生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

統御感とは?:抑圧と抑制を使い分けると楽になる:幸福な日々の為の自問自答集の第3章

2014年01月22日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
心理療法上の「抑圧」とは「人からの避難、嘲笑等を恐れて意識、無意識に、何らかの感情、自己主張を我慢すること」と某先生は定義しています。更に「抑制」は抑圧より軽く、健全な心を抑えるもの、と定義しています。難しいのですが、湧き出す感情には深い意味がありますので、倫理道徳は大事ですが湧き出す感情を抑える程度が「抑圧」なのか「抑制」なのか、セラピストにはなかなか分かりませんが、身体症状にまで展開している人を見ると、あー、これは少々病的な心の制御をしているのではないか、と心配になります。抑圧、抑制をする前に、現実問題として湧き出した感情の意味を冷静に思索する習慣、セルフコントロールの仕方を努力して考えないと、誰も教えてくれません。自分の健康の為に、検討する楽しみを身につけるのも生き抜く知恵です。もともと抑圧も抑制も人類が幸せになる為のもで、不幸になる為のものではありません。心が自由でないと生き抜く知恵の泉が湧かないとも言われています。病的な願望、例えば憎悪による殺意、嫉妬心等も沢山ありますから、抑圧、抑制をする前に、湧き出す感情が健全か病的か、もしっかりと思索する必要があります。健全な願望ならば湧き出す感情の意味もおのずから分かり、堂々と、その湧き出すものに人生をかけると良いと思います。ここでは出来れば、抑圧と抑制の違いを理解し、上手なセルフコントロールのコツを独自に会得して欲しいものです。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:167>

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