2017年夏、足利花火大会を間近で鑑賞できることになりました。
急遽、花火撮影の方法をネット検索&写真雑誌で勉強中。
初めて知ったことがたくさん・・・(^^;)。
・B(バルブモード)を使うこと
・ISOは100に固定
・明るさはシャッター時間ではなく絞りで調節する
・「置きピン」を使う
等々。
読む資料により設定などは微妙に異なりますが、忘れないうちにポイントを書き留めておきます。
<参考資料>
①「今日から出来る!ステキな花火の撮り方 入門編」(Studio9)
② デジキャパ!総集編 2017 Summer 「花火撮影超入門」
③「夢幻花火」(Canon)
<用意すべきもの>
□ カメラ:バルブ(B)を使えるカメラ
□ レンズ:会場では広角レンズ(画面からはみ出すので)、離れた場所では望遠も
□ 三脚:1万円クラスがお勧め
□ レリーズ(リモートスイッチ)
□ ミニライト:百均で売っているものでもOK
□ 黒うちわ(※)
□ 飲み物?
※ 黒うちわの使い方:
①B(バルブ)でシャッターを開ける前にレンズの前にうちわをかざし、シャッターを開ける。
② 花火が打ち上がり、開く直前でうちわをレンズの前からはずし、花火が開ききるまで露光する。
① ② の動作を繰り返し、いくつかの花火を写し込んだらうちわをかざすか、シャッターを閉じる。
<事前の準備>
□ 場所取り:周囲の迷惑にならないよう三脚使用の可否を確認。風上が鉄則。
<カメラの設定>
□ バルブ(B)モード
※ バルブ(B)が見当たらないカメラでも、Mモードでシャッタースピードを30秒以上に設定するとBモードに変わるものが多い(EOS Kissシリーズ、Sony αシリーズなど)。
※ オートや絞り優先(Av, A)などで撮影すると光跡が短くショボイ写真や明るすぎて白飛びした失敗写真に必ずなる。
□ 露出の設定:ISO100, F11が基本!
ちょっと暗いなと思ったときは『 ISO 100, F8 』、逆にスターマインなどで明るすぎるなと思ったときは『 ISO 100, F16 』にセット。和火と呼ばれる日本古来の控えめな花火ならちょっと暗いのでF8~11くらい、逆にスターマインなど明るい花火がバンバン上がっているならF16~22くらいで調整。
※ F16やF22まで絞りたくない、またはF22まで絞っても明るすぎるという場合はNDフィルターを使うことも検討。花火ならND2やND4など薄めのフィルターが使いやすい。
②では
(撮影モード)MあるいはB
(ISO感度)100〜200
(絞り)F8前後(ND使用時)、F13前後(ND未使用時)
(シャッター速度)バルブ
(ホワイトバランス)「電球」(洋火)、「晴天」(和火)を使い分ける
(長秒時ノイズ低減)OFF
(手ぶれ補正機能)OFF
(ピント合わせ)AFでピントを合わせて、MFに切り替える
③では、「ピント合わせは「MF」「置きピン」 が基本!」
花火のピント合わせは、AF(オートフォーカス)で行う。一度上がった花火に対してピントを合わせる。花火撮影では、長時間露光で何発もの花火を重ねて撮る。露光中に誤ってAFが作動し、ピント位置が動くのは避けたいところ。最初に合わせたピント位置が変わらないようにするには、レンズのフォーカスモードスイッチを「MF」に切り替える、いわゆる「置きピン」で撮る。
〈モードダイヤル〉はB:長時間露光(バルブ)モード
〈絞り〉はF11~F22(絞りで写真の明るさを調整)
〈ISO感度〉は低感度のISO100
〈ホワイトバランス〉はオートホワイトバランス(AWB)
〈ピクチャースタイル〉は「スタンダード」もしくは「風景」
<撮影の実際>
★ 花火撮影の場合、シャッタースピード(SS)は花火の明るさにはあまり関係がない。シャッタースピードは火花が散っていく軌跡や写し込む花火の個数をコントロールするために使う。花火の明るさは絞り(F値)とISO感度で決まる。
□ バルブモード(レリーズ必須)では花火が上がっている間好きな時間だけレリーズのボタンを押し続ける(5秒とか10秒)。秒数は適当でOK。
打上げ時間が早く空がまだ明るい時は1~2秒が良いかも。また、スターマインなど同じ場所に連続で上がる場合は長すぎると真っ白になる。
タイミングはドンッと鳴った瞬間にシャッターを押す感じ(打ち上げ場所が近いなら)。レリーズのボタンを放すタイミングは狙っていた花火が開ききったくらい。長くボタンを押して2個、3個と花火を入れるのも良い。
レリーズを押している時間は5~10秒でOK、シャッタースピードを長くすればするほどたくさんの花火が入るので、慣れてきたら徐々に長くしてみるのも良いかも。(花火が重なって明るくなりすぎる場合はF16などにする)。
※ レリーズが無い場合はMモードで5~10秒くらいにセット。
※ 三脚がないけどどうしても手持ちで撮りたいときは、『 ISO 100, F11 』でシャッタースピードを1/10秒くらいにセット。
□ ホワイトバランスはお好みで。
□ ピントの設定:撮影前に遠くの街灯やビルの窓明かりにAFでいつも通りピントを合わせた状態でMF(マニュアルフォーカス)に切り換えておけばピントがズレがなくなる。AF(オートフォーカス)にしておくとシャッターを押したときにピントがずれてしまうので、必ずMF(マニュアルフォーカス)にしておくこと。
もしくははじめからMF(マニュアルフォーカス)に切り換えておき、ライブビューを見ながら自分でレンズのピントリングを回し、遠くの建物や街灯に合わせておくのもOK。いずれにせよ、遠くの建物にピントを合わせて固定しておけば花火にもばっちりピントが合っているはず。
□ はじめの5分くらいは捨てるつもりでカメラの設定に費やすべし。
花火の打ち上がる場所はプログラムの進行で微妙にズレていくので多少ゆとりをもった構図で撮っておき、あとでトリミングしてしまうと割り切った方が慣れないうちは落ち着いて撮れるはず。
また、構図が決まったら撮影結果を見て花火が白飛びしていないか(飛んでいる場合は設定を確認)、ピントが合っているかを始めの数枚チェック。
焦って中途半端に撮影するとすべてピントがズレていたり、ぜんぶ白飛びしていたりと残念な結果になることも。
□ あとで編集できるならF16やNDフィルターを使うなどやや暗めに撮影しておく方が失敗が少ない。
□ 構図:単発花火なら縦位置、ワイドスターマインなら横位置が有効。下側には地上風景を入れ、昇火と花火全体を入れてフレーミングするのが基本。
急遽、花火撮影の方法をネット検索&写真雑誌で勉強中。
初めて知ったことがたくさん・・・(^^;)。
・B(バルブモード)を使うこと
・ISOは100に固定
・明るさはシャッター時間ではなく絞りで調節する
・「置きピン」を使う
等々。
読む資料により設定などは微妙に異なりますが、忘れないうちにポイントを書き留めておきます。
<参考資料>
①「今日から出来る!ステキな花火の撮り方 入門編」(Studio9)
② デジキャパ!総集編 2017 Summer 「花火撮影超入門」
③「夢幻花火」(Canon)
<用意すべきもの>
□ カメラ:バルブ(B)を使えるカメラ
□ レンズ:会場では広角レンズ(画面からはみ出すので)、離れた場所では望遠も
□ 三脚:1万円クラスがお勧め
□ レリーズ(リモートスイッチ)
□ ミニライト:百均で売っているものでもOK
□ 黒うちわ(※)
□ 飲み物?
※ 黒うちわの使い方:
①B(バルブ)でシャッターを開ける前にレンズの前にうちわをかざし、シャッターを開ける。
② 花火が打ち上がり、開く直前でうちわをレンズの前からはずし、花火が開ききるまで露光する。
① ② の動作を繰り返し、いくつかの花火を写し込んだらうちわをかざすか、シャッターを閉じる。
<事前の準備>
□ 場所取り:周囲の迷惑にならないよう三脚使用の可否を確認。風上が鉄則。
<カメラの設定>
□ バルブ(B)モード
※ バルブ(B)が見当たらないカメラでも、Mモードでシャッタースピードを30秒以上に設定するとBモードに変わるものが多い(EOS Kissシリーズ、Sony αシリーズなど)。
※ オートや絞り優先(Av, A)などで撮影すると光跡が短くショボイ写真や明るすぎて白飛びした失敗写真に必ずなる。
□ 露出の設定:ISO100, F11が基本!
ちょっと暗いなと思ったときは『 ISO 100, F8 』、逆にスターマインなどで明るすぎるなと思ったときは『 ISO 100, F16 』にセット。和火と呼ばれる日本古来の控えめな花火ならちょっと暗いのでF8~11くらい、逆にスターマインなど明るい花火がバンバン上がっているならF16~22くらいで調整。
※ F16やF22まで絞りたくない、またはF22まで絞っても明るすぎるという場合はNDフィルターを使うことも検討。花火ならND2やND4など薄めのフィルターが使いやすい。
②では
(撮影モード)MあるいはB
(ISO感度)100〜200
(絞り)F8前後(ND使用時)、F13前後(ND未使用時)
(シャッター速度)バルブ
(ホワイトバランス)「電球」(洋火)、「晴天」(和火)を使い分ける
(長秒時ノイズ低減)OFF
(手ぶれ補正機能)OFF
(ピント合わせ)AFでピントを合わせて、MFに切り替える
③では、「ピント合わせは「MF」「置きピン」 が基本!」
花火のピント合わせは、AF(オートフォーカス)で行う。一度上がった花火に対してピントを合わせる。花火撮影では、長時間露光で何発もの花火を重ねて撮る。露光中に誤ってAFが作動し、ピント位置が動くのは避けたいところ。最初に合わせたピント位置が変わらないようにするには、レンズのフォーカスモードスイッチを「MF」に切り替える、いわゆる「置きピン」で撮る。
〈モードダイヤル〉はB:長時間露光(バルブ)モード
〈絞り〉はF11~F22(絞りで写真の明るさを調整)
〈ISO感度〉は低感度のISO100
〈ホワイトバランス〉はオートホワイトバランス(AWB)
〈ピクチャースタイル〉は「スタンダード」もしくは「風景」
<撮影の実際>
★ 花火撮影の場合、シャッタースピード(SS)は花火の明るさにはあまり関係がない。シャッタースピードは火花が散っていく軌跡や写し込む花火の個数をコントロールするために使う。花火の明るさは絞り(F値)とISO感度で決まる。
□ バルブモード(レリーズ必須)では花火が上がっている間好きな時間だけレリーズのボタンを押し続ける(5秒とか10秒)。秒数は適当でOK。
打上げ時間が早く空がまだ明るい時は1~2秒が良いかも。また、スターマインなど同じ場所に連続で上がる場合は長すぎると真っ白になる。
タイミングはドンッと鳴った瞬間にシャッターを押す感じ(打ち上げ場所が近いなら)。レリーズのボタンを放すタイミングは狙っていた花火が開ききったくらい。長くボタンを押して2個、3個と花火を入れるのも良い。
レリーズを押している時間は5~10秒でOK、シャッタースピードを長くすればするほどたくさんの花火が入るので、慣れてきたら徐々に長くしてみるのも良いかも。(花火が重なって明るくなりすぎる場合はF16などにする)。
※ レリーズが無い場合はMモードで5~10秒くらいにセット。
※ 三脚がないけどどうしても手持ちで撮りたいときは、『 ISO 100, F11 』でシャッタースピードを1/10秒くらいにセット。
□ ホワイトバランスはお好みで。
□ ピントの設定:撮影前に遠くの街灯やビルの窓明かりにAFでいつも通りピントを合わせた状態でMF(マニュアルフォーカス)に切り換えておけばピントがズレがなくなる。AF(オートフォーカス)にしておくとシャッターを押したときにピントがずれてしまうので、必ずMF(マニュアルフォーカス)にしておくこと。
もしくははじめからMF(マニュアルフォーカス)に切り換えておき、ライブビューを見ながら自分でレンズのピントリングを回し、遠くの建物や街灯に合わせておくのもOK。いずれにせよ、遠くの建物にピントを合わせて固定しておけば花火にもばっちりピントが合っているはず。
□ はじめの5分くらいは捨てるつもりでカメラの設定に費やすべし。
花火の打ち上がる場所はプログラムの進行で微妙にズレていくので多少ゆとりをもった構図で撮っておき、あとでトリミングしてしまうと割り切った方が慣れないうちは落ち着いて撮れるはず。
また、構図が決まったら撮影結果を見て花火が白飛びしていないか(飛んでいる場合は設定を確認)、ピントが合っているかを始めの数枚チェック。
焦って中途半端に撮影するとすべてピントがズレていたり、ぜんぶ白飛びしていたりと残念な結果になることも。
□ あとで編集できるならF16やNDフィルターを使うなどやや暗めに撮影しておく方が失敗が少ない。
□ 構図:単発花火なら縦位置、ワイドスターマインなら横位置が有効。下側には地上風景を入れ、昇火と花火全体を入れてフレーミングするのが基本。