消えてしまった感性・・・

　　　消えてしまった感性・・・

　　　眩しい陽射しに眼を細めて
　　　私の眼は一段と小さくなってしまった
　　　何か言葉をつづりたいのに

　　　からっぽの感性
　　　からっぽの思考
　　　何を話せばいい
　　　何を伝えればいい

　　　この心は何も囁いてはくれない
　　　この心が泣いてしまった
　　　この心が怒りに満ちて
　　　私は強い光に眼をつむるしかない
　　　うす闇だけが私の世界

　　　『美しい人』

　　　こんなにも遠くにいて
　　　ふと想う時
　　　私に何かを語りかけてくれた気がした
　　　そうまだ終りではないのだと
　　　私は揺らぎながら貴方の姿を観て
　　　生きて行く力が伝わる

　　　『美しき人』

　　　言葉をなくした飛べない冬鳥の私は
　　　まだこんなにも残された力がある

　　　そう教えてくれた春を待つ日に
　　　遥かに遠い紺碧の大空に願う

　　　貴方の存在だけが生きる望み
　　　眩しさに耐えてそっと見る青い空


☆☆☆
小さな我が家の庭に白梅が咲き、微かに匂いを感じて、なんだか幸せな気持ちになれた、眼が悪くなって、嗅覚がよくなったのか，良くも悪くも、においにはとても敏感になった気がする、おかげで？元々魚の生臭さが苦手だったけれど、今は殆ど魚が食べられない事がこまった！

『美しき人』ビョンホンさんへ・・・

長い休息からやっと復活して来ましたが、まだ、からっぽの頭で続けられるかしら？、又、どうぞよろしくお願いします。　　　

　　　虹色のトレース

　　　私が追い求める山はあまりにも巨大すぎて
　　　いつも私は山すそで立ち止まったまま
　　　遥かなる想いだけが突き進んで行く

　　　時にはやさしい陽射しに背中をおされて
　　　やっと一歩前へ進むけれど
　　　喘ぎながら苦しさで足を止めた時
　　　その想い描く山は消えてしまったように
　　　姿さへも見えないほど離れすぎてしまった

　　　私のこの体に苦痛と痛さと悲しみだけを残して
　　　少しだけ無理をして這い上がろうと頑張っても
　　　どんどん巨大に成る「美しき人」の山の頂

　　　こんな私を夢の中で愛してください下さいますか

　　　どんな突風にも負けない強い意志と想い
　　　耐え難い苦悩や険しき剣先を歩こうとも
　　　迷いのない貴方の生き方が大好きです

　　　『美しき人』

　　　貴方の後姿さえ見えないけれど
　　　私は今を生きるためにこの幻の虹色に
　　　必死でつなげる虹色のトレースに導かれて

　　　私の想いの道を進む
　　　少しずつ闇が迫り来る恐怖を打ち消し
　　　あらたなる私の生きる道しるべを求めて

　　　『美しき人』

　　　この私の胸の中で力強く生きる想い
　　　さあ一歩前へ進みなさいと
　　　「心の友」だと言って下さいましたね
　　　今、遥かなる貴方の頂が見えた気がして


☆～☆～☆
昨年から、眼がどんどん悪くなって行く不安と体調の悪さからイライラや落ち込みがちに気力がでない状態がつづいていますが、この状態から抜け出さなくては生きて行けない、そんな焦りもありますが、混乱して、どうあがいても、現状は変わらないのだから、せめて今出来る事をして喜びを感じようと思う・・・
そんなふうに思えた時に、こんな詩が書けました。
つたない詩ですがお読み頂ければ嬉しいのですが・・・

見えにくいうす闇も体の痛みや苦痛を感じる事も「命」が息づく事だから・・・
この事に気づかせてくれた「美しき人」の言葉に『感謝！』