お弁当サボっている間、少し語っちゃおうかなぁ。
と思います。
震災のこととか、ちょっとブラックなこととか。
なので、そういうの苦手~という方は、どうかお盆の間はスルーしてくださいませ。
てことで、
今日の思うコト。
今日は、震災絡みのお話です…。
震災や災害があると、芸能人の方などが被災地を訪れ、炊きだしをしたり、ライブをしたりしたりします。
そうすると必ずでるのが、
「売名行為だ。」
という声。
思うのですが、なぜこういうことをすると売名行為になるのかしら。
いいことしてる♪
って見せつけて、名前を売るってこと?
それだけのために、被災地へと出向くかしら。
と、私は思うのです。
私も東日本大震災の被災者です。
地震、津波に加え、原発の影響もある場所です。
震災後何年かは、多くの住民が県外へと避難し、町に人はあまりいなかった。
そして、原発は収束せず、また何かあるのではないかという不安。
そして何より放射能の不安。
そんな毎日を過ごしていたあの頃。
私の職場が再開したのは、震災から2ヶ月たった頃。
毎日線量計で、放射線量を気にしていた。
そんな状況の中、うちの店へある女性歌手の方が来てくれることになったのです。
うちの店でミニライブをしてくれるとのこと。
その方は、何年か前にヒット曲を出した方で、その曲はとても悲しい曲なんですが、私も大好きです。
当日の朝、店の前の駐車場に、小さな舞台を作りました。
とはいっても、住民があまりいない町です。
お客様が集まるのか心配でしたが、数十名の方が来てくださいました。
暑い日でした。
震災の年の夏です。
店では、見に来てくれたお客様にペットボトルの水を配ることにしました。
熱中症が心配でしたから。
ミニライブが始まり、何曲か歌ってくださいました。
私たち従業員も、交替で見てきていいよ、と店長から許可が出ていたので、みんなで交替で見ました。
私が見に行った時は、故郷を歌っていた所で、お客様の中には、泣きながら一緒に歌っていた方もいらっしゃいました。
ライブのあとは、サイン会を行い、そのあとに従業員の休憩室で、私たちにもサインをしてくださいました。
その方を囲み、従業員みんなと集合写真も撮りました。
その写真はみんな笑顔でした。
みんな、心から嬉しくて、励まされたのです。
そのあとも、年に何回か、いろんな方がうちの店で復興ライブを開催してくれました。
演歌歌手の方。
民謡歌手の方。
声優さん。
お笑い芸能人の方。
様々なジャンルの芸能人の方々が、励ましに来てくれました。
あるお笑いの方は、一日店長さんをやってくださいました。
子供たちがとても喜んでいたのを覚えています。
映画の吹き替えや、アニメでよく聴く声優の方も来てくださいました。
ご自分が演じてる役の声を、次々と披露してくれて、その七変化に驚いたものです。
そのステージを見ながら、お客様たちが一緒に歌ったり、笑ったりしていました。
楽しいひとときを過ごしました。
被災地というのは、どの災害もひどい状態だと思います。
そこへ行くのも困難なくらい。
それに加えて、私の町は放射能の不安がある場所です。
フクシマのものは、人も物も避けられ、嫌われていました。
県外に避難し、買い物をしようとしたら、福島県人お断り、とはりがみがあったとか、福島ナンバーで県外を走っていたら、前を走っていた車から物をぶつけられ「福島へ帰れ!」と言われたという話も聞きました。
私は避難中も、そんな扱いを受けたことはないし、みなさんに親切にしていただいたので、こういう話は一部のコトだと思います。
それでも、あの事故の影響があるのは事実でしょう。
あれだけの爆発だったのですから。
そんなところへ、みなさん来てくれているのです。
みんなが嫌って、避けるこの場所へ来て、私たちを励ましてくれたのです。
私はそれが、売名行為というとのだとは思いません。
というか、思いたくない…。
被災地では、食べるものも不足します。
そんな時に、炊き出しをしてくれるのはとてもありがたいこと。
そしてなにより、私たち被災者を忘れないでいてくれる、そういう想いが嬉しいのです。
同じ考えで、芸能人の方(一般の方もですが)募金などをすると、それを自己満足だとか、なにもせずお金で済ませるのか、とかなんとか言ってくる人もいますが、そのお金は被災者にはありがたいものです。
私も、震災のあと義援金をいただきました。
この金額の中に、どれだけ多くの人の善意が込められているんだろうと思うと、本当にありがたかった。
募金箱だったり、振り込みだったり、ネットだったり、いろいろな方法で募金をすることができますが、どれもきっと
「何かの助けになってほしい。」
という気持ちがあり、それを募金という形で実行しているのだと思います。
そこにあるのは善意です。
その気持ちを、けなさないでほしい。
何か災害があったとき、助け合おうとする気持ち。
そこには、売名行為も、自己満足もない。
自分のできる範囲で、精一杯助けようとしてくれているのだと思う。
そして実際助けてもらっているのです。
被災者という立場を経験してそう思います。
だから、私も微力ですが、何かあったときは、助けになりたいと思っています。
震災からずっと、たくさんの方々に助けられたから。
と思います。
震災のこととか、ちょっとブラックなこととか。
なので、そういうの苦手~という方は、どうかお盆の間はスルーしてくださいませ。
てことで、
今日の思うコト。
今日は、震災絡みのお話です…。
震災や災害があると、芸能人の方などが被災地を訪れ、炊きだしをしたり、ライブをしたりしたりします。
そうすると必ずでるのが、
「売名行為だ。」
という声。
思うのですが、なぜこういうことをすると売名行為になるのかしら。
いいことしてる♪
って見せつけて、名前を売るってこと?
それだけのために、被災地へと出向くかしら。
と、私は思うのです。
私も東日本大震災の被災者です。
地震、津波に加え、原発の影響もある場所です。
震災後何年かは、多くの住民が県外へと避難し、町に人はあまりいなかった。
そして、原発は収束せず、また何かあるのではないかという不安。
そして何より放射能の不安。
そんな毎日を過ごしていたあの頃。
私の職場が再開したのは、震災から2ヶ月たった頃。
毎日線量計で、放射線量を気にしていた。
そんな状況の中、うちの店へある女性歌手の方が来てくれることになったのです。
うちの店でミニライブをしてくれるとのこと。
その方は、何年か前にヒット曲を出した方で、その曲はとても悲しい曲なんですが、私も大好きです。
当日の朝、店の前の駐車場に、小さな舞台を作りました。
とはいっても、住民があまりいない町です。
お客様が集まるのか心配でしたが、数十名の方が来てくださいました。
暑い日でした。
震災の年の夏です。
店では、見に来てくれたお客様にペットボトルの水を配ることにしました。
熱中症が心配でしたから。
ミニライブが始まり、何曲か歌ってくださいました。
私たち従業員も、交替で見てきていいよ、と店長から許可が出ていたので、みんなで交替で見ました。
私が見に行った時は、故郷を歌っていた所で、お客様の中には、泣きながら一緒に歌っていた方もいらっしゃいました。
ライブのあとは、サイン会を行い、そのあとに従業員の休憩室で、私たちにもサインをしてくださいました。
その方を囲み、従業員みんなと集合写真も撮りました。
その写真はみんな笑顔でした。
みんな、心から嬉しくて、励まされたのです。
そのあとも、年に何回か、いろんな方がうちの店で復興ライブを開催してくれました。
演歌歌手の方。
民謡歌手の方。
声優さん。
お笑い芸能人の方。
様々なジャンルの芸能人の方々が、励ましに来てくれました。
あるお笑いの方は、一日店長さんをやってくださいました。
子供たちがとても喜んでいたのを覚えています。
映画の吹き替えや、アニメでよく聴く声優の方も来てくださいました。
ご自分が演じてる役の声を、次々と披露してくれて、その七変化に驚いたものです。
そのステージを見ながら、お客様たちが一緒に歌ったり、笑ったりしていました。
楽しいひとときを過ごしました。
被災地というのは、どの災害もひどい状態だと思います。
そこへ行くのも困難なくらい。
それに加えて、私の町は放射能の不安がある場所です。
フクシマのものは、人も物も避けられ、嫌われていました。
県外に避難し、買い物をしようとしたら、福島県人お断り、とはりがみがあったとか、福島ナンバーで県外を走っていたら、前を走っていた車から物をぶつけられ「福島へ帰れ!」と言われたという話も聞きました。
私は避難中も、そんな扱いを受けたことはないし、みなさんに親切にしていただいたので、こういう話は一部のコトだと思います。
それでも、あの事故の影響があるのは事実でしょう。
あれだけの爆発だったのですから。
そんなところへ、みなさん来てくれているのです。
みんなが嫌って、避けるこの場所へ来て、私たちを励ましてくれたのです。
私はそれが、売名行為というとのだとは思いません。
というか、思いたくない…。
被災地では、食べるものも不足します。
そんな時に、炊き出しをしてくれるのはとてもありがたいこと。
そしてなにより、私たち被災者を忘れないでいてくれる、そういう想いが嬉しいのです。
同じ考えで、芸能人の方(一般の方もですが)募金などをすると、それを自己満足だとか、なにもせずお金で済ませるのか、とかなんとか言ってくる人もいますが、そのお金は被災者にはありがたいものです。
私も、震災のあと義援金をいただきました。
この金額の中に、どれだけ多くの人の善意が込められているんだろうと思うと、本当にありがたかった。
募金箱だったり、振り込みだったり、ネットだったり、いろいろな方法で募金をすることができますが、どれもきっと
「何かの助けになってほしい。」
という気持ちがあり、それを募金という形で実行しているのだと思います。
そこにあるのは善意です。
その気持ちを、けなさないでほしい。
何か災害があったとき、助け合おうとする気持ち。
そこには、売名行為も、自己満足もない。
自分のできる範囲で、精一杯助けようとしてくれているのだと思う。
そして実際助けてもらっているのです。
被災者という立場を経験してそう思います。
だから、私も微力ですが、何かあったときは、助けになりたいと思っています。
震災からずっと、たくさんの方々に助けられたから。