おねえちゃん(中2)が、世田谷区主催のジャズバンドに入りました。
(まさか受かるとは思っていなかったのですが、熱心に履歴書を書いている姿を見て「本気だな…」
と感じていました。)
以前、やはり生徒さんがピアノで合格しライブを聴きに行ったこともありますが、
とにかく!スゴイ!!
一流の講師陣です。
世界を股にかけて活躍しているプロのジャズミュージシャンに教われる、またとない機会なのです。
おねえちゃんが入れてもらった楽器はテナーサックス。
それで、G.W.最初の3日間の間に開講式に行きました。
もちろん、プロの演奏もあり、昨年度のメンバーによる演奏もあり…。
演奏もスバラシかったけれど、何よりも重みがあったのは、主催の先生の言葉です。
(誰もが知っているプロのトランペット奏者です。)
「僕は長くニューヨークで暮らしているから日本語が出てこなくて~」と
ユーモアたっぷりにお話をしてくれました。
「今いろいろ教育の現場で暴言を吐いたはかないって言われてる先生がいるじゃない。
その先生に真心があるのかないのか、その先生と付き合ってみなければわからないんじゃないの?
僕は結構驚いちゃうような事言っちゃうんですけどね~。てへ(笑)
でも、僕は愛を持って接しますよ。」
「若いうちに、一度でも血のにじむような努力を、経験をしてごらんなさい。
それはこれからの君たちの人生の中で、大きな肥やしになるんだよね。」
「なんにでも感謝すること、そういう心を持ってね、これは宗教でもなんでもなく。
とにかく、ありがとう、楽器ができる今日1日にありがとう、これがとても大事でね、
そういう気持ちで毎日過ごして、そして努力して…そしたら神様はちゃんと大きなプレゼント
をくれるんだよね。これは間違いないんだよ。」
プロフェッショナルでいるってことは、それに真摯に向き合うっていう…、
寝食忘れてそれに没頭して、でもそれは辛いことではなく、楽しくて仕方がない…
そんな感じでしょうか。
私も生徒さんと本気で向き合うって事を思わず考えて、それには自分の生活も大事にし、
自分のしたい事にも一生懸命するってこと。なんてことを思ったり。
さて、生のメッセージ、おねえちゃんはどう受け取ったでしょうか?
練習現場は、かなり厳しいようですが、おねえちゃんは「そんなの当たり前じゃん」とさらりと言ってましたが。。
それを肌身を持ってわかるのはさて、いつぞや。。
私も楽しみであります♪
夏の本公演に向けてがんばれ~!!
ちなみに私も中学生で音楽教室に入り、とにかく毎週のお稽古では必ずボロボロになりました。
木っ端微塵にされた帰りは、必ず女子トイレで悔しくてひとしきり泣いて、
それから電車に乗って帰ってました。
ついには白髪だらけになったりもした(笑)。。
でも、あんなに切羽詰ってピアノに向き合った数年は、貴重です。。
先生があまりに色々おっしゃるので、嫌われてるのかしらん、と思ったりしたけど
受験の時に一番力になってくれたのはその先生でした。
お稽古しながら…毎回手が震えながら弾いて、その時の空気感、悔しさも悲しさも褒められた時の喜びも
それを今でもしっかり覚えているのです。