厳冬「ラニーニャ現象」のせい?気象庁がひと月遅れで発表…春まで続く
南米ペルー沖から赤道付近にかけての海域では先月、海面水温が平年より低かったとして、気象庁は11日、「ラニーニャ現象が発生している」と発表した。
ラニーニャ現象とは、南米ペルー沖から太平洋赤道付近にかけての海面水温が、東部で低く、西部で高くなる現象で、2016年秋に6年ぶりに発生し、今春終息したばかり。
エルニーニョと比べると、はっきりした特徴がわかりにくいが、ラニーニャが発生すると、太平洋の熱帯域で東から吹く貿易風が平年より強くなって、海面水温がインドネシア近海では暖かくなり、南米沖で低くなる。
このためインドネシア近海では積乱雲が発生しやすく、日射量が少なくなる傾向があるため、日本付近では西高東低の冬型の気圧配置が強まり、冬の間は気温が低くなる傾向がある。
米海洋大気庁(NOAA)は先月13日に気象衛星の画像を分析した結果、「ラニーニャ現象はすでに発生しており、65〜75%の確率で冬の間継続する」と予測している。
一方、気象庁が11日に発表した速報によると、11月の東日本の低温と西日本の日本海側での少雨と沖縄・奄美地方の日照不足がラニーニャ現象時の特徴と一致していたとして、ラニーニャ現象が春まで続く可能性は60%だと予測した。
この寒さは耐えられない!!
11月から下手すればゴールデンウイークまで・・・・・