケ湯や山形県肘折では240cmを超える積雪を観測しています。引き続き、北日本から東日本では、きょう16日の夜にかけて、山沿いを中心に局地的に大雪となる見込みであり、大雪による交通障害やなだれ、路面凍結に警戒・注意してください。
また、北日本から西日本の海では、あす17日にかけて日本海側を中心にしけとなる見込みとなっており、うねりを伴った高波に警戒・注意が必要です。
■気象概況
【積雪の深さ】(16日04:00)
・青森県 酸ケ湯 247cm
・山形県 肘折 242cm
・福島県 桧枝岐 193cm
・新潟県 津南 174cm
・上川地方 朱鞠内 169cm
・上川地方 音威子府 166cm
・群馬県 藤原 162cm
・山形県 大井沢 158cm
・新潟県 守門 150cm
・福島県 只見 142cm
【24時間降雪量】(16日04:00)
・上川地方 下川 40cm
・群馬県 藤原 40cm
・上川地方 美深 36cm
・岐阜県 河合 36cm
・山形県 長井 33cm
・山形県 米沢 33cm
・福島県 桧枝岐 33cm
・群馬県 草津 33cm
・山形県 山形 33cm
・岐阜県 高山 33cm
■今後の予想
【降雪量】
(〜17日06:00/多い所)
・80cm 北陸地方
・60cm 東北地方、関東甲信地方
・30cm 北海道地方
【波の高さ】
(〜17日)
・6m 北陸地方
・4m 北海道地方、東北地方、近畿地方、中国地方、伊豆諸島
■防災事項
・警戒・注意:大雪による交通障害、なだれ、路面凍結、高波
こんなニュースも
ブルガリアの黒海が過去60年間で初めての「凍結」という事態に
ヨーロッパ各地に停滞し続けている極端な寒波は、いまだ続いていますが、現在の寒さの極端さを物語る事象として、「黒海が 63年ぶりに凍結した」という報道がされていました。
黒海は、ブルガリア、ルーマニア、ウクライナ、ロシア、グルジア、トルコと接する内海です。冒頭の「凍結した海」が撮影されたのは、ブルガリアのブルガスというビーチリゾートでした。
この黒海という内海は、基本的には冬でも凍結しない海ですが、今年の強い寒波で凍結し始めたそうです。最後の凍結は 1954年とのことですので、63年ぶりになります。
日本だけではない