生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:意識と知覚 :その48:幸福な日々の為の自問自答集

2015年10月13日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
トルストイの「戦争と平和」に素朴で信仰深い農夫が登場します。どんな困難に遭遇しても将来を信じて、現在の惨めない現実を全てを天に委ね、安心して生きている姿に感動します。どんなに厳しい、かつ、嫌な現実が身辺におきようとも、この農夫のように、天を信じて、己を委ねる生き方が終局の信仰というものだなあ、としみじみ思います。理屈ではなく、何が起きても信じ抜くこの農夫の信頼感が人間の一番重要な姿のようです。この農夫の生き方を知り、日本の大学生時代にいたく感動し、この信頼感を何とか生涯をかけて確立したいのが、今の私の最大の努力目標のようです。私は今でも、その農夫が目標ですが、私自身が海外での暴動に巻き込まれた時とか、飛行機事故に遭遇し死にそうになった時、その農夫を想い出し、私自身、心を安定させたものです。多分人間は息を引き取るまで、次から次へ、思わぬ苦難に直面しつつ生きていかざるをえませんが、難しい哲学的なイメージ、対処術ではなく、瞬時に、安心立命出来るコツを体得しておく必要があるようですが、そのコツとは、どうも完全な「信頼感」しかないようです。こうして瞬時に安心立命出来るコツを覚えた人は、いつも堂々としています。さて、自分の死を安心して受け入れさせてくれる最終的な安心立命法と日常生活での安心立命法を区別するやりかたは、世界の比較宗教学、比較文化論を背景とした心理療法では、意味がないから、区別するな、と教えられました。子供でも納得するような知恵でないと、効果がない、とも教えられました。子供の信頼感は素晴らしい。子供が信頼している姿を学ぶように云われ続けました。子供が何故、あのように信頼するのか、その子供が納得しているレベルを研究するようにオックスフォード大学の研究室で再三、注意されました。この思い出は、とても重要な研究課題です。博士号を所持しても「信じなければ見えない世界」があるので、知識の量とは関係が無い世界が、上記のトルストイの「戦争と平和」に登場する農夫です。信じると見えてくるものがある、という確信があれば、皆様が自分の生育史の体験事例を考察する中で、それなりに納得できるコツを発見出来ると思います。問題は、知識の量だと考える所から悲劇が生まれます。自分の死を解決するコツと日常生活でのコツを同レベルで考えなさい、という恩師の教えは深い意味を持っていました。天を信じること、その天の内容は、人により仏教であったり、キリスト教であったり、イスラム等色々ですが、出来れば2000年近い伝統宗教を考察の対象にしたほうが現代の理性に混乱を与えないと思います。このコツは、信じて見えてくる世界、を自分の生育史から思索する事でしょう。

「自分は何処へ旅しているのだろうか?:<785>


小学校教育 ブログランキングへ



自分は何の為にいきているのか、を楽しく思索するのが「生き甲斐の心理学」です。 その研究方法について下記に列記しておきます。どんな厳しい現実でも、その現実には深い意味があり、その意味を探索しつつ明るく元気に爽やかに生き抜く知恵をここで学友とともに探り合います。学友は生涯の親友となるでしょう。:


(1)テキスト購入先:「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾン,サンパウロ書店経由で全国書店で販売されています。テキストと併読されると「生き甲斐の心理学」がより楽しくなります。

(2)お詫び:テレビ(インターネットによるテレビ部門)、発売中のDVDの読者からの個別質問は多すぎて答えられません。お許し下さい。

(3)学友同志がこのブログを話題に明るく爽やかな友情で繋がりますように:
このブログの対象者:テレビ及びDVDの愛読者、ユースフルライフ研究所の講座生徒、NPO法人CULLカリタス カウンセリング学会の会員、ミッションスクール(大学、高校等)での私の勉強会への参加者、全国各地でテキストを愛読して下さっている方、FB, MIXI, TWITTERで友達関係の方々。

(4)「自分の生き甲斐」を意識化する、または、見つける方法:
「自分の生き甲斐」は「自分で楽しく創造」していく必要があります。自分の個性や生育史を否定していたら、多分、永久に自分らしい生き甲斐は見つからないでしょう。何よりも自分の過去の人生を尊重し、良い思い出も、悪い思い出も、大事にする哲学を確立する必要があります。自分の人生の流れ、独特の方向性を模索し、思索しようとしているのが私のブログです。皆さまの生き甲斐発見と悔いの無い人生確立に役立ちますように真剣に祈りつつ書いています。

(5)自分を信じる為には人間とは何者か?と言う思索をしておく必要があります。「人の身体は神の神殿」(ISBN978-4-9903527-0-7:植村高雄著):アマゾン、サンパウロ経由全国書店扱い:を読むと何故、自分を信じられるかが明確になってきます。

(6)既に書かれたこのブログの重要な基本的諸理論について:
テキストの第1章から11章までを楽しく考えていただく為のコーナで、ブログの左側の「カテゴリー」を見て下さい。2005年12月10日から2012年4月6日まで2275回にわけて書かれています。これを読むと日常生活の、どのような生活場面で、これらの諸理論が役立つか理解出来ます。

(7)応用編:第12章から第14章まで:
2012年4月7日から2013年8月8日まで:488回。

(8)第15章「自分は何処へ旅しているのだろう?幸福な日々の為の自問自答集」:
2013年8月8日にスタートしました。毎日が旅です。この旅を皆様と共に明るく元気に爽やかに旅をしていきましょう!

(以上)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする