父方の祖母は 今老人ホームにいる
6月に太宰府天満宮で買った長寿のお守りをまだ渡せずにいた
私がホームに着くと敬老の日の食事会が始まる前だった
七人ほどが一つの机を囲むように座っていて
大きな部屋に100人ほど集まってただろうか…
祖母を見つけた
かすかに見えていた目は もう何も見えないことが分かった
祖母の席に案内をされて、声をかけた
「おばあちゃん、cocchiyが来たよ」…祖母が笑った
お守りを手に握らせると その手をぎゅっと握り頭を下げた
まわりのおじいちゃん、おばあちゃんとも少しおしゃべり
「長い間来れなくてごめんね。また来るからね。もう行くね。」
部屋の入り口から祖母の様子を見ようと振り返った
同じ席の方たちに
「やっぱり孫はかわいいわ」と話す祖母の目から涙がこぼれていた
祖母に会い、祖母と話し、祖母に触れ、当たり前のことだけど尊く感じた
6月に太宰府天満宮で買った長寿のお守りをまだ渡せずにいた
私がホームに着くと敬老の日の食事会が始まる前だった
七人ほどが一つの机を囲むように座っていて
大きな部屋に100人ほど集まってただろうか…
祖母を見つけた
かすかに見えていた目は もう何も見えないことが分かった
祖母の席に案内をされて、声をかけた
「おばあちゃん、cocchiyが来たよ」…祖母が笑った
お守りを手に握らせると その手をぎゅっと握り頭を下げた
まわりのおじいちゃん、おばあちゃんとも少しおしゃべり
「長い間来れなくてごめんね。また来るからね。もう行くね。」
部屋の入り口から祖母の様子を見ようと振り返った
同じ席の方たちに
「やっぱり孫はかわいいわ」と話す祖母の目から涙がこぼれていた
祖母に会い、祖母と話し、祖母に触れ、当たり前のことだけど尊く感じた