アメリカ航空宇宙局(NASA)が12月9日(現地時間)、突如として全世界に向けて衝撃的アナウンスを行った。なんと東部標準時14日の午後1時(日本時間15日午前3時)より緊急会見を開き、ケプラープロジェクトが成し遂げた歴史的発見について急遽報告するという。会見の模様はオンラインでリアルタイム配信される予定だ。
■世界中のメディアが注目、地球外生命体を発見か!?
「ケプラー」といえば、2009年に打ち上げられたNASA最新の宇宙望遠鏡にほかならない。その名は、惑星の運動に関する法則を発見した天文学者ヨハネス・ケプラーに由来し、地球の衛星軌道上ではなく、太陽周回軌道上に投入された。究極のミッションは、人類の移住先候補となる太陽系外惑星を見つけること。現在は「K2」と呼ばれるミッション第2段階にあり、すでに2500以上の太陽系外惑星を発見――。そんなケプラーによる歴史的発見とあれば、「ついに地球外生命体を発見したのか」「“第2の地球”が特定されたか」と海外メディアがざわつく現状も頷ける。
■発表内容を紐解くカギはグーグル製AI?
14日、いったいどんな衝撃的事実が明かされるのか? 緊急会見の告知アナウンスには、当日の発表内容を予想するいくつかの手がかりが含まれている。NASAによると「今回の発見は、ケプラー宇宙望遠鏡と人工知能(AI)との協働による成果」であるとのこと。また、発表に立ち会う科学者として、NASA本部の天体物理学者ポール・ヘルツ氏や同エイムズ研究センターの科学者ジェシー・ドットソン氏らとともに、米・グーグルのAI部門でシニアソフトウェアエンジニアを務めるクリストファー・シャルー氏が名を連ねている点も見逃せない。
さらにもう一点、NASAが緊急会見の告知アナウンスと同日に宣言した“ある方針”にも注目が集まっている。その中でNASAは「今後の宇宙探査ではAIをさらに活用」し、「スペースコミュニケーション分野でも積極的に用いていく」ことをアピールしている。もっとも、海外メディア「INQUISITR」によると、この“スペースコミュニケーション”とは衛星をコントロールしたり、そのためのデータを送受信するシステム全般を指すものであり、AIの活用によってすべてがよりシームレスに、リアルタイムで行えるようになるという主旨のようだが、それにしても何とも思わせぶりな表現ではないか。
以上の事前情報から察するに、やはりケプラーが地球に送ってきたデータに、何らかの重要な事実が含まれており、グーグルのAI技術を活用することで解析に成功した可能性はありそうだ。それが地球外生命体からのメッセージであり、初めて人類と地球外生命体との間で“スペースコミュニケーション”が図られたのかもしれない。昨年NASAは、「スピッツァー宇宙望遠鏡」が約40光年彼方の「TRAPPIST-1(トラピスト1)」系に地球型の惑星が7つも存在していることを発見し、やはり大々的に発表している。もはや、この地球が“奇跡の星”などではなかったことが明確になった現在、人類と地球外生命体との邂逅は秒読み段階にあると考えることもできるが……すべての真相はあと数日で明らかになる。
SF・・・・みたいな話ですが14日を待ちましょう