今、この場所から・・・

いつか素晴らしい世界になって、誰でもが望む旅を楽しめる、そんな世の中になりますように祈りつづけます。

遥かなるヒマラヤ

2012-11-11 15:03:03 | ひとりごと


最近、体調がよくない日が多くて寝たり起きたりの生活だ、そんなとき、山の友の死を聞きどうしても山で過ごした思い出がよみがえる。
元気だった頃、ふたりでよく山に出かけた、海外の山、国内の山へ・・・
何度も繰り返す脳梗塞の後遺症で記憶もさだかではないけれど、それでも思い出すたくさんの山からの感動や体験を・・・

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ネパールヒマラヤ、マチャ・プチャレ峰は、私がヒマラヤの山に憧れた、最初の山です。
私が憧れたを抱く山「マチャ・プチャレ峰」は、優しく、お登りなさいと、手招きして許してくれるほど、簡単な山は有りませんでした。

この山は、地元の人々の宗教的に、あがめられている事もあり、おそらく、今でも、登山は許されてはいないと思うけれど、私の海外登山は、ほとんどが、山すそで、触れさせて頂く!そんな願いでした。

子供の頃から、ひとりで山を歩き回るのが好きでしたが、結婚や子育てで、山どころではなかったのですが、どうしても、あの、なんとも言えない山や自然の匂いが、私の心をそそるので、今から、四十年前の事ですが、地元の山の会に無理やり入りました時、ある山の先輩がこの山の名前を、又ネパールの事を熱弁する姿に、この山の名と共に、私の心に刻まれた思い出の山です。

それから17年後に、初めてのネパール、ヒマラヤへ出かけることが出来ましたがあの時の体験は私の生涯を通しての生き方を変えるほどの体験だった。

ネパールでの日々は感動と、驚きと、戸惑い、恐怖、そして、私の人生観、命の大切さ、価値感を、大きく変えるほどの出来事の連続でした。

今、ふと、思い出すだけでも、1冊の本に書けるほどの体験を致しました。

初めて耳にした「マチャ・プチャレ峰」あれから、もう、四十年が過ぎていきましたが、素敵な人生を送れた事に感謝です。


不安と存在

2012-11-11 11:32:37 | 「美しき人」からのおくりもの


こんな日は不安がひろがる

とめどなく心が闇をよび苦痛が私をせめる

友との永遠の別れは予期せぬ出来事

健康で力強くステッフを踏む姿が懐かしく悲しい

明日という日の希望さえも見えない

けれど私の中の存在を呼び起こす瞬間

生きて行く力と祈りを

美しき人の存在は私を救い導き

新たなる目標と希望を力にして


★★★
私はビョンホンさんの情報を載せることが出来ません、つたない私の言葉や想いをたくさんの方々にお読みいただいてうれしく感謝しています、ありがとうございます。
来年の2月『光海王』に逢えるのを楽しみに頑張る、頑張る!

拝啓、ロンドンにて

2012-11-07 11:35:03 | 「美しき人」からのおくりもの



<拝啓、ロンドンにて>

人生の幸せとは身近過ぎて
私を不安にするけれど
自らの意思で選択したロード

今ここで私に手を触れる人びと
みんな、みんな、それぞれに
想いがちがっていてもきっと

私は不思議びとなり

東洋の人であれ
西洋の人であれ

私は信じます人の五感を

冬のロンドンは風がつめたい
光海王広報大使の旅はつづき

次の訪れる景色は何処に
謎めいた私は幾つもの顔に染め映す

少しやつれた君を想いながら
愛を憩える時もない愁い顔の私を
悲しまないでほしい

届けたい想いも途切れがちに
ロンドンの街に溶け込んで

男ひとりの旅は魔可不思議で
心揺れるひとときも愛に染まる

初雪の頃

2012-11-02 11:30:03 | 生きて行くこと

昨日から少し熱があり寝たり起きたりで夢ばかりみているが、どんな夢なのかよくわからないが、どうやら、登山していたころの記憶が・・・
今頃の季節になると思い出す忘れられない記憶!!!
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ひとりハンドルを握り、谷川岳にむけて、関越道を飛ばしながら、まだ10月だというのに、いやに底冷えがする、ダウンのジャケットをひざにかけても、寒さが体中に伝わってきて、明日登る予定の谷川岳が気になるが、今夜の宿に入り、まだ、夕食には間があるので、ひとり、持ち込んだ本を読むが、今朝の夫との気まずいやり取りが頭から離れず、どうも、気分がすぐれない、こんな日は大抵何かが起きる事が多い・・・

大阪から来たという、やはり、あすひとりで谷川に登るというご婦人と、ひとしきり山の話に盛り上がったが、あまりに寒くて、山の装備を全部着込んでも、まだ寒くて、仕方なく宿の人に暖房を入れてもらう事にした。

夕食もおえて、明日のために、早めに休もうかとふたりで話していたら、宿の主人が、「お二人は明日、谷川に登るのですか?」と言って、今、山はかなり雪が降っています!昼にハイキングで山に入っている何人かが下山していなくて、どうやら、遭難したようで、捜索できる状態ではなくて、吹雪いていて!、と、無線機を手放さずに話している。

そのあとも気にしながらも、どうする事も出来ないので、部屋に戻って横のなっては見たが、熟睡など出来るはずもなく、朝をむかえた。

昨日の遭難騒ぎが嘘のように、空は快晴!本当に美しい青空だ、だが現実は、一晩のうちに谷川岳は90センチの降雪で、多くのハイカーの命を奪っていたのだ・・・
ほとんどの人が、紅葉の美しさを求めて山に入り、軽装で吹雪の中で彷徨いながら、疲労凍死したのだった。

その状況をここで書くことは出来ませんが、その日、谷川へ登る気持ちにはなれず、宿の主人の好意で、一の倉の岩場が見えるところに連れて行ってもらう事になり、車を走らせていると
、朝から頭上をヘリの爆音が響き渡っていた音が一段と大きくなって、そして、目の前に、遭難者を収容するヘリが、私の目の前で見る事になってしまった。

そこで、人間の死とは、物体になってしまう事を、実感させられた!山をやっていると、多くの遭難事故のニュースを見聞きしなくてはいけないが、このときほど、私は衝撃を受けた、辛い思いではない・・・

谷川岳は、山の師である、長谷川恒男氏と一の倉の岩を登り、また、多くの山仲間との思い出があり、又ひとりで、何かを考える時に訪れた山で、苦しみの中に、喜びが、感動が多くある山
で、初雪の便りが届く時、いつも、あの美しく輝く青空の下に、残酷な現実を見たあの日が、忘れられない、今も・・・

・・・初雪の頃・・・