西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
本ブログ記事の無断転載および無断引用をお断りします。
 

『200年目のジョルジュ・サンド』

2012年04月27日 | サンド研究
ようやく初夏を思わせるような季節が到来しました。

『200年目のジョルジュ・サンド』は、今月末に刊行予定でしたが、少し延期となり来月中旬から末頃に出版されることになりましたので、お知らせ致します。

本書の内容は日本の翻訳出版史に関する研究(今年はサンドの『魔の沼』が初めて訳出されてから百年です)および12名の日本のサンド研究者による作品や作家との対話です。複合的で多岐に渡る内容のため、畢竟、校正にも予想以上の時間がかかることになりますが、現在、出版社が印刷に向け鋭意努力してくださっています。

6月2日の仏文学会(東大・本郷)までには間に合い、研究会にて講評会を開催することができることと思います。

そのような訳ですので、将来の読者の皆さま方には今暫くお待ちくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
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「われ愛す、ゆえにわれ在り」

2012年04月27日 | サンド研究



昨年「女性作家を読む」研究会でお招きしたドラ・トーザンさんが『婦人公論』最新号で作家の渡辺淳一氏と対談されたそうです。

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渡辺淳一先生との対談
『アムールなき人生は意味がない。日本女性よ、"事実婚革命"を起こそう!』本日4月21日発売の婦人公論(5月7日号)に掲載されました。とても素敵で内容のある対談でしたので、ぜひぜひ読んでください。日本男性もぜひ・・・
http://www.fujinkoron.jp/newest_issue/index.html

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「アムール」とはフランス語で「愛amour 」のこと。
さんまのテレビ番組でも一貫して主張していた彼女の「人生で愛が一番大切」という考え方は、哲学者デカルトの『方法序説』の有名な命題「われ思う、ゆえにわれ在り Je pense donc je suis」になぞらえ、「われ愛す、ゆえにわれ在り J'aime donc je suis 」という言葉を残したジョルジュ・サンドの思想にも通じます。


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