生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

自分は何処へ旅しているのだろう?:幸福な日々の為の自問自答

2018年08月11日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
「純粋」と「一致」は、生き甲斐の原点。さて、どういう意味でしょう?富士山に沈む太陽の位置は、実に正確で気持ちが良いものです。毎年繰り返す<冬至、春分、夏至>ですが私の家から見える<冬至の位置>は丹沢山塊と富士山の中間に、沈んでいきます。人類の歴史、身近に起きる森羅万象は万物流転で、儚さを感じます。太陽の動きのような安定感が無いので、日々の生活での変化への対応は多少の緊張を伴いますが、太陽も富士山も泰然自若としているので、それを仰ぎ見る私の心に、いつも安定感を与えてくれます。カール・ロジャースという方の言葉<純粋と一致>は、人間が幸福に生きる為の重要な言葉です。その意味を私は<心の奥深い想いと意識と言葉が一致していることが幸福捜しの大前提です>と解釈し学生に教えています。生き甲斐探索の旅で出会う方々の相談で、一番困るのが<自分の本音が分からない人>です。子供の頃から何らかの事情で<五感と体感><感情>を抑圧して生きてきた人々に多いようです。<本音を言葉に出す、出さない>はその人の自由なのですが、心の中の感情、五感、体感を、素直に、そのまま、意識の上に挙げて、言葉にするのは訓練が必要です。心理療法に携わる人々が生涯<感受性訓練>をするのはその為です。悔いのない人生の有り様、生き甲斐発見の旅ではこの<純粋:良い、悪いの内容に関係なく正直に意識する事を心理学では純粋と言います>と一致<意識、言葉が一致している事>が非常に重要でこの<純粋と一致>が欠けていると<偽りの人生、虚構の人生>を歩く悲劇に襲われます。注意しましょう。
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