ロシアの黒パン/サンドリヨン(大館市)
学生時代に旧ソ連のアエロフロート航空を利用したことがある。
モスクワの空港で乗り継ぎして第三国へ向かうのだが、
乗継便は翌日発なので空港内のトランジットホテル(アエロ航空利用者は無料)で一泊した。
そこで出された食事に黒パンがあった。酸っぱかった。傷んでるわけではない。
ソ連の黒パンは「酸っぱい」って聞いてたから、
これがそのパンかと味わいながら食べた記憶がある。
その後ウン十年の時がたち、その酸味はライ麦に因るものだと知った。
ライ麦で作る黒パンは仙台のベーカリー店でも売られており、
時折買ってはビアソーを載せて楽しんでいる。
でも、もっとロシア的な黒パンを食べたいという気持ちが年々強くなり、調べていた。
国内で「ロシア」の黒パンを作ってるお店は、新潟と秋田大館にあるようだ。
大館のこちらのお店はロシア大使館から高い評価を得てるという。
よーし、ってなわけで、秋田北部を目的地に定め、おみやげにしました。
酸味もあって、オイシイ黒パン。この味わいがとてもいい。
現代人の舌にマッチした上等な黒パンだと思う。
あの時モスクワ空港で食べた黒パンは、かなりパサパサしてた気がする。
だが、ウン十年前のことだ、記憶が不確かなのは間違いない。
社会主義時代の旧ソ連下で作られたパンという思い込みがあるのかもしれぬ。
ま、いずれにせよ、黒パン(ライ麦パン)は好みの味。それだけは言える(^^)
ごちそうさまでした~。