「音みる(音のみるふぃ~ゆ)」ブログ...♪

100名を超える音楽教室「音のみるふぃ~ゆ」のレッスンノート。また3人娘の子育て日記。

うちの子レッスン日記8

2005年06月27日 | うちの子レッスン日記
 暑さにすっかりばててます‥。目がまわりそう。。

妹も、お姉ちゃん同様アレルギー体質。いつくる?とどきどきしてたらしっかり出ました、アトピーが。。で、また掻きまくる性格なんで、傷だらけになってしまい、いよいよステロイドさんのお世話になっております‥。あれよあれよという間に治るって事は、やっぱりこの薬って強いんだろうな。
妹は、3歳になってもまだ気が付くと親指をすっていて、薬をうっかり触った指を吸っている…という事態にぞっとした私は、これを機に止めさせよう!という事で、「吸ったら指きっちゃうぞっ(こわ~^^;)」と脅かしております。夜も、ドラえもんのごとく親指を中に入れたぐー、にして「ママ、絶対すわないからねっ!」と健気にがんばっている妹。。ここはひとつ、ふんばりどころ、乗り切ってほしいです

 そんな妹がこのところ、妙にピアノ、はりきっているのです。「なべなべそーこぬけ、ほら弾けた♪」とか、知らぬ間におねえちゃんから教わり弾いていたり…。こんな都合のいい話はありませんが(笑)もちろん音符もまだ読めないし(読んだ気にはなっているみたいだけど…)、手も小さくて鍵盤を掴むのもやっとなので、あまり私も念入りに見てあげていません。げんこつで弾いたり、パーで弾いたり、リズム打ちや歌ったりする事がほとんど。でも本人は、それはピアノのおけいこではない!と不満に思ってはいるらしく、「それ(リズム)はいいから、ピアノ弾く」と言ってはいすによじ登っている!!そんな事今までなかっただけに(ピアノ?好きじゃないもん!って言ってたくせに^^)、一体何がどういう心境の変化かしら。。 ならば、きちんとレッスンしようかな?と少し始めてみましたが。まったく、人から教わるという事が嫌なんだろうか…。こうしてごらん、と言った事を「えー、ちがうよっママ」と次々と全否定。…となる気持ちをおさえて、じゃぁ好きにしたら!?と私がすでに放棄モードに入って和音を隣で弾いていると、「あ、それそれ!」と見よう見まねで弾こうとしている。もちろん弾けないんだけど、それらしい指を置いて「こう?」と聞いてきます。どうやら、コピーするのは得意みたい。ま、今のうちはいいかな。。でもいきなりコードなんて、そうくるか…とちょっとびっくりした私。

 常々、変わっているとは思っていましたが。。で、意味の分からない歌をコードを押さえたつもりになって弾き語りしている妹に、おねえちゃんと私、目を合わせてこっそり笑いあっている日々です。。

ある日のレッスン風景9

2005年06月24日 | ある日のレッスン風景
 土曜日クラスのGraceちゃん、先週のレッスンで一言。「ブログ見ました。バッハが得意な子がいるんですね~っ。」そう、Graseちゃん、バッハがなかなか思うように弾けなくて本人もじれったいんだろうなぁ、バッハに関してはスランプに陥っている(?)真っ最中。。
 
 複数の旋律を上手に聴き分けて弾く事は、本当に難しいと思います。で、なんでMiMiちゃんが、弾きわけられるのか‥というと、それはもう、毎日ブラスバンド部でいろんな楽器の音を耳にしてるから‥ではないのかしら。生まれ持った何か‥だけではなくてやはり「聴き慣れた」、それに尽きるのではないかと思います。英語のヒアリングと同じですね。ある日突然聴こえるようになる!ような。きっと長いトンネルを抜け出た感じに似ているかと思います。
 で、Graceちゃんですが、MiMiちゃんも弾いたベートーベンソナタをおけいこしてます。こちらはまたとてもいい味付け!!で、同じ曲でもこんなに違うんだよねぇ‥と私も驚いています。(MiMiちゃんは弾きにくそうだったもんね?)いいじゃない?Graceちゃん、バッハはこれから開拓しよう!MiMiちゃんには、もちろん古典にも強くなってもらいたいし‥。
 それぞれに得意不得意があるのは当然だし、でも気嫌いしないでいろんなスタイルの曲にトライしてもらいたいなと思う私です。

 それから‥、中高生になって部活やテストや他のおけいこごとが忙しくなっても、毎週通い続けてくれる二人。だからこそ、それぞれの時代の様々な作品をも勉強できる力がついてきている。しかも自分に合うスタイルを探す事もできる!ようになってきて、いよいよおもしろくなってきたでしょう?
それでこそ、頑張ってきた甲斐があったっというもの。。続ける事には意味があるんだなぁ。

ある日のレッスン風景8

2005年06月20日 | ある日のレッスン風景
 土曜日クラスのお教室には、2台のピアノが並んでいます。これを生かさない手はない!という事で私と生徒さんとで、2台ピアノで弾く連弾を普段のレッスンでも取り入れました。そこで思った事、その1、「数えてないなぁ…」。圧倒的に拍子を数えていない生徒さんが多い。
自分が弾いていないフレーズの時は、ほけっとしてる事が多い(笑)んですね。で、自分が担当するフレーズになってありゃりゃ?となっている…。だめだって、聴いてなくちゃ、数えてなくちゃ。そう、連弾は相手がいる。それこそ集中しなくてはならないのです。
 その2、「間違えても先に行かねば!」これは音楽全般に言える事ですが、連弾は特に立ち止まっていられないのです。やはり、相手がいるから。たま~に、『あ、消えた、さぁどうやって戻ってくるかな?』と思ってちらっと見ると、隣で困った顔でたたずんでいる生徒さんが(笑)!!そう、連弾は間違えても忘れてもなにくわぬ顔して、先に進まないと成り立たないのです。万が一コンサートで止まってしまったら?「で、どこから始める?」なぁんて舞台の上で打ち合わせを始めなくてはならない!でしょう?
 あぁ、そんな恐ろしい。。という事は一。どう転んでも最後まで弾き通せるくらい、その曲に対して余裕がないといけない→(連弾に限らずですが…)自分のパートに責任を持たなくてはいけない→とことん練習しかないのです。それがたとえ地味なパートだろうと…。

 でも、連弾は楽しいです。そう思っている生徒さんも多いんじゃないかな?
4本の手で奏でられるオーケストレーションというのは、一人の時よりずっとダイナミックで魅力的…と思います。相手のパートも聴ける余裕が出てくればなおさら。もちろんそれは必要不可欠な事なんですが。

いいですか?先生今どこ弾いてるの?なんて聞いちゃだめなのよ

つぶやき。

2005年06月17日 | 日記
先日、テレビ見ていての会話。
私「これつまんないね。変えようか?」一とむりやり番組を変えた時、
「つまるよ。。」とぼそっとつぶやいていた、妹(3歳)。つまる‥
なるほど。。日本語って難しいな。

 外国の生徒さんに英語でレッスンしてる時、手のフォームを注意しながら
「これはだめって事だよ。」と×印を手で作ったら
「なんで、エックスを??」と聞かれました。ふむ。○×って使わないのかな?
おもしろかったらしく、「エックスっ!!」と何度も真似してました。(ちなみに4歳さんです。)

 今日、音みるのレッスンで、ひよこさんの次にへびさんが出てくる時、ちょっとアラビアっぽいピアノの音を鳴らしました。その時のみんなの顔!!
にこにこしていたお顔が急に「」になって、ちゃぁんと聴いてるんだなぁと思うと、おかしかったです。

 日々、発見の連続。おかしくなっちゃいます。こういう事が、毎日をきらきらにさせてるんだなぁと大げさだけど思います。
 ちいさいなりにいろんな事考えてるんですよね、子供って。

ある日のレッスン風景7

2005年06月13日 | ある日のレッスン風景
 ABRSMグレード検定、皆さん合格おめでとう受験された全員が合格、本当によかった!一と思いつつ、頂いたアドバイス&点数表を見ると今後の課題も一杯です‥。みんな揃って課題曲の点数はやっぱりとてもよかった。。でもスケールがねぇ。もっと毎日の中で重点を置かなければだめなんだなぁ‥と私も反省。一番、基礎となること、おろそかにしないように練習してもらおうっと、と決意を固めた私です。(「え~っ」という声が聞こえてきそう
 ABRSMの課題曲もそうなってますが、それぞれの時代やスタイルで曲はがらっと変わります。今までの生徒さんからの人気投票からすると、1位はベートーベン。ワーストは...?その名もJ.S.バッハ…。「聴いていると素敵だけど、弾くとなると対位法がちっともわかりません」という生徒さんは少なくありません。そんな中で*MiMi*ちゃん、先週とても楽しそうにバッハのインベンションを弾いてきてくれたので驚きでした!!
聴かせてもらう前にベートーベンソナタを弾いていて、私は聴きながら『形式で固めてある古典派は合うと思ったんだけどなぁ。。うーん』と実は思っていました。ソナタを渡す前は、訳あって学校で弾く為、華のある曲を…とショパンのワルツを選んでいました。上手だったけど気持ちをのっけて表現する…までには届かなくて、それは*MiMi*ちゃんの性格を知っている上で、とても納得できてしまう私でしたが、ならばやはり古典かな‥と踏んでベートーベンを渡したのです。そして、おけいこを進めていく中での印象は、悪くはないが好きでもないんだな‥(笑)という感じ。もっとぴたっとくるかと思ってたけどなぁ‥と思っていたら意外や意外、はまったのは職人堅気のバッハおじさんだった!!そういえば彼女は、普段とても完璧主義で、バッハと合い通じるものがっ!!(笑)。(こじつけ?)

「弾いてて楽しかった」という*MiMi*ちゃん。思い掛けない新たな一面を見せてくれたのでした。はぁ、バッハかあぁ。。完璧主義から程遠い私(笑)としては、屈託なく本当に楽しそうに弾いている*MiMi*ちゃんがまぶしいのでした。私も久々に弾いてみるかなぁ、フーガとか...。。

音みるレッスンノート2

2005年06月10日 | 音みるレッスンノート
 いよいよ梅雨かな?しとしとと降る雨の中、今日も元気にレッスンが始まりました。少しずつ音楽にのって歩けるようになってきた生徒さん達。ぞうさんになったり、ちいさなリスさんになったり…。音のニュアンスを感じられるようになってきました。たった2ケ月でもその成長ぶりは目覚ましい。ついこの前までもじもじしていたお友達が、楽しそうに歩いたり歌ったりできると私もとてもうれしくなります。今はとにかくいろんな音楽をインプットさせて、徐々にアウトプットさせる事につながったらいいなぁと思います。
 
 テレビを見ている時はよく歌ったり踊ったりしているのに、他のお友達と一緒だと恥ずかしくってできない…っていう事も当然ありますよね。慣れるまでの時間のかけ方は、きっと人それぞれでしょうし、その場で一緒に音楽を聴いているっていうだけでも今後ずいぶん変わってくると思います。ちなみに、うちの子達もそうでした。家ではあんなにできるのに、なんで外ではやらないんだろう?という事ありました(今でも‥あります)。でも、そのうち場慣れしてきて、保育園で歌ったりする事もすっかりできるようになりましたが。人って変わるんだなあァとつくづく思ったり‥

 今後はお歌も増えていきますよ。みんなが元気に歌って、じめじめしたお天気もふっとばしてくれたらいいなぁ!と思います。

うちの子レッスン日記7

2005年06月06日 | うちの子レッスン日記
 しまじろうの付録についてきた、おじぎ草の種を植えたおねえちゃん。1週間も経たないうちに、芽が出てきました。“おじぎくん”と命名。せっせと水をやる日々。途中で放り出さないか少し心配‥

 レッスンでは、ハ長調からト長調など調の違う曲に挑戦。ソラシドレの音階を使ってキラキラ星を弾いてみる‥。ところが、ドドソソララソ~♪でしっかり頭に入っている彼女には、ソソレレミミレ~♪、ほら同じでしょ?と言ってみたところで、「??」。なぜ調を変えて弾く必要があるのかわからないらしいのです。その時、私のちいさかった頃が突然フラッシュバック!しました。ああ、そうだ、私もそうだった‥。すっかり忘れていたけど、同じように思った事があるぞ?某有名音楽教室でのグループレッスンに通っていたわたしは、やはりテキストでドレミファソ→ソラシドレに変わって、およよ??となったのでした。だって、ソラシドレはそれ以外には聞こえないし、一体全体なんだってト音記号のお隣にいきなり♯がくっついて、慣れ親しんだ(?)土星みたいなドから始まるドレミファソが急に姿を消したのか‥、音符が読めるか以前に、どう説明されたってその頃の小さいおつむには理解不可能だった‥あの時!!
 ところが、すぐにまたテキストがハ長調に戻ったので、思い悩むほどの事はなかったのですが‥。で、1年生になって個人の先生についてすっかり楽譜が別になり、また同じ問題にぶつかった時!1年経っていたのでしっかり理解力がアップしていて難なくクリアーしたのでした。

「小さい頃にいろいろ詰め込むのは、無理がある」と思い出して、おねえちゃんの課題をそそくさと別のものに変えた私。

いや、きっと同じ5歳でもとっとと先に進めるお子さんもいるんだろうな。。それはそれですごい!でも、わかって弾いてもらいたいので、ここはひとつ慎重にいかねば。。

ある日のレッスン風景~さよなら、しぇんちゃん編~

2005年06月03日 | ある日のレッスン風景
 レッスン室の近くにインターナショナルスクールがあるので、外国の生徒さんも英語でピアノレッスンをさせて頂いてる私。…と、書くと、さも、英語ぺらぺらのように思われるかもしれませんが、何を隠そう、片言英語しか出来ません…(笑)。なのに、お引き受けしてしまった(んな、無鉄砲な!と家族中に恐れられた^^;)、初めての生徒さんが、今度、シンガポールに帰国する事になりました。最初は2年という事で、期間も短いし、世界共通語の音楽だし…なんて、軽い気持ちで臨みましたが…あまかった…。言ってる事は半分わかるが、やっぱりわからない。。でも、教えねばっっ!ピアノ嫌いにさせたらいかん!!という事で、辞書を引き引き、レッスンしていた最初の頃。つまんなくなると床に寝てしまったり、こらぁ!!と日本語で言えたなら‥(笑)。でも、慣れ とは恐ろしいもので約1年後には、発表会で二人にこにこ連弾していたのでした。そう、途中から、英語と日本語のちゃんぽんにした‥、言葉が出てこない時には、黙らずアクションで理解してもらったうえに、英語だとなんて言えばいいの?と逆に教えてもらう、などなんとかコミュニケーションを取る為に私も体当たりのレッスンが、どうにか軌道に乗り出したのです。
 シンガポールではABRSMの試験を受けるのが、必須(?)なんだそうで、しぇんちゃん自身も音楽はお勉強の延長のように捉えていたような感があり、その壁を取り払いたい!とこちらも必死。そんなこんなで、あっという間に5年が経ち、去年から、まだ小さかった弟のいーじぇーもレッスンを始めたのでした(こちらも、毎回バトルです)。その甲斐あってか、去年の発表会では終止笑顔で演奏してくれて、最初の頃よりずっと楽しそうにピアノと向き合えるようになりました。「先生にピアノを教わって音楽の楽しさがわかりました。彼女は、ピアニストにはならないけれど、ずっとピアノは弾いていきたいと言ってましたよ」とお母さまに言われた時は、思わず胸にぐっときてしまいました。。。

 2回のABRSMと、ヤマハのグレードテストも受けたがんばりやのしぇんちゃん、将来どんな女性になるのかな。。今度はこちらから遊びに行くね、その時聴かせてね!と最後はしぇんちゃん希望の月光ソナタの譜面を渡しました。
 「しぇんちゃん、たくさんいろんな事話せなくてごめんね。また、絶対会いましょうね!」