日々雑感

読んだ本やネット記事の感想、頭に浮かんでは消える物事をつらつら綴りました(本棚7)。

サイエンスZERO「秋の夜長のワイン夜話」(NHK:Eテレ、2016年10月)

2016-10-27 16:06:14 | 趣味
 ワインの香りに科学のメスが入りました。
 その秘密は「酵母」。



 ニュージーランドのオークランド大学研究室では、同じブドウジュースを各ワイン産地から集めた酵母で発酵させたところ、生成される香り物質(化学物質)の量とパターンが微妙に異なることを明らかにしました。
 このパターンの違いが、各地のワインの味わいの特徴になっているのです。

 その酵母の由来は、ワイナリー内のタンクや壁ではなく、畑の土と樹皮であることを発見。
 さらには、ブドウ畑の周囲に咲く花からも検出され、そこに生息するハエからも検出しました・・・つまり、花の酵母をハエがワイン畑に運び、それがその地域のワインの味を決めていた、という推論が成り立ちます。

 う〜ん、驚き。
 でも、あのふくよかな香りの使者がハエとは・・・(^^;)。

解説
日本でも年々人気が高まるワイン。そのワインに去年、新発見が!ワインのおいしさは「香り」で決まると言われるが、その香りはブドウの品種に左右されると考えられてきた。ところが最新研究によって、香りには「酵母」が大きく関わっていたことが判明したのだ!この発見で、香りを自在にコントロールしたワインが誕生する可能性も見えてきた。秋の夜長のこの季節、思わず一本開けたくなる、とっておきのワイン夜話をお届けする!


 酵母がお酒の味を決めるという点では、日本酒と同じですね。
 もっとも、日本酒はそこの酒蔵に住む酵母が主体と言われていますが。

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