前回に引き続き、だいたい10年くらい前に中古で購入したモバイル端末の話。
中古と言ってもちょっと開封されただけのような、
ほぼ未開封のような感じだったから、
どこかの在庫が流れてきたのかもしれない。
だいたい1年くらい使ったら起動途中でフリーズして使えなくなった。
シャープのネットウォーカーという。
ubuntu、つまりOSがLinuxという他ではあまり見ないタイプのモバイル端末。
このシリーズと言うか、ブランドは
PC-Z1
だけかと思ったら、キーボードなしのものもあるのね。
知らんかった。
シャープはポケコンが数台、電子手帳(PA-X1)、電子辞書、ザウルス数台を所持していたし、
ザウルスの仲間のコミニケーションパル(コミパル)とかキーボード付の
モバイル端末もあるので、
これが出たとき、まあ、驚きはしなかったが、
ubuntuが使えるというのは目の付け所がシャープといったところ。
まあ、Linux搭載のザウルスがあったわけだから、その延長だったのかもしれない。
ネットウォーカーは非公式でubuntuをバージョンアップさせてブラウザにchromeを入れたりと
これもノートPCとして使えて便利だった。
電子辞書のブレインPW-SH3と並べてみると、これそのまま電子辞書として使ってもようさそうなサイズ。
ちなみに、隣りにあるこの電子辞書PW-SH3はwindows CEで動いているようで、
非公式のツールでwindows CEのアプリが動かせるということで
中古で探して購入したものです。
ネットウォーカーも蓋を閉じると、もう見た目が電子辞書。
今の所、電源は入る。
リカバリもなんどもやっているが、起動せず。
途中でCUIのような画面になる。
本体の一部が熱を持っているようで、
このとき、マイクロSDカードを取り出すと、触れないくらい熱くなっているので、
どこかがショートしているのかもしれない。
たらればの話だが、
もし、これが今でも使えたとすると、
OSのバージョンが古いというのもあって、ネットに接続するのは避けるだろうし、
小さすぎてキー入力も結構大変だが、
小さいので、そのまま電子辞書とか、取説とかのpdfをまとめて、
リーダーのような使い方をしていたと思う。
特に、OSがubuntuなので、いろんなアプリが使えるし、
フリーのオフィスも入っていたので、PCのような使い方も出来た。
シェルスクリプトでいろいろ自動化するものラクだし。
動かくなって、代替としてこういうサイズのPCだと、
ドン・キホーテのNANOTEみたいなサイズのノートPCが出回っているので
あんまり困ることもないが、こういう電子手帳っぽいのがいいんだよね。