西尾治子 のブログ Blog Haruko Nishio:ジョルジュ・サンド George Sand

日本G・サンド研究会・仏文学/女性文学/ジェンダー研究
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リマインダー/講演会:サンド=フロベール往復書簡

2013年02月11日 | サンド研究

皆さま、お誘い合わせてご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。

日時  :2月15日(金) 18:00-20:00
会場  :日仏会館(東京・恵比寿) 会議室511
講師  ;西尾 治子      
司会  :吉川佳英子
資料代 :500円

タイトル:「作家同士の対立を超えて:サンド=フロベール 往復書簡」

ショパンの恋人や100冊余の著作で知られるジョルジュ・サンドと『ボヴァリー夫人』や『感情教育』で著名な作家フロベール。この二人は、性の違いや年齢差のみならず、創作姿勢、文体論、歴史・政治観、芸術観から人生の対峙法に至るまで、対極に位置する作家同士であっ たことが知られてい る。それにも関わらず、ほぼ 15年もの長きにわたり二人の作家は手紙という通信媒体を介し、ひたむきに文体の試練をめぐる議論に専心し、時には激 しく反駁し合いながらも、一方の死が互いを分つまで親交を暖め続けた。19世紀二大作家を結びつけた共通項とは一体何であったのか。交わされた400通余の書簡から立ち現れる二人の文学者の謎を探る。フロベールの意外なジェンダー観についても考察する。
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