山羊さしみと山羊そば/美咲(那覇市)
この沖縄旅の楽しみは、食べたことのない肉を味わうこと。ヤギ肉はその一つです。
いつもはスーパーの惣菜で宿呑みのオイラですが、
さすがにヤギ肉は売ってないので、山羊料理店にやって来ました。
食べたいのは山羊の刺身と山羊汁。
本によっては山羊汁は鼻が曲がるくらいクサイとか書いてあって、
どんだけ臭いのか興味津々。では入店です、たのもー!
まずは山羊さしみを注文。
ビールは腹が膨れるので、泡盛にしました。
2段あるこれらの中から好みの泡盛を指定します。
請福や久米仙、菊の露など、飲んだり見聞きした銘柄はやめて、知らない銘柄から選ぶ。
下段左にある「多良川」をお願いしました。宮古島の酒らしい。
飲み助にとっては、フチまで注がれてるのがとても嬉しい!
氷と水も用意され、セルフで水割りを作って、まずは乾杯。
ちびちび飲んでると、山羊の刺身がやって来ました。
しょうが醤油をつけていただきます!
臭みは全く感じられず、味もほとんどしません。
赤みの強い部分はやわらかいのですが、皮目の部分はコリコリと硬いです。
鶏砂肝のくん製を食べてるような感じ、いやそれ以上か。
いつまでも口に残るので、仕方なく飲み込みますが、
これは皮目を付けて歯ごたえを楽しむものなのでしょう。
さしみを喰ってる途中で、山羊そばを注文。
汁物の山羊汁は食いきれそうもないので山羊そばにしましたが、
ある意味、麺類も汁モンと言える。
お出でなすった山羊そばです。
臭み消しのヨモギと生姜おろしが、覚悟はいいかと問い掛けてくる。
ヨッシャOKと汁をすすれば、ムワッとくる感じで、
溶け出した脂がそうさせるのだろう、甘ったるい味がする。
食べたことある味だが、はて何だろう?
2,3度すすって考え、思い当たった。安い牛肉の味、そう、乳臭いのだ。
山羊汁のクセってこの乳臭さなのか? 乳臭いのはメスのヤギ肉だからか?
オスヤギだったら違うニオイがするのかなど考えながら、麺をすすり、肉を喰らう。
でも意外に悪くない。ちょっとクドイ気がしますが、なかなかオイシイです。
汁まで全部飲んだら、お会計の時に店のお姐さんに褒められた(笑)
初めて食べた山羊のさしみは、拍子抜けするほどの淡白さ。
山羊そば(汁)は、くさや的なニオイかと思えば違ってました。
確かにクセはありましたが、大騒ぎするほどの味ではないです。
もしかすると、下処理や調理の仕方が上手だったおかげかもしれません。
ごちそうさまでした~(^^)