NHK-Eテレの「100分de名著」で、
ヘミングウェイを取りあげた月を視聴しました。
マッチョなイメージがあったのですが、
この番組を見終えて、
イメージが変わりました。
取りあげた作品は、
①「老人と海」
②「敗れざる者」
③「移動祝祭日」
の三つ。
すべての作品に共通するのは、
・ピークアウトした男性が主人公。
・かつての力強さはなく、人生の負け戦が続いている。
・それでも「自ら負けを認めなければ負けたことにはならない」と戦い続ける。
・その後ろ姿を次世代が見て学ぶ。
等々。
そう、「敗れざる者」の心意気です。
そこが読者の心をくすぐるのでしょう。
アメリカの作家、フィッツジェラルドとの交友関係が紹介されました。
フィッツジェラルドは、ヘミングウェイの出世作「日はまた昇る」の草稿を添削し、出版社を紹介した恩人だったのですね。
<参考>
▢ 100分de名著「ヘミングウェイ・スペシャル」