暑中お見舞い申し上げます
at 2002 08/01 22:53 編集
日本列島は毎日、暑い日が続いていて、広島もまた例外では無い。 広島の場合は夕方ごろに凪(なぎ)と言って風がピタっと止まる現象があったりするから堪らない。 もっとも、風が吹いたとしても”熱風”なので暑いのは変わらないが... ローカルニュースによると、甲子園出場を決めた広陵高校の選手が尾道の『しまなみ球場』で恒例の”甲子園練習”をしたらしい。 今年はサッカーワールドカップでプロ野球の日程が変わり、甲子園のグラウンドは使えないらしいから...
それにしてもこの暑さ、甲子園大会本番での熱射病が心配になる。 実際、去年の夏に北九州市民球場でホークスがデーゲームをやったのだが、熱射病で倒れる観客が続出したそうだ。 私はそのニュースを聞いて「何で甲子園で応援している人は平気なの?」と素朴な疑問を持ってしまう。 名物の『ぶっかき氷』を食べると体温が下がるのか? それとも、倒れた人の数を(会場の)熱気のバロメーターにでもしているのだろうか...
”真夏のデーゲーム”といい、”中1日や中0日での先発登板”といい、プロ野球では考えられない事が何故アマチュアなら出来るのか? ...分からない。 『ヒートアイランド現象』だか『地球温暖化』か分からないが、10年ほど前に比べれば夏の気温はかなり上がっている。 ”真夏の祭典”も曲がり角に来ているのではないでしょうか?
私は思うのですが、甲子園での第1試合の後、第2試合は17時くらいから始めても良いのではないでしょうか? ナイター設備もあるし、プロ野球と違って試合テンポが速いのでそんなに遅くはならないのでは? それにテレビ視聴率だってジャイアンツの独走で面白く無くなったプロ野球より良いかも知れない... とにかく、”安全に”プレーを楽しんでもらいたいです。
久しぶりの市民球場
at 2002 08/02 23:06 編集
カープは今日から広島でジャイアンツ戦か。 それにしても久しぶりの市民球場での試合になるな。 この間まで高校野球広島県予選をやっていたからだが、7月にはほとんど広島での試合が無かった。 前にも書きましたが、新しい球場が出来たら、そこはカープ専用にし、球場が使えない為にロードが極端に長くなる不利が無くなる様にして欲しいものだ。 準々決勝くらいから高校野球に”貸してやる”のなら高校生にも張り合いが出るかも。
室町幕府と江戸幕府
at 2002 08/05 15:16 編集
夏休み...という事で久しぶりに歴史の話でも書きます。 カープが週末の三連戦で実質上の”終戦”になってネタが無い事もあるのだが...
室町時代と江戸時代は期間(約240年、約270年)も同じ位で、将軍の人数は同じ15人。 ただ江戸時代のほとんどは平和だったのに対し、室町時代は一時期を除いて戦争が絶えなかった。 それに室町時代の将軍には臣下によって(将軍の)位を追われた人や、暗殺された人が多くいる。
室町幕府の創始者・足利尊氏は”いい人”だったそうで、家来達に気前良く領地を与え、その結果として全国に何ヶ国もの領地を持つ大大名が続々と誕生して幕府のよるコントロールが難しい程の力を持ってしまった。 その為、将軍の地位も大大名たちによって担がれたタダの”代表者”みたいになってしまった。 これでは、大大名たちの支持が無ければ何も出来ない訳で...
江戸幕府は創始者の徳川家康が室町幕府のシステムを研究し(歴史も好きだったらしい)、大名の力を押さえて幕府の権力を安定させる様に心がけた。 自分が天下人になる以前から家臣だった大名を『譜代大名』、それ以降に従った大名を『外様大名』とし、譜代大名には領地は少ないが幕府の主要なポストに就かせ、外様大名には領地は多く与えるが幕府の主要なポストに就かせない。 これによって将軍を脅かす様な有力大名が登場できない仕組みを作ったのだ。
室町幕府と江戸幕府では、その成り立ちが違うので単純に比較はできないが、その政権が不安定で戦乱を招いてしまった室町幕府を反面教師にして、江戸幕府は巧妙な大名統制システムを作ったのだろう。
現代の世の中でも似たような話はあって、それはプロ野球とJリーグの関係だ。 プロ野球はまずいくつかの球団が出来て、プロ野球リーグを作り、彼らの代表者としてコミッショナーを置いた。 コミッショナーはリーグを構成する各球団に担がれている存在なので、彼らの不利益になる事は基本的にできない。
Jリーグはまずリーグ自体が”サッカーを始め、各種地域スポーツの振興”などの理念を掲げて発足し、FIFAの承認も受け、それに各クラブが参加する格好になるので、リーグ側の力が強い。 更に、テレビ放映権料をリーグで管理し、一部の突出したクラブが登場できない様にした。 これによってリーグ主導による思い切った改革が(素早く)できるのだろう。
プロ野球とJリーグもその成り立ちは違うので簡単に比較も出来ないが、後発のJリーグがプロ野球を反面教師にしているのは事実でしょう。 プロ野球も”存続の危機”が叫ばれているのに、各球団の利害を損ねる様な改革はできない為、これと言った手は全く打てない。 プロ野球も室町幕府同様、歴史的役割を終えて滅んで行くのか、それとも...
『夏休み歴史講座』と言いたい所だが、夏休みの宿題に役立つ...訳も無いな。 昔は歴史の先生になろうと思った事もあったが...ならないで正解だったか。
特別な日
at 2002 08/06 23:30 編集
広島は今日、『原爆の日』だった。 そんな訳でカープは倉敷に移動して試合をした。 まあ、目と鼻の先で慰霊祭をやっているのだから無理も無い。 それにしても、よくこの日にホームの試合が入るな... やはり、7月に甲子園大会の広島予選の為、市民球場が使えない事の影響だろうか。 広島市では今日、図書館も公民館も市役所も、ゴミの回収まで休みなのだ。 先日、世界はサッカーのワールドカップで盛り上がったが、いつの日かスポーツで世界が繋がり、誰も戦争で殺されなくて済む世の中になって欲しいものだ。 誰にでもある”闘争本能”はスポーツで発散させれば良いのだ。
18歳以下の大会か...
at 2002 08/07 23:48 編集
今日もカープは広島でタイガース戦だった。 昨日敗れて自力優勝が無くなったタイガースだが今日は勝ち、これでカープも自力優勝が無くなったのでは? 絵に描いた様な”星の潰し合い”...いや、今回は”引導の渡し合い”かもね。 もう秋も近いかも知れないな。
そう言えば今日の朝日新聞にカナダで行われる野球の『世界AAA選手権』の紹介が載っていた。 「日本では甲子園大会が始まるが、カナダでは18歳以下の選手による世界AAA選手権が行われている。」...って。 もしかして日本だけ世界から取り残されているのでは? 甲子園大会やっている場合だろうか...
苦手な人
at 2002 08/08 23:55 編集
今日の『すぽると』の司会はテレビ新広島の神田さんか... カープファンの私だが、どうもあの人は苦手です。 血管切れるといけないから見るのをよそう...
トラの恋人
at 2002 08/09 22:21 編集
今週の『週間現代』を立ち読みしていると、「中村ノリ、逆転でFA阪神入り」なんて言う見出しを見つけて思わず読んでしまった。 営業妨害してもいけないので詳細は言えないが、一つだけ気になったのが「中村(紀)選手の獲得には移籍金も含め50億円近く必要だが、阪神には金があるし、ドラフトの目玉・早稲田の和田投手から手を引いたので、その分の資金も回せる。」と言うくだりだ。 私はそれには否定的だ。 以前引用した新聞記事をもう一度お借りして来ます。
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毎日新聞5月29日付のスポーツ欄より
『トラぬ皮算用』
”業績好調”の阪神タイガースは売上高も過去最高。阪神電鉄が28日発表した今年度の阪神タイガースの収益予想は、首位攻防を続ける成績同様に絶好調で、昨年度より19%多い105億円の売上高を見込んでいる。
入場者数は過去2番目の280万人と予想。しかし、「(入場料など)興行収入の85%が人件費で消える」うえ、今年はアリアスや片岡ら有力選手の獲得で年棒や契約金などの”投資経費”がかさんだため、企業の最終的なもうけを示す当期(最終)利益は対前年度比47%減の1億4000万円の大幅減益になる見込みだ。
タイガースの入場者数は、ヤクルトと終盤まで首位を争い、新庄(現米サンフランシスコ・ジャイアンツ)、亀山らの人気が沸騰した92年の285万人が最高。日本一になった85年は260万人だった。今年度の入場者数は、92年度の入場者数を基に、シーズン終盤まで首位争いをすると言う条件で予想。電鉄の藤井純専務は「(首位争いからの脱落など)アクシデントは想定していない。何とか今の2位を堅持してほしい。そうでないと計算が合わなくなる」と祈るような表情だった。【田辺知之】
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こうして見ると、タイガースは親会社から資金援助を受ける事も無く、健全運営されているらしい。 ただ、現在でも収益的にはギリギリでやっているのに年棒5億(今季)の中村選手を獲るのか疑問だ。 それと、何故か誰も書かないが、現在のタイガース躍進に貢献している井川投手や今岡選手、浜中選手らの給料も上げて行かないといけない。 今はFA制度があるので、昔の様に給料をケチる訳には行かないはずだ...
そう言えば、以前も大阪のタイガースファンの方に「阪神は大会社で金もある。」と言われた事があった。 確かに阪神電鉄は決して小さな会社では無いが、タイガースは阪神電鉄が道楽でやっている訳では無いので、採算を度外視して資金をつぎ込む訳には行かないはずだ。 ジャイアンツの場合は全国展開の新聞とテレビに乗せるソフトを作る為の投資だから”●億円補強”もできる訳で...
タイガースはタイガースでジャイアンツでは無い。 だからジャイアンツの真似をして金券補強などするべきでは無いと思います。 あくまでも健全に強豪チームを育てて行って欲しいものだ。 その為にも、前にも書いたが関西マスコミはタイガース&ジャイアンツ偏向報道を改めるべきだろう。 カープなどの4球団にとって、対タイガースもジャイアンツも”ドル箱カード”だが、タイガースにとってはドル箱カードはジャイアンツ戦だけになってしまうし。
やはりマスコミには”巨人&阪神”でプロ野球を盛り上げたいと言う傾向が根強く残っているのだな... 露骨に言えば、”マスコミにとって都合が良い体制”だからな。 でも、今の体制では恐らく”巨人・阪神の二強時代”到来は難しいと思っている... 今回のファイターズ札幌移転の様な新しい時代を目指すべきでしょう。
幻の戦艦
at 2002 08/10 12:56 編集
今年もお盆が近付いて来た。 広島では浄土真宗の人がお墓に供える盆灯篭がスーパーや一般の商店、それにコンビニでも売られ、町中で見掛ける事が出来る。 私は(浄土真宗の信者が多い)大阪に二年ほど住んでいたが、ここでは盆灯篭を一度も見た事は無いところをみると、これは広島の『安芸門徒』独自の風習らしい。 我が家は浄土真宗ではないが、今や広島の夏には欠かせない風景になっているな...(http://www.city.kure.hiroshima.jp/mitekure/mite04_03.html)
広島は昔から浄土真宗の信者が多かったらしい。 その為、戦国時代の末に総本山であった石山本願寺と織田信長が戦った時、当時の広島(安芸)領主・毛利氏は本願寺を支援すべく信長と戦ったのだ...
何本もの川を天然の堀とする難攻不落の要塞・石山本願寺に手を焼いた信長は作戦を兵糧攻めに切り替えた。 その為、食料や弾薬の補給が途絶え、窮地に陥った本願寺は毛利氏に救援を依頼した。 毛利氏は多数の船に食料や弾薬を満載して大阪へ派遣。 それを護衛するのは当時、戦国最強と言われた瀬戸内海の村上水軍だった。(陸での最強は武田氏の騎馬隊か)
大阪湾では当然、織田氏に味方する水軍が海上を封鎖していた。 そこで突破しようとする村上水軍との海戦になるのだが、何百年も瀬戸内海に君臨し、海での戦いを極めている村上水軍の圧勝に終わった。 中でも火攻めの威力は凄まじく、火矢や焙烙(ほうろく:陶器の器に火薬や発火剤を詰めて投げ込む一種の焼夷弾)によって織田水軍の軍艦はたちまち火事になって全滅... 毛利氏は悠々と本願寺への補給を行った。
現状では村上水軍には勝てない。 だからと言って同レベルの水軍を育てるには時間が掛かる... そこで信長が採った策は、当時の木造船の甲板や船べりに鉄板を貼った『鉄甲船』だった。 確かに金は掛かるが、これならまず火が付かないだろう。 信長は当時の最新技術を使って本当に鉄甲船を建造し、完成した7隻の鉄甲船を中心とする信長の艦隊は決戦の地・大阪湾へ向かった...
大阪湾の木津川河口にやって来た信長の艦隊は再び出現した村上水軍と戦うが、村上水軍の火矢&焙烙も鉄甲船の装甲にはね返されて通用せず、逆に鉄甲船に搭載された巨大な大砲が火を吹いて、村上水軍は成す術なく壊滅... 二度と大阪に現れる事は無かった。 そして補給の望みが完全に絶たれた石山本願寺は絶望の中、追い詰められて行く... そして鉄甲船は堺の港に凱旋、市民に公開されたが、それ以降二度と使われる事が無かった...
私は強力な兵器である鉄甲船が使われなかったのは何故か、ずっと分からなかったが先日、私のバイブル(聖書)とも言うべき本『逆説の日本史』(井沢元彦・小学館)を読んでその謎が解けた。 当時はエンジンもスクリューも無く、鉄板を張った船なんて風が無ければ動かす事も出来ない。 それに錆(さび)止め塗料もステンレス合金も無い時代、海の上の鉄甲船は数日で錆びて使えなくなる...
船を鉄板で覆えば燃えないなんて誰でも考え付くが、凡人は「他に使い道が無く、毛利との戦いの後はスクラップにするしかない鉄甲船なんて造っても仕方が無い。」と言う固定観念に囚われてしまうのだろう。 私が信長の家来でも反対するはず。 固定観念に囚われず、本当に鉄甲船を造って毛利氏(村上水軍)と本願寺を破った信長の天才性には衝撃を受けた。 現代を生きる私達は信長に比べれば凡人に過ぎないが、”天才の真似”なら凡人ににも出来る...
先日、テレビでワールドカップ終了後に利用がほとんど無く、対応に苦慮している『宮城スタジアム』の話をやっていた。 収容人員は5万人近くあるのに交通アクセスは不便なローカル線だけ... 地元のJリーグ『ベガルタ仙台』も既に『仙台スタジアム』と言う立派なホーム球場があるので宮城スタジアムを使う気は無し。 ワールドカップみたいな
”少々の無理をしてでも行く”イベントは滅多に無いので、宮城スタジアムの利用は今後も見込めないだろう。
前にも書きましたが、宮城スタジアムは思い切って解体するべきだと思います。 ワールドカップの成功と言う十分過ぎる程の成果を上げたのだから勿体無い事は無いと思います。 そして使われていたスタンドの椅子や手すり等の大量の建築資材を転用して、仙台に国際規格に沿ったプロ仕様の”野球専用競技場”を建設し、プロ野球チームを誘致(新設でも可)するべきだと思います...
一例として『仙台クレセント』なんてどうでしょう? 地元の英雄である伊達正宗のトレードマーク・三日月の前立て(兜の飾り)から採りました。 「クレセントムーン」(三日月)では長いのでクレセントにしました。 もっともセ・リーグに加入した場合、ベイスターズとの対戦はシャレにならないかも...と昨日、東京ドームに居たスライリー(カープのマスコット)を見ていて思ってしまった...
...とにかく、ファイターズが札幌に移転する事が決まった今、かつて球団があった(オリオンズ・現マリーンズ)仙台も本気で地元球団を設立し、ベガルタ仙台とともに地元のスポーツ界振興の起爆剤にするべきだと私は思っています。 (敬称略)
競争相手
at 2002 08/11 13:14 編集
カープは東京でジャイアンツに連敗し、自力優勝の可能性が消滅した。 ...もっとも、そんな数字が出る以前にもう絶望的な心境になっていたのかも知れないが。 広島の地元紙はカープの選手達が無気力だと批判していたが、この”無気力”は現在のセ・リーグ全体に蔓延しているのではないかと思ってしまう。 首位を独走しているジャイアンツさえも...
既にペナントレースの勝敗から関心が失われているのはナイター中継のサブタイトル(?)が「●●決戦!」から「独走阻止!」になり、今は「松井、三冠王に向けてバク進!」と、まるで”消化試合”みたいになっているのを見ても明らかだ。 今年はワールドカップの影響で試合消化が遅れ、まだ50試合近く残っているのに、優勝の行方はほぼ決まっている。 見ている側はまだ良いが、実際にプレーしている選手は...
まだドラフトがまともに行われていた時代、読売や一部の解説者は長年「ドラフト制度は企業努力による自由競争を阻害し、何の企業努力もしない球団が有力選手を獲っている。」と言っていた。 確かにドラフト制度に”タダ乗り”している球団もあったが... 逆指名制度が導入されて実質上の自由競争になり、更にはFA制度も導入され、”企業努力による自由競争”を約10年やって来た結果が現在の状況か...
”企業努力による自由競争”は、公正な同じ条件の元でしか成立しないはず。 資金面だけならまだ多少は張り合えるが、ジャイアンツの試合だけがほとんど全試合(ロードも含めて)全国にテレビ中継され、当然人気も集中し、引退後の生活まで有利になるのでは張り合い様が無い。 それとも、阪神電鉄にテレビ局を買い取ってタイガースの試合を毎日全国中継しろとでも? その意味でタイガースはジャイアンツにはなれないと思います...
突然ですが、私は全財産(大した額では無いが...)を郵便局に預けています。 以外ですか? 郵便貯金って便利ですよ~ 国がやっているから破綻はしない、夜にATMを利用しても手数料を取られないし、全国至る所に郵便局やATMがあって、同じ郵便局だから手数料を取られないので私みたいな旅好きにはありがたい存在だ。 民間の銀行だって本当は同レベルのサービスをやりたいはず。 でも...コスト的に無理なんだろう。
もしも...読売新聞が銀行を経営していたら...? ナベツネ、じゃなくて渡辺社長は「郵便貯金は公正な競争を阻害して民業を圧迫しているので廃止するべきだ!」と吼えると思うのだが... グローバル化が叫ばれるこの時代、日本にも”本当の自由競争”を根付かせる時だと思います。 ...郵便貯金を利用している身でなんですが...
更新休みのお知らせ
at 2002 08/12 07:30 編集
今週、盆休みを利用して関東地方への旅行をする事になりました。 近場(?)の大阪旅行の時はいつもネットカフェを利用して更新を続けていましたが、今回は現地の状況も分からない上、滅多に来れない関東で時間にも制限がありますので、広島に戻るまでホームページの更新はお休みしようと思います。 広島に戻るのは早くて土曜の深夜、遅ければ日曜の深夜になります。 今回は関東での野球観戦が中心の旅です。 この経験が少しでもこのホームページに反映出来ればいいなと思ってます。
現時点で決まっている予定は...
12日 旅行準備、夜勤。
13日 出発、16時頃大阪に到着、大阪に宿泊。
14日 早朝に大阪発、15時東京着、千葉マリンスタジアムで観戦、千葉に宿泊。
15日 鎌倉、横須賀観光、横浜に宿泊。
16日 横浜市内観光、横浜スタジアムで観戦。東京に宿泊。
17日 予備日。
18日 早朝に東京発、深夜広島着。
あまり予算も無いので、『青春18切符』、『カプセルホテル』、『マク●ナルド』の三点セットで旅費を安く上げる事にしています。 まあ、グルメやショッピングに興味が無い事もありますが...
そう言う事情で、掲示板、日記ともに月曜日まで(多分)お休みさせていただきます。 それでは、広島に戻りましたらまたお会いしましょう。
at 2002 08/01 22:53 編集
日本列島は毎日、暑い日が続いていて、広島もまた例外では無い。 広島の場合は夕方ごろに凪(なぎ)と言って風がピタっと止まる現象があったりするから堪らない。 もっとも、風が吹いたとしても”熱風”なので暑いのは変わらないが... ローカルニュースによると、甲子園出場を決めた広陵高校の選手が尾道の『しまなみ球場』で恒例の”甲子園練習”をしたらしい。 今年はサッカーワールドカップでプロ野球の日程が変わり、甲子園のグラウンドは使えないらしいから...
それにしてもこの暑さ、甲子園大会本番での熱射病が心配になる。 実際、去年の夏に北九州市民球場でホークスがデーゲームをやったのだが、熱射病で倒れる観客が続出したそうだ。 私はそのニュースを聞いて「何で甲子園で応援している人は平気なの?」と素朴な疑問を持ってしまう。 名物の『ぶっかき氷』を食べると体温が下がるのか? それとも、倒れた人の数を(会場の)熱気のバロメーターにでもしているのだろうか...
”真夏のデーゲーム”といい、”中1日や中0日での先発登板”といい、プロ野球では考えられない事が何故アマチュアなら出来るのか? ...分からない。 『ヒートアイランド現象』だか『地球温暖化』か分からないが、10年ほど前に比べれば夏の気温はかなり上がっている。 ”真夏の祭典”も曲がり角に来ているのではないでしょうか?
私は思うのですが、甲子園での第1試合の後、第2試合は17時くらいから始めても良いのではないでしょうか? ナイター設備もあるし、プロ野球と違って試合テンポが速いのでそんなに遅くはならないのでは? それにテレビ視聴率だってジャイアンツの独走で面白く無くなったプロ野球より良いかも知れない... とにかく、”安全に”プレーを楽しんでもらいたいです。
久しぶりの市民球場
at 2002 08/02 23:06 編集
カープは今日から広島でジャイアンツ戦か。 それにしても久しぶりの市民球場での試合になるな。 この間まで高校野球広島県予選をやっていたからだが、7月にはほとんど広島での試合が無かった。 前にも書きましたが、新しい球場が出来たら、そこはカープ専用にし、球場が使えない為にロードが極端に長くなる不利が無くなる様にして欲しいものだ。 準々決勝くらいから高校野球に”貸してやる”のなら高校生にも張り合いが出るかも。
室町幕府と江戸幕府
at 2002 08/05 15:16 編集
夏休み...という事で久しぶりに歴史の話でも書きます。 カープが週末の三連戦で実質上の”終戦”になってネタが無い事もあるのだが...
室町時代と江戸時代は期間(約240年、約270年)も同じ位で、将軍の人数は同じ15人。 ただ江戸時代のほとんどは平和だったのに対し、室町時代は一時期を除いて戦争が絶えなかった。 それに室町時代の将軍には臣下によって(将軍の)位を追われた人や、暗殺された人が多くいる。
室町幕府の創始者・足利尊氏は”いい人”だったそうで、家来達に気前良く領地を与え、その結果として全国に何ヶ国もの領地を持つ大大名が続々と誕生して幕府のよるコントロールが難しい程の力を持ってしまった。 その為、将軍の地位も大大名たちによって担がれたタダの”代表者”みたいになってしまった。 これでは、大大名たちの支持が無ければ何も出来ない訳で...
江戸幕府は創始者の徳川家康が室町幕府のシステムを研究し(歴史も好きだったらしい)、大名の力を押さえて幕府の権力を安定させる様に心がけた。 自分が天下人になる以前から家臣だった大名を『譜代大名』、それ以降に従った大名を『外様大名』とし、譜代大名には領地は少ないが幕府の主要なポストに就かせ、外様大名には領地は多く与えるが幕府の主要なポストに就かせない。 これによって将軍を脅かす様な有力大名が登場できない仕組みを作ったのだ。
室町幕府と江戸幕府では、その成り立ちが違うので単純に比較はできないが、その政権が不安定で戦乱を招いてしまった室町幕府を反面教師にして、江戸幕府は巧妙な大名統制システムを作ったのだろう。
現代の世の中でも似たような話はあって、それはプロ野球とJリーグの関係だ。 プロ野球はまずいくつかの球団が出来て、プロ野球リーグを作り、彼らの代表者としてコミッショナーを置いた。 コミッショナーはリーグを構成する各球団に担がれている存在なので、彼らの不利益になる事は基本的にできない。
Jリーグはまずリーグ自体が”サッカーを始め、各種地域スポーツの振興”などの理念を掲げて発足し、FIFAの承認も受け、それに各クラブが参加する格好になるので、リーグ側の力が強い。 更に、テレビ放映権料をリーグで管理し、一部の突出したクラブが登場できない様にした。 これによってリーグ主導による思い切った改革が(素早く)できるのだろう。
プロ野球とJリーグもその成り立ちは違うので簡単に比較も出来ないが、後発のJリーグがプロ野球を反面教師にしているのは事実でしょう。 プロ野球も”存続の危機”が叫ばれているのに、各球団の利害を損ねる様な改革はできない為、これと言った手は全く打てない。 プロ野球も室町幕府同様、歴史的役割を終えて滅んで行くのか、それとも...
『夏休み歴史講座』と言いたい所だが、夏休みの宿題に役立つ...訳も無いな。 昔は歴史の先生になろうと思った事もあったが...ならないで正解だったか。
特別な日
at 2002 08/06 23:30 編集
広島は今日、『原爆の日』だった。 そんな訳でカープは倉敷に移動して試合をした。 まあ、目と鼻の先で慰霊祭をやっているのだから無理も無い。 それにしても、よくこの日にホームの試合が入るな... やはり、7月に甲子園大会の広島予選の為、市民球場が使えない事の影響だろうか。 広島市では今日、図書館も公民館も市役所も、ゴミの回収まで休みなのだ。 先日、世界はサッカーのワールドカップで盛り上がったが、いつの日かスポーツで世界が繋がり、誰も戦争で殺されなくて済む世の中になって欲しいものだ。 誰にでもある”闘争本能”はスポーツで発散させれば良いのだ。
18歳以下の大会か...
at 2002 08/07 23:48 編集
今日もカープは広島でタイガース戦だった。 昨日敗れて自力優勝が無くなったタイガースだが今日は勝ち、これでカープも自力優勝が無くなったのでは? 絵に描いた様な”星の潰し合い”...いや、今回は”引導の渡し合い”かもね。 もう秋も近いかも知れないな。
そう言えば今日の朝日新聞にカナダで行われる野球の『世界AAA選手権』の紹介が載っていた。 「日本では甲子園大会が始まるが、カナダでは18歳以下の選手による世界AAA選手権が行われている。」...って。 もしかして日本だけ世界から取り残されているのでは? 甲子園大会やっている場合だろうか...
苦手な人
at 2002 08/08 23:55 編集
今日の『すぽると』の司会はテレビ新広島の神田さんか... カープファンの私だが、どうもあの人は苦手です。 血管切れるといけないから見るのをよそう...
トラの恋人
at 2002 08/09 22:21 編集
今週の『週間現代』を立ち読みしていると、「中村ノリ、逆転でFA阪神入り」なんて言う見出しを見つけて思わず読んでしまった。 営業妨害してもいけないので詳細は言えないが、一つだけ気になったのが「中村(紀)選手の獲得には移籍金も含め50億円近く必要だが、阪神には金があるし、ドラフトの目玉・早稲田の和田投手から手を引いたので、その分の資金も回せる。」と言うくだりだ。 私はそれには否定的だ。 以前引用した新聞記事をもう一度お借りして来ます。
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毎日新聞5月29日付のスポーツ欄より
『トラぬ皮算用』
”業績好調”の阪神タイガースは売上高も過去最高。阪神電鉄が28日発表した今年度の阪神タイガースの収益予想は、首位攻防を続ける成績同様に絶好調で、昨年度より19%多い105億円の売上高を見込んでいる。
入場者数は過去2番目の280万人と予想。しかし、「(入場料など)興行収入の85%が人件費で消える」うえ、今年はアリアスや片岡ら有力選手の獲得で年棒や契約金などの”投資経費”がかさんだため、企業の最終的なもうけを示す当期(最終)利益は対前年度比47%減の1億4000万円の大幅減益になる見込みだ。
タイガースの入場者数は、ヤクルトと終盤まで首位を争い、新庄(現米サンフランシスコ・ジャイアンツ)、亀山らの人気が沸騰した92年の285万人が最高。日本一になった85年は260万人だった。今年度の入場者数は、92年度の入場者数を基に、シーズン終盤まで首位争いをすると言う条件で予想。電鉄の藤井純専務は「(首位争いからの脱落など)アクシデントは想定していない。何とか今の2位を堅持してほしい。そうでないと計算が合わなくなる」と祈るような表情だった。【田辺知之】
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こうして見ると、タイガースは親会社から資金援助を受ける事も無く、健全運営されているらしい。 ただ、現在でも収益的にはギリギリでやっているのに年棒5億(今季)の中村選手を獲るのか疑問だ。 それと、何故か誰も書かないが、現在のタイガース躍進に貢献している井川投手や今岡選手、浜中選手らの給料も上げて行かないといけない。 今はFA制度があるので、昔の様に給料をケチる訳には行かないはずだ...
そう言えば、以前も大阪のタイガースファンの方に「阪神は大会社で金もある。」と言われた事があった。 確かに阪神電鉄は決して小さな会社では無いが、タイガースは阪神電鉄が道楽でやっている訳では無いので、採算を度外視して資金をつぎ込む訳には行かないはずだ。 ジャイアンツの場合は全国展開の新聞とテレビに乗せるソフトを作る為の投資だから”●億円補強”もできる訳で...
タイガースはタイガースでジャイアンツでは無い。 だからジャイアンツの真似をして金券補強などするべきでは無いと思います。 あくまでも健全に強豪チームを育てて行って欲しいものだ。 その為にも、前にも書いたが関西マスコミはタイガース&ジャイアンツ偏向報道を改めるべきだろう。 カープなどの4球団にとって、対タイガースもジャイアンツも”ドル箱カード”だが、タイガースにとってはドル箱カードはジャイアンツ戦だけになってしまうし。
やはりマスコミには”巨人&阪神”でプロ野球を盛り上げたいと言う傾向が根強く残っているのだな... 露骨に言えば、”マスコミにとって都合が良い体制”だからな。 でも、今の体制では恐らく”巨人・阪神の二強時代”到来は難しいと思っている... 今回のファイターズ札幌移転の様な新しい時代を目指すべきでしょう。
幻の戦艦
at 2002 08/10 12:56 編集
今年もお盆が近付いて来た。 広島では浄土真宗の人がお墓に供える盆灯篭がスーパーや一般の商店、それにコンビニでも売られ、町中で見掛ける事が出来る。 私は(浄土真宗の信者が多い)大阪に二年ほど住んでいたが、ここでは盆灯篭を一度も見た事は無いところをみると、これは広島の『安芸門徒』独自の風習らしい。 我が家は浄土真宗ではないが、今や広島の夏には欠かせない風景になっているな...(http://www.city.kure.hiroshima.jp/mitekure/mite04_03.html)
広島は昔から浄土真宗の信者が多かったらしい。 その為、戦国時代の末に総本山であった石山本願寺と織田信長が戦った時、当時の広島(安芸)領主・毛利氏は本願寺を支援すべく信長と戦ったのだ...
何本もの川を天然の堀とする難攻不落の要塞・石山本願寺に手を焼いた信長は作戦を兵糧攻めに切り替えた。 その為、食料や弾薬の補給が途絶え、窮地に陥った本願寺は毛利氏に救援を依頼した。 毛利氏は多数の船に食料や弾薬を満載して大阪へ派遣。 それを護衛するのは当時、戦国最強と言われた瀬戸内海の村上水軍だった。(陸での最強は武田氏の騎馬隊か)
大阪湾では当然、織田氏に味方する水軍が海上を封鎖していた。 そこで突破しようとする村上水軍との海戦になるのだが、何百年も瀬戸内海に君臨し、海での戦いを極めている村上水軍の圧勝に終わった。 中でも火攻めの威力は凄まじく、火矢や焙烙(ほうろく:陶器の器に火薬や発火剤を詰めて投げ込む一種の焼夷弾)によって織田水軍の軍艦はたちまち火事になって全滅... 毛利氏は悠々と本願寺への補給を行った。
現状では村上水軍には勝てない。 だからと言って同レベルの水軍を育てるには時間が掛かる... そこで信長が採った策は、当時の木造船の甲板や船べりに鉄板を貼った『鉄甲船』だった。 確かに金は掛かるが、これならまず火が付かないだろう。 信長は当時の最新技術を使って本当に鉄甲船を建造し、完成した7隻の鉄甲船を中心とする信長の艦隊は決戦の地・大阪湾へ向かった...
大阪湾の木津川河口にやって来た信長の艦隊は再び出現した村上水軍と戦うが、村上水軍の火矢&焙烙も鉄甲船の装甲にはね返されて通用せず、逆に鉄甲船に搭載された巨大な大砲が火を吹いて、村上水軍は成す術なく壊滅... 二度と大阪に現れる事は無かった。 そして補給の望みが完全に絶たれた石山本願寺は絶望の中、追い詰められて行く... そして鉄甲船は堺の港に凱旋、市民に公開されたが、それ以降二度と使われる事が無かった...
私は強力な兵器である鉄甲船が使われなかったのは何故か、ずっと分からなかったが先日、私のバイブル(聖書)とも言うべき本『逆説の日本史』(井沢元彦・小学館)を読んでその謎が解けた。 当時はエンジンもスクリューも無く、鉄板を張った船なんて風が無ければ動かす事も出来ない。 それに錆(さび)止め塗料もステンレス合金も無い時代、海の上の鉄甲船は数日で錆びて使えなくなる...
船を鉄板で覆えば燃えないなんて誰でも考え付くが、凡人は「他に使い道が無く、毛利との戦いの後はスクラップにするしかない鉄甲船なんて造っても仕方が無い。」と言う固定観念に囚われてしまうのだろう。 私が信長の家来でも反対するはず。 固定観念に囚われず、本当に鉄甲船を造って毛利氏(村上水軍)と本願寺を破った信長の天才性には衝撃を受けた。 現代を生きる私達は信長に比べれば凡人に過ぎないが、”天才の真似”なら凡人ににも出来る...
先日、テレビでワールドカップ終了後に利用がほとんど無く、対応に苦慮している『宮城スタジアム』の話をやっていた。 収容人員は5万人近くあるのに交通アクセスは不便なローカル線だけ... 地元のJリーグ『ベガルタ仙台』も既に『仙台スタジアム』と言う立派なホーム球場があるので宮城スタジアムを使う気は無し。 ワールドカップみたいな
”少々の無理をしてでも行く”イベントは滅多に無いので、宮城スタジアムの利用は今後も見込めないだろう。
前にも書きましたが、宮城スタジアムは思い切って解体するべきだと思います。 ワールドカップの成功と言う十分過ぎる程の成果を上げたのだから勿体無い事は無いと思います。 そして使われていたスタンドの椅子や手すり等の大量の建築資材を転用して、仙台に国際規格に沿ったプロ仕様の”野球専用競技場”を建設し、プロ野球チームを誘致(新設でも可)するべきだと思います...
一例として『仙台クレセント』なんてどうでしょう? 地元の英雄である伊達正宗のトレードマーク・三日月の前立て(兜の飾り)から採りました。 「クレセントムーン」(三日月)では長いのでクレセントにしました。 もっともセ・リーグに加入した場合、ベイスターズとの対戦はシャレにならないかも...と昨日、東京ドームに居たスライリー(カープのマスコット)を見ていて思ってしまった...
...とにかく、ファイターズが札幌に移転する事が決まった今、かつて球団があった(オリオンズ・現マリーンズ)仙台も本気で地元球団を設立し、ベガルタ仙台とともに地元のスポーツ界振興の起爆剤にするべきだと私は思っています。 (敬称略)
競争相手
at 2002 08/11 13:14 編集
カープは東京でジャイアンツに連敗し、自力優勝の可能性が消滅した。 ...もっとも、そんな数字が出る以前にもう絶望的な心境になっていたのかも知れないが。 広島の地元紙はカープの選手達が無気力だと批判していたが、この”無気力”は現在のセ・リーグ全体に蔓延しているのではないかと思ってしまう。 首位を独走しているジャイアンツさえも...
既にペナントレースの勝敗から関心が失われているのはナイター中継のサブタイトル(?)が「●●決戦!」から「独走阻止!」になり、今は「松井、三冠王に向けてバク進!」と、まるで”消化試合”みたいになっているのを見ても明らかだ。 今年はワールドカップの影響で試合消化が遅れ、まだ50試合近く残っているのに、優勝の行方はほぼ決まっている。 見ている側はまだ良いが、実際にプレーしている選手は...
まだドラフトがまともに行われていた時代、読売や一部の解説者は長年「ドラフト制度は企業努力による自由競争を阻害し、何の企業努力もしない球団が有力選手を獲っている。」と言っていた。 確かにドラフト制度に”タダ乗り”している球団もあったが... 逆指名制度が導入されて実質上の自由競争になり、更にはFA制度も導入され、”企業努力による自由競争”を約10年やって来た結果が現在の状況か...
”企業努力による自由競争”は、公正な同じ条件の元でしか成立しないはず。 資金面だけならまだ多少は張り合えるが、ジャイアンツの試合だけがほとんど全試合(ロードも含めて)全国にテレビ中継され、当然人気も集中し、引退後の生活まで有利になるのでは張り合い様が無い。 それとも、阪神電鉄にテレビ局を買い取ってタイガースの試合を毎日全国中継しろとでも? その意味でタイガースはジャイアンツにはなれないと思います...
突然ですが、私は全財産(大した額では無いが...)を郵便局に預けています。 以外ですか? 郵便貯金って便利ですよ~ 国がやっているから破綻はしない、夜にATMを利用しても手数料を取られないし、全国至る所に郵便局やATMがあって、同じ郵便局だから手数料を取られないので私みたいな旅好きにはありがたい存在だ。 民間の銀行だって本当は同レベルのサービスをやりたいはず。 でも...コスト的に無理なんだろう。
もしも...読売新聞が銀行を経営していたら...? ナベツネ、じゃなくて渡辺社長は「郵便貯金は公正な競争を阻害して民業を圧迫しているので廃止するべきだ!」と吼えると思うのだが... グローバル化が叫ばれるこの時代、日本にも”本当の自由競争”を根付かせる時だと思います。 ...郵便貯金を利用している身でなんですが...
更新休みのお知らせ
at 2002 08/12 07:30 編集
今週、盆休みを利用して関東地方への旅行をする事になりました。 近場(?)の大阪旅行の時はいつもネットカフェを利用して更新を続けていましたが、今回は現地の状況も分からない上、滅多に来れない関東で時間にも制限がありますので、広島に戻るまでホームページの更新はお休みしようと思います。 広島に戻るのは早くて土曜の深夜、遅ければ日曜の深夜になります。 今回は関東での野球観戦が中心の旅です。 この経験が少しでもこのホームページに反映出来ればいいなと思ってます。
現時点で決まっている予定は...
12日 旅行準備、夜勤。
13日 出発、16時頃大阪に到着、大阪に宿泊。
14日 早朝に大阪発、15時東京着、千葉マリンスタジアムで観戦、千葉に宿泊。
15日 鎌倉、横須賀観光、横浜に宿泊。
16日 横浜市内観光、横浜スタジアムで観戦。東京に宿泊。
17日 予備日。
18日 早朝に東京発、深夜広島着。
あまり予算も無いので、『青春18切符』、『カプセルホテル』、『マク●ナルド』の三点セットで旅費を安く上げる事にしています。 まあ、グルメやショッピングに興味が無い事もありますが...
そう言う事情で、掲示板、日記ともに月曜日まで(多分)お休みさせていただきます。 それでは、広島に戻りましたらまたお会いしましょう。
5月7日の巡回備忘録
今日もカープはナゴヤドームでドラゴンズと対戦でした。 例によってテレビ中継ですが確か地上波でやってた様ですけど私はその時間、街中に出てましたのでリアルタイムでは見てません。 街中......
とりあえず再開
at 2002 08/19 23:08 編集
昨日の夜遅く、私は広島に帰って来ました。 普段、一泊二日の大阪への旅行はしているのだが、一週間もの長丁場の旅行は久しぶりだったので、途中で着る服が無くなったが都内ではコインランドリーが見つからないなど、準備不足による失敗も色々あって、反省する事も多かったが収穫も多く、今まで遠く感じていた関東が近く感じられる様になった。 もし、来年も再び行く事があれば、次回はもっと効率的に旅を出来ると思います。
野球観戦の方は、千葉マリンスタジアムでの『マリーンズ vs ライオンズ戦』と、横浜スタジアムでの『ベイスターズ vs カープ戦』を観戦。 また、球場到着が遅れて観戦自体は中止したが、東京ドームにも行って来ました。 日程が合わなくて横須賀での湘南シーレックスの試合が見られなかった事と、神宮球場に行けなかったのは残念だったが、これは次回(?)への楽しみに取っておきます。
一週間もの旅から一転して、今日からいつもの日常に戻った。 ちょっとまだ違和感が残っているな... 旅行の後始末も残っていますし、本格的なホームページ更改は週末までお待ち下さい。
もうちょっと
at 2002 08/20 23:54 編集
広島に戻って来て二日目。 まだ落ち着いておらず、旅行の後片付けもまだなのでちょっとバタバタしています。 本格的なホームページ更新はもうしばらくお待ち下さい。
ザル法
at 2002 08/21 23:58 編集
今日で高校野球も終わった。 何故か私の目に付いたのは選手達の髪型だった。 ちょっと昔は丸刈り...と言うか、剃り上げた”坊主頭”ばかりの学校が多数あったのだが、今回はほとんどの生徒がスポーツ刈りにしていた。 聞いた話ではこの”坊主頭強制”の廃止が高校の野球部員増加に繋がったとか...
一方で昔と全然変わらないのが投手の連投だな... 相変わらずエース投手の連投が目立って仕方が無い。 大会前に肩や肘の検査をするのだが、これじゃ意味が無いのでは。 こればかりは勝利至上主義と言う根本をどうにかしないとダメかも知れない。
夏休み関東観戦記①~ 千葉マリンスタジアム
at 2002 08/24 10:19 編集
8月14日、既に広島から大阪に移動していた私は宿泊先のカプセルホテルを出て関東へ出発。 7時30分に大阪駅を出て米原⇒大垣⇒豊橋⇒浜松⇒静岡⇒熱海と経由して17時過ぎに東京駅に到着。 ここから京葉線に乗り換える...のは良いとして、どこまで歩けば京葉線ホームに着くのだろうか... 京葉線は東京ディズニーランドの最寄駅・舞浜を経由して海浜幕張駅に到着。 ついにここまでやって来たのか、ワクワクするなあ...
さて、千葉マリンスタジアムにはどう行けば良いか...と考えていると、改札の近くにマリーンズのユニフォームを着た男の子がいたので聞いてみると、球場への送迎バスが出ているらしい。 バス乗り場に来てみると近くにロッ●リアと、隣接してマリーンズのグッズショップ(?)が見える。 本来なら寄って行きたいのだが、既に18時を回っているので断念。 試合終了後にも開いていると良いのだが...
バスに乗ったが、何と料金がいらないのか。 ...何と言うサービスの良さだ。 バスの中吊り広告には、この日のナイターで京成電鉄との協賛イベントがあり、5回終了時に花火が上がるらしい。 我ながら何と良い日に来たものだ。 そう言えば去年もグリーンスタジアム神戸に行ったら花火を見られたし、私と野球と花火とは不思議な縁で繋がっているらしい。 とにかく、バスは千葉マリンスタジアムに到着した...
チケット売り場は何処かな...? 探しながら歩いていると、ダフ屋(?)が近付いて来た。 「ネット裏の席買わない?」ときたので断ろうとしたら、内野自由席と同じ2000円で良いと言うので思わず買ってしまった。 広島ではネット裏で見る機会は無かったし。 後で買ったチケットを良く見るとシーズンパスだった... あの人、何処でこんな物を入手したのやら。
球場内に入ると、ここにも良い感じのマリーンズグッズショップがある。 いいなあ... 広島ではカープグッズを球場周辺の露店でちょこっと売っているだけだし。 それにスタンド裏の通路も広くて開放感がある。 今の広島市民球場は狭くて内部にグッズショップを造ったり、広い通路を確保するのは無理だが、新しい球場では是非とも快適に観戦出来る環境をハード的にも整えて欲しいものだ... もちろん、選手が快適にプレー出来る環境も必要ですけど。
この日は花火イベントもあって球場はかなり賑わっていた。 私は自分の席を探して座る。 当たり前だがネット裏は選手が近く見える。 マリーンズの先発はミンチー投手。 昔、カープで投げてたっけ。 ライオンズは許(シュウ)投手だ。 この席からはボールがキャッチャーミットを叩く音も聞こえ、また変化球の軌道も何となく見える。 そう言えば私は人工芝のグラウンドは初めて見たのだ。 やっぱり、ちょっと違和感はあるな...
試合は、エラー絡みで点が入り、他のイニングは淡々と進んで行く妙な展開だ。 私は特にどちらも応援せず、中立状態で観戦していた。 5回終了後、ついに花火大会(?)が始まった。 私もお祭り気分になって思わずテンションが上がってしまった。 試合はライオンズがリードしたまま9回に。 2点差だったのでリリーフエースの豊田投手が登場したが、私としては許投手に完投させても良かったかな?と思ってしまった。 試合終了後、許投手のヒーローインタビューが始まった。 ビジターチームのもやるのはこの球場だけなのかな?ちょっと新鮮な気分だ。
試合終了後の球場内グッズショップは大賑わいだった。 私はここで福浦選手のキーホルダーを買った。 私にとって城島選手(H)、井川投手(T)に続く3つ目の”他球団グッズ”だ。 そして送迎バスで海浜幕張駅に戻り、先程のロッ●リアで遅い夕食を食べた。 この店は隣接するグッズショップと共に”マリーンズボールパーク”としてイメージを統一した造りになっていて素晴らしい。 いいなあ、広島にもこんな所が欲しいものだ。
以前、博多にも行った事があるが、地域に密着したチームは良い。 パ・リーグもサッカーJリーグを手本にして地方を積極的に開拓してはどうだろうか。 現状ではセ・リーグ以上に関東・関西に集中しているし... 札幌、仙台、新潟、静岡、松山、高松、岡山、宮崎など、候補地は沢山あるのだから...
暴論
at 2002 08/25 23:56 編集
先日、ファイターズが身売りすると言う様な記事が週刊誌に載ったと知人から聞き、私も今更ながらその週刊誌を読んだが... 記事の内容は例によって親会社の日本ハムが牛肉偽装事件でダメージを受けて球団を手放そうとするが、買取り手が無いので解散し、ついでにブルーウェイブも解散して10球団による1リーグ制に移行すると言うものだが、その記事の見出しがまた「怪我の功名で1リーグ制へ」だからひどいものだ...
”怪我の功名”って、この記事は誰に対して書かれているのやら。 1リーグ制なんて本気で願っているファンはいないはずだが... 要するに自分達の商売に都合が良い方に行く事を願っているのだろう。 マスコミが自分の商売に都合が良い方に世論を誘導するなんて考えただけでも恐ろしい話だ。 こんなマスコミは要らない。 全部国営にすれば良いのさ... そう言えばこの雑誌は以前にも「名物オーナー死去でカープが身売り?」なんて書いてたっけ... ホントにロクな記者がいない雑誌社だ。
夏休み関東観戦記②~ 横浜スタジアム
at 2002 08/26 23:55 編集
8月16日、私は横浜市内観光の後、予定通り横浜スタジアムでの観戦を行った。 この日は夕方くらいから急に雨が降って来た。 テレビの天気予報で夕立が降るとは言っていたが、とても夕立とは思えない雨だった。 私も、持っていたボストンバッグが濡れてしまい、中に入れていた資料(千葉マリンでもらって来たパンフレット等)がちょっと痛んだか。 折り畳み傘を持って来たはずが持ってなかった。
カープの試合をビジター観戦するのは初めてだ。 今年からカープのユニフォームのデザインが変わり、ホーム用とビジター用でデザインが違うからビジターでの観戦にも趣があるな。 私はレフトスタンドに入った。 入場した時点で既に試合が始まっていた為、見やすい席が空いておらず、スタンドの最上部のポール際に座った。 ここならスペースがあり、ボストンバッグも置けるので。
初めて来た横浜スタジアム、老朽化が進んでいると聞いていたが特にそんな印象は無いし、スタンドも狭さを感じなくて良い感じだ。 雨が止むと夜風が心地よく感じる。 この球場の難点はと言えば、グラウンドが人工芝なのと、何より外野のフェンスがかなり高くてフェンス際の当たりが飛ぶと視界から消えてしまう事だろうか。 外野スタンドの上の方からだとプレーが見えなくなる事が何度かあった。 こう言う外野フェンスが高い球場は他にもあるが、多分どこもこんな感じなのでは。
試合の方だが、ベイスターズはバワーズ投手でカープは長谷川投手の先発で始まった。 初回にカープが金本選手のタイムリーヒットと前田選手のホームランで3点先制、その後も中押し、駄目押しと加点して6店取った。 初めて見たカープ・新井選手のホームランには思わず立ちあがってしまった。 でも残念ながらワンサイドゲームになったな。 最終回にベイスターズ・鈴木(尚)選手の3ランで結果的には接戦になったけど。 それにしても、以外に関東にはカープファンが多いのだとスタンドを見ながら思った...
そう言えばこの横浜の『みなとみらい地区』に新しい球場を造る構想があるそうだけど、今から造るならもう人工芝の多目的ドームは止めて、メジャーリーグによくある天然芝の専用野球場を中核とする『ボールパーク』にして欲しいものだ。 野球場と商業施設、野球の歴史展示館や、サブグラウンドやクラブハウスなど、野球のテーマパークみたいにするのだ。 また、メジャーリーグで最近流行っているレトロ調の建物にするのも良いのでは...と観光客で賑わっている『赤レンガ倉庫』を見ながら思ってしまった。 ここから新しい時代を始めて行ければ...
”ドラフト外”のいる風景
at 2002 08/27 23:58 編集
昔... 私はドラフト会議の終わった後、新聞のスポーツ欄を見るのが好きだった。 当然「●●は、ドラフト2位で指名した●●選手と交渉。」みたいな記事が載る中、片隅に「●●は○○高校の●●選手をドラフト外で獲得。」と言う記事が載っていたからだ。 ドラフト外と言うと、若い野球ファンには分からないかも知れないが、昔はドラフト会議で指名されなかった選手をドラフト会議後に自由競争で獲得できたのだ。
その顔ぶれもテスト球団から何故か指名されなかった大物まで多士済々だった。 私は彼らが入団会見の時などに見せるドラフト上位指名選手への対抗心が好きだった。 「プロに入ってしまえばドラフトでの順位なんて関係無い!」と... ちなみに、今はドラフト会議で指名された選手しか日本のプロ野球には入れない。
ドラフトで注目されるのは主にアマチュア球界で活躍した選手だ。 でも、アマチュア時代に活躍できなかった選手の中にだってプロに入ってから成長し、長く活躍する選手はいる。 カープで言えば軟式野球からテストを受けて入団し、長年エースとして活躍した大野投手だろうか。 私がカープを好きなのは単に地元だからというだけでなく、無名の選手を発掘して育てている事かな。
それにしても最近はプロ野球に入る選手が少ないのではないだろうか? 確かに10人近く入れるチームもあるが、4人程度しか獲らないチームもある。 それでいて”ドラフト外入団”も無いのだから12球団で100人いるかどうかだろう。 ブルーウェイブの『契約金0円選手』に関しては賛否両論あるけど、私は発想としては良いと思っている。 これからの日本のプロ野球を支える人材を得る為にはもっと広く人材を集めないといけないから...
前から思っているのだが、選手の総数を1チーム70人に制限する今のシステムを廃止し、一軍登録25人制限だけ残して後は無制限に出来ないだろうか。 そしてもっとファームの球団を増やして全国最低でも一県に1チームは置く様にすれば... それらを現在の12球団の傘下に置くのだ。 当然独立採算性を取る事になるし、選手の待遇も多少厳しくなるが、本当に新しいスター選手を育成するには必要ではないだろうかと思っています。
最後に”ドラフト外の時代”最後の生き残りと言っても良いホークス・秋山選手。 沢山の感動をくれて本当にありがとうございました。
訂正です
at 2002 08/28 23:57 編集
最初に、昨日の日記で秋山選手(ホークス)が最後のドラフト外入団選手みたいな事を書きましたが、石井選手(琢朗・ベイスターズ)や進藤選手(ブルーウェイブ)を始め、まだ何人もドラフト外入団の現役選手がプレーしているそうです。 私もまだまだ勉強が足りないな。 私の野球知識もまだまだ完璧には程遠いですし、間違った記述がありましたら遠慮無く指摘して下さい。
今、都市対抗野球大会をやっているが、新聞などの報道を見ると●●(○○市)から○○市(●●)に記述が今までと逆になっている。 これは”企業野球”のイメージを脱却する為なのか? でも、こんな事が出来るなら、地域密着型の『日本版マイナーリーグ』だってできるのではないかと思うけど... 通常のリーグ戦と、都市対抗みたいなトーナメントのカップ戦を組み合わせて行けば... 将来的には一軍リーグより人気が出ると思うのだが。
内向き
at 2002 08/29 23:47 編集
今日の新聞によると、国際オリンピックプログラム委員会(だったかな?)から提言があって、肥大化したオリンピック改革の為、オリンピックの競技から野球、ソフトボール、近代5種の3競技を外すべきだと言う意見で、理由は「野球が盛んなのは北米と極東だけで、世界的には普及していない。」で、仮に可決されれば野球はオリンピック競技じゃなくなるのか。
野球がこのままオリンピックの正式競技にとどまり、またサッカーの様なワールドカップ大会の開催をして行くにはヨーロッパやアフリカへの競技普及が必要になるのだが... 日本もアメリカも外国への普及には熱心では無い様に思えるが。 現状では頂点にあるプロ野球やメジャーリーグがテレビ局の都合が良い様にルールを突っつきまわしたり、跳ね上がった高年棒を巡って対立してストライキをする、しないと、自国のファンに愛想を尽かされる様な事ばかり... そんな事やっている場合なんだろうか。
夏休み関東観戦記③~ 東京ドーム
at 2002 08/30 19:49 編集
長い関東旅行も残り二日となった予備日の8月17日、私は鎌倉へ行った。 鎌倉へ来たのは7年ぶりだろうか... 私は鎌倉駅を出て鶴岡八幡宮へ行く。 お参りし、広い境内を散策した後、近くにある源頼朝公の墓へ行った。 有名人の墓ではあるが、あまり大きい物では無く、現代の墓の様に墓石に名前も刻まれていない。 生憎と花も線香も持っていないので手を合わせるだけだったが。 私は鎌倉に来るといつもここに来る。 京都一局集中の時代に東国から新しい風を吹かせた先人にあやかりたいのかな...
その後、鎌倉駅に戻り江ノ電に乗って由比ガ浜へ行く。 ドラマみたいに砂浜を駆けてやろうと思ったが海水浴客が多くて断念。 しかし台風で波が高くなり遊泳禁止になった。 私は瀬戸内ではまず見られない高波をずっと眺めていた。 海辺ではライフガードのお兄さんと、海に入ろうとする海水浴客とのイタチごっこが行われていた...
鎌倉を出た後で東京へ向かうのだが、私は途中の大船や戸塚の駅で下車し、駅周辺を散策して長旅に必要なコインランドリーや生活用品を安く買えるスーパーなどを見つけた。 もし来年も来る事があればこの情報が役に立つだろう。 郊外の町と都心のカプセルホテルをフル活用して旅費を安く出来れば、もっと気軽に関東へも来れるだろう。
東京駅に戻って来た私は御茶ノ水⇒水道橋と乗り継いで東京ドームにやって来た。 東京ドームの大きさは他の球場と大差無いが、周囲の建物と会わせると異様に大きく感じる。 人出がやたらに多いが、これは野球の客か遊園地の客なのかよく分からない。 球場の周辺を回ってチケット売り場を探すのだが、入場ゲートの数が多いのと警備が物々しいのが目に付く。 ともあれ、私は球場裏手のチケット売り場に着いた...
チケット売り場に近付くと、見知らぬお兄さんが前を遮り、「外野席は一杯で立ち見になるよ、内野自由席を買わないか。」と言っている。 ダフ屋?それにしては態度がデカく高圧的だ。 それが人に物を売る態度かなあ... 私はムッとしたので「チケットを買いに来たのではありません。」と言って立ち去った。 何か野球を見る気分でも無くなったな... 今回は中止するか。
私は球場周辺を一週して帰ろうとするが、そこで東京ドーム開場時に付けられたらしいプレートを発見。 私は前に『プロジェクトX』(NHK総合)で東京ドーム建設の物語を見ているので興味深くプレートの説明文を読んでいくと、気になる一文があった。 そこには「東京ドームは多目的使用を前提として設計されており、スタンドの位置を移動させる事により、野球だけでなく、サッカーやアメリカンフットボールなどの試合も開催できる。」みたいな事が書かれていた。 東京ドームでサッカーやった事あったっけ...?
プレートの日付を見ると昭和63年になっている。 まだJリーグは無かったが、サッカー界は当然プロ化へ向けて動いていたはず。 ここからは私の想像だが、読売はJFL読売クラブ(現東京ヴェルディ1969)の本拠地をこの東京ドームに移して『読売ヴェルディ』とし、『読売ジャイアンツ』と並ぶスポ-ツビジネスの柱として育てるつもりだったのでは?
そんな読売の思惑もJリーグやFIFAの「サッカーでは人工芝グラウンドの使用を禁止。」と言う方針の為に幻と消え、更に「チーム名に企業名の使用を禁止。」や「テレビ放映権のリーグによる管理。」と思う様にならない事ばかりで、読売はサッカーからの撤退を決め、ヴェルディへの資金投入を止めた。 それ以来、チームの方は優勝争いの常連に名を連ねていない...
さて、野球観戦が中止になり、東京最後の夜をどう過ごそうかと考え、私は昔よく行った秋葉原の飲茶専門店に行き、一度だけのグルメ気分を味わった。 店はバイキング方式で1500円の90分間食べ放題、飲み放題だ。 私は点心を食べまくり、お茶を飲みまくった(お酒は一杯だけ。 酔って食べられなくなるから)が、一週間ハンバーガーとコーラばかりの後でこれだから胃が驚いたのか、店を出る頃には腹が痛くなって歩くのも辛い状況になった...
何とか歩いて秋葉原駅に着き、東京駅まで来た。 新宿のカプセルホテルまで行かないと... しかし歩くのが苦しくて、仕方無く山手線ホームの椅子に寝て休む。 声を掛けられると困るので酔っ払いのフリをしておこう。 いい歳して「食べ過ぎて腹が苦しい...」なんて言えないからな。
私は空を見上げる...
「東京まで来て、我ながら何をやっているのだろうか...」
台風が近付いているからか、星は見えない。
「東京には空がない...」
「誰の台詞だったかな。」
「高村光太郎かな?」
「いや、違う気がする...」
30分程して、多少楽になったので起き上がり、中央線で新宿へ。 今日だけは新宿が遠く感じるな。
翌日、私は7時の電車で東京を出発。 約16時間かけて広島に帰った。 家族への東京土産は『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)で紹介されていた『東京ばな奈』にした。 流行なんて無視だと公言している私なのに...ミーハーだな。
...以上です。
at 2002 08/19 23:08 編集
昨日の夜遅く、私は広島に帰って来ました。 普段、一泊二日の大阪への旅行はしているのだが、一週間もの長丁場の旅行は久しぶりだったので、途中で着る服が無くなったが都内ではコインランドリーが見つからないなど、準備不足による失敗も色々あって、反省する事も多かったが収穫も多く、今まで遠く感じていた関東が近く感じられる様になった。 もし、来年も再び行く事があれば、次回はもっと効率的に旅を出来ると思います。
野球観戦の方は、千葉マリンスタジアムでの『マリーンズ vs ライオンズ戦』と、横浜スタジアムでの『ベイスターズ vs カープ戦』を観戦。 また、球場到着が遅れて観戦自体は中止したが、東京ドームにも行って来ました。 日程が合わなくて横須賀での湘南シーレックスの試合が見られなかった事と、神宮球場に行けなかったのは残念だったが、これは次回(?)への楽しみに取っておきます。
一週間もの旅から一転して、今日からいつもの日常に戻った。 ちょっとまだ違和感が残っているな... 旅行の後始末も残っていますし、本格的なホームページ更改は週末までお待ち下さい。
もうちょっと
at 2002 08/20 23:54 編集
広島に戻って来て二日目。 まだ落ち着いておらず、旅行の後片付けもまだなのでちょっとバタバタしています。 本格的なホームページ更新はもうしばらくお待ち下さい。
ザル法
at 2002 08/21 23:58 編集
今日で高校野球も終わった。 何故か私の目に付いたのは選手達の髪型だった。 ちょっと昔は丸刈り...と言うか、剃り上げた”坊主頭”ばかりの学校が多数あったのだが、今回はほとんどの生徒がスポーツ刈りにしていた。 聞いた話ではこの”坊主頭強制”の廃止が高校の野球部員増加に繋がったとか...
一方で昔と全然変わらないのが投手の連投だな... 相変わらずエース投手の連投が目立って仕方が無い。 大会前に肩や肘の検査をするのだが、これじゃ意味が無いのでは。 こればかりは勝利至上主義と言う根本をどうにかしないとダメかも知れない。
夏休み関東観戦記①~ 千葉マリンスタジアム
at 2002 08/24 10:19 編集
8月14日、既に広島から大阪に移動していた私は宿泊先のカプセルホテルを出て関東へ出発。 7時30分に大阪駅を出て米原⇒大垣⇒豊橋⇒浜松⇒静岡⇒熱海と経由して17時過ぎに東京駅に到着。 ここから京葉線に乗り換える...のは良いとして、どこまで歩けば京葉線ホームに着くのだろうか... 京葉線は東京ディズニーランドの最寄駅・舞浜を経由して海浜幕張駅に到着。 ついにここまでやって来たのか、ワクワクするなあ...
さて、千葉マリンスタジアムにはどう行けば良いか...と考えていると、改札の近くにマリーンズのユニフォームを着た男の子がいたので聞いてみると、球場への送迎バスが出ているらしい。 バス乗り場に来てみると近くにロッ●リアと、隣接してマリーンズのグッズショップ(?)が見える。 本来なら寄って行きたいのだが、既に18時を回っているので断念。 試合終了後にも開いていると良いのだが...
バスに乗ったが、何と料金がいらないのか。 ...何と言うサービスの良さだ。 バスの中吊り広告には、この日のナイターで京成電鉄との協賛イベントがあり、5回終了時に花火が上がるらしい。 我ながら何と良い日に来たものだ。 そう言えば去年もグリーンスタジアム神戸に行ったら花火を見られたし、私と野球と花火とは不思議な縁で繋がっているらしい。 とにかく、バスは千葉マリンスタジアムに到着した...
チケット売り場は何処かな...? 探しながら歩いていると、ダフ屋(?)が近付いて来た。 「ネット裏の席買わない?」ときたので断ろうとしたら、内野自由席と同じ2000円で良いと言うので思わず買ってしまった。 広島ではネット裏で見る機会は無かったし。 後で買ったチケットを良く見るとシーズンパスだった... あの人、何処でこんな物を入手したのやら。
球場内に入ると、ここにも良い感じのマリーンズグッズショップがある。 いいなあ... 広島ではカープグッズを球場周辺の露店でちょこっと売っているだけだし。 それにスタンド裏の通路も広くて開放感がある。 今の広島市民球場は狭くて内部にグッズショップを造ったり、広い通路を確保するのは無理だが、新しい球場では是非とも快適に観戦出来る環境をハード的にも整えて欲しいものだ... もちろん、選手が快適にプレー出来る環境も必要ですけど。
この日は花火イベントもあって球場はかなり賑わっていた。 私は自分の席を探して座る。 当たり前だがネット裏は選手が近く見える。 マリーンズの先発はミンチー投手。 昔、カープで投げてたっけ。 ライオンズは許(シュウ)投手だ。 この席からはボールがキャッチャーミットを叩く音も聞こえ、また変化球の軌道も何となく見える。 そう言えば私は人工芝のグラウンドは初めて見たのだ。 やっぱり、ちょっと違和感はあるな...
試合は、エラー絡みで点が入り、他のイニングは淡々と進んで行く妙な展開だ。 私は特にどちらも応援せず、中立状態で観戦していた。 5回終了後、ついに花火大会(?)が始まった。 私もお祭り気分になって思わずテンションが上がってしまった。 試合はライオンズがリードしたまま9回に。 2点差だったのでリリーフエースの豊田投手が登場したが、私としては許投手に完投させても良かったかな?と思ってしまった。 試合終了後、許投手のヒーローインタビューが始まった。 ビジターチームのもやるのはこの球場だけなのかな?ちょっと新鮮な気分だ。
試合終了後の球場内グッズショップは大賑わいだった。 私はここで福浦選手のキーホルダーを買った。 私にとって城島選手(H)、井川投手(T)に続く3つ目の”他球団グッズ”だ。 そして送迎バスで海浜幕張駅に戻り、先程のロッ●リアで遅い夕食を食べた。 この店は隣接するグッズショップと共に”マリーンズボールパーク”としてイメージを統一した造りになっていて素晴らしい。 いいなあ、広島にもこんな所が欲しいものだ。
以前、博多にも行った事があるが、地域に密着したチームは良い。 パ・リーグもサッカーJリーグを手本にして地方を積極的に開拓してはどうだろうか。 現状ではセ・リーグ以上に関東・関西に集中しているし... 札幌、仙台、新潟、静岡、松山、高松、岡山、宮崎など、候補地は沢山あるのだから...
暴論
at 2002 08/25 23:56 編集
先日、ファイターズが身売りすると言う様な記事が週刊誌に載ったと知人から聞き、私も今更ながらその週刊誌を読んだが... 記事の内容は例によって親会社の日本ハムが牛肉偽装事件でダメージを受けて球団を手放そうとするが、買取り手が無いので解散し、ついでにブルーウェイブも解散して10球団による1リーグ制に移行すると言うものだが、その記事の見出しがまた「怪我の功名で1リーグ制へ」だからひどいものだ...
”怪我の功名”って、この記事は誰に対して書かれているのやら。 1リーグ制なんて本気で願っているファンはいないはずだが... 要するに自分達の商売に都合が良い方に行く事を願っているのだろう。 マスコミが自分の商売に都合が良い方に世論を誘導するなんて考えただけでも恐ろしい話だ。 こんなマスコミは要らない。 全部国営にすれば良いのさ... そう言えばこの雑誌は以前にも「名物オーナー死去でカープが身売り?」なんて書いてたっけ... ホントにロクな記者がいない雑誌社だ。
夏休み関東観戦記②~ 横浜スタジアム
at 2002 08/26 23:55 編集
8月16日、私は横浜市内観光の後、予定通り横浜スタジアムでの観戦を行った。 この日は夕方くらいから急に雨が降って来た。 テレビの天気予報で夕立が降るとは言っていたが、とても夕立とは思えない雨だった。 私も、持っていたボストンバッグが濡れてしまい、中に入れていた資料(千葉マリンでもらって来たパンフレット等)がちょっと痛んだか。 折り畳み傘を持って来たはずが持ってなかった。
カープの試合をビジター観戦するのは初めてだ。 今年からカープのユニフォームのデザインが変わり、ホーム用とビジター用でデザインが違うからビジターでの観戦にも趣があるな。 私はレフトスタンドに入った。 入場した時点で既に試合が始まっていた為、見やすい席が空いておらず、スタンドの最上部のポール際に座った。 ここならスペースがあり、ボストンバッグも置けるので。
初めて来た横浜スタジアム、老朽化が進んでいると聞いていたが特にそんな印象は無いし、スタンドも狭さを感じなくて良い感じだ。 雨が止むと夜風が心地よく感じる。 この球場の難点はと言えば、グラウンドが人工芝なのと、何より外野のフェンスがかなり高くてフェンス際の当たりが飛ぶと視界から消えてしまう事だろうか。 外野スタンドの上の方からだとプレーが見えなくなる事が何度かあった。 こう言う外野フェンスが高い球場は他にもあるが、多分どこもこんな感じなのでは。
試合の方だが、ベイスターズはバワーズ投手でカープは長谷川投手の先発で始まった。 初回にカープが金本選手のタイムリーヒットと前田選手のホームランで3点先制、その後も中押し、駄目押しと加点して6店取った。 初めて見たカープ・新井選手のホームランには思わず立ちあがってしまった。 でも残念ながらワンサイドゲームになったな。 最終回にベイスターズ・鈴木(尚)選手の3ランで結果的には接戦になったけど。 それにしても、以外に関東にはカープファンが多いのだとスタンドを見ながら思った...
そう言えばこの横浜の『みなとみらい地区』に新しい球場を造る構想があるそうだけど、今から造るならもう人工芝の多目的ドームは止めて、メジャーリーグによくある天然芝の専用野球場を中核とする『ボールパーク』にして欲しいものだ。 野球場と商業施設、野球の歴史展示館や、サブグラウンドやクラブハウスなど、野球のテーマパークみたいにするのだ。 また、メジャーリーグで最近流行っているレトロ調の建物にするのも良いのでは...と観光客で賑わっている『赤レンガ倉庫』を見ながら思ってしまった。 ここから新しい時代を始めて行ければ...
”ドラフト外”のいる風景
at 2002 08/27 23:58 編集
昔... 私はドラフト会議の終わった後、新聞のスポーツ欄を見るのが好きだった。 当然「●●は、ドラフト2位で指名した●●選手と交渉。」みたいな記事が載る中、片隅に「●●は○○高校の●●選手をドラフト外で獲得。」と言う記事が載っていたからだ。 ドラフト外と言うと、若い野球ファンには分からないかも知れないが、昔はドラフト会議で指名されなかった選手をドラフト会議後に自由競争で獲得できたのだ。
その顔ぶれもテスト球団から何故か指名されなかった大物まで多士済々だった。 私は彼らが入団会見の時などに見せるドラフト上位指名選手への対抗心が好きだった。 「プロに入ってしまえばドラフトでの順位なんて関係無い!」と... ちなみに、今はドラフト会議で指名された選手しか日本のプロ野球には入れない。
ドラフトで注目されるのは主にアマチュア球界で活躍した選手だ。 でも、アマチュア時代に活躍できなかった選手の中にだってプロに入ってから成長し、長く活躍する選手はいる。 カープで言えば軟式野球からテストを受けて入団し、長年エースとして活躍した大野投手だろうか。 私がカープを好きなのは単に地元だからというだけでなく、無名の選手を発掘して育てている事かな。
それにしても最近はプロ野球に入る選手が少ないのではないだろうか? 確かに10人近く入れるチームもあるが、4人程度しか獲らないチームもある。 それでいて”ドラフト外入団”も無いのだから12球団で100人いるかどうかだろう。 ブルーウェイブの『契約金0円選手』に関しては賛否両論あるけど、私は発想としては良いと思っている。 これからの日本のプロ野球を支える人材を得る為にはもっと広く人材を集めないといけないから...
前から思っているのだが、選手の総数を1チーム70人に制限する今のシステムを廃止し、一軍登録25人制限だけ残して後は無制限に出来ないだろうか。 そしてもっとファームの球団を増やして全国最低でも一県に1チームは置く様にすれば... それらを現在の12球団の傘下に置くのだ。 当然独立採算性を取る事になるし、選手の待遇も多少厳しくなるが、本当に新しいスター選手を育成するには必要ではないだろうかと思っています。
最後に”ドラフト外の時代”最後の生き残りと言っても良いホークス・秋山選手。 沢山の感動をくれて本当にありがとうございました。
訂正です
at 2002 08/28 23:57 編集
最初に、昨日の日記で秋山選手(ホークス)が最後のドラフト外入団選手みたいな事を書きましたが、石井選手(琢朗・ベイスターズ)や進藤選手(ブルーウェイブ)を始め、まだ何人もドラフト外入団の現役選手がプレーしているそうです。 私もまだまだ勉強が足りないな。 私の野球知識もまだまだ完璧には程遠いですし、間違った記述がありましたら遠慮無く指摘して下さい。
今、都市対抗野球大会をやっているが、新聞などの報道を見ると●●(○○市)から○○市(●●)に記述が今までと逆になっている。 これは”企業野球”のイメージを脱却する為なのか? でも、こんな事が出来るなら、地域密着型の『日本版マイナーリーグ』だってできるのではないかと思うけど... 通常のリーグ戦と、都市対抗みたいなトーナメントのカップ戦を組み合わせて行けば... 将来的には一軍リーグより人気が出ると思うのだが。
内向き
at 2002 08/29 23:47 編集
今日の新聞によると、国際オリンピックプログラム委員会(だったかな?)から提言があって、肥大化したオリンピック改革の為、オリンピックの競技から野球、ソフトボール、近代5種の3競技を外すべきだと言う意見で、理由は「野球が盛んなのは北米と極東だけで、世界的には普及していない。」で、仮に可決されれば野球はオリンピック競技じゃなくなるのか。
野球がこのままオリンピックの正式競技にとどまり、またサッカーの様なワールドカップ大会の開催をして行くにはヨーロッパやアフリカへの競技普及が必要になるのだが... 日本もアメリカも外国への普及には熱心では無い様に思えるが。 現状では頂点にあるプロ野球やメジャーリーグがテレビ局の都合が良い様にルールを突っつきまわしたり、跳ね上がった高年棒を巡って対立してストライキをする、しないと、自国のファンに愛想を尽かされる様な事ばかり... そんな事やっている場合なんだろうか。
夏休み関東観戦記③~ 東京ドーム
at 2002 08/30 19:49 編集
長い関東旅行も残り二日となった予備日の8月17日、私は鎌倉へ行った。 鎌倉へ来たのは7年ぶりだろうか... 私は鎌倉駅を出て鶴岡八幡宮へ行く。 お参りし、広い境内を散策した後、近くにある源頼朝公の墓へ行った。 有名人の墓ではあるが、あまり大きい物では無く、現代の墓の様に墓石に名前も刻まれていない。 生憎と花も線香も持っていないので手を合わせるだけだったが。 私は鎌倉に来るといつもここに来る。 京都一局集中の時代に東国から新しい風を吹かせた先人にあやかりたいのかな...
その後、鎌倉駅に戻り江ノ電に乗って由比ガ浜へ行く。 ドラマみたいに砂浜を駆けてやろうと思ったが海水浴客が多くて断念。 しかし台風で波が高くなり遊泳禁止になった。 私は瀬戸内ではまず見られない高波をずっと眺めていた。 海辺ではライフガードのお兄さんと、海に入ろうとする海水浴客とのイタチごっこが行われていた...
鎌倉を出た後で東京へ向かうのだが、私は途中の大船や戸塚の駅で下車し、駅周辺を散策して長旅に必要なコインランドリーや生活用品を安く買えるスーパーなどを見つけた。 もし来年も来る事があればこの情報が役に立つだろう。 郊外の町と都心のカプセルホテルをフル活用して旅費を安く出来れば、もっと気軽に関東へも来れるだろう。
東京駅に戻って来た私は御茶ノ水⇒水道橋と乗り継いで東京ドームにやって来た。 東京ドームの大きさは他の球場と大差無いが、周囲の建物と会わせると異様に大きく感じる。 人出がやたらに多いが、これは野球の客か遊園地の客なのかよく分からない。 球場の周辺を回ってチケット売り場を探すのだが、入場ゲートの数が多いのと警備が物々しいのが目に付く。 ともあれ、私は球場裏手のチケット売り場に着いた...
チケット売り場に近付くと、見知らぬお兄さんが前を遮り、「外野席は一杯で立ち見になるよ、内野自由席を買わないか。」と言っている。 ダフ屋?それにしては態度がデカく高圧的だ。 それが人に物を売る態度かなあ... 私はムッとしたので「チケットを買いに来たのではありません。」と言って立ち去った。 何か野球を見る気分でも無くなったな... 今回は中止するか。
私は球場周辺を一週して帰ろうとするが、そこで東京ドーム開場時に付けられたらしいプレートを発見。 私は前に『プロジェクトX』(NHK総合)で東京ドーム建設の物語を見ているので興味深くプレートの説明文を読んでいくと、気になる一文があった。 そこには「東京ドームは多目的使用を前提として設計されており、スタンドの位置を移動させる事により、野球だけでなく、サッカーやアメリカンフットボールなどの試合も開催できる。」みたいな事が書かれていた。 東京ドームでサッカーやった事あったっけ...?
プレートの日付を見ると昭和63年になっている。 まだJリーグは無かったが、サッカー界は当然プロ化へ向けて動いていたはず。 ここからは私の想像だが、読売はJFL読売クラブ(現東京ヴェルディ1969)の本拠地をこの東京ドームに移して『読売ヴェルディ』とし、『読売ジャイアンツ』と並ぶスポ-ツビジネスの柱として育てるつもりだったのでは?
そんな読売の思惑もJリーグやFIFAの「サッカーでは人工芝グラウンドの使用を禁止。」と言う方針の為に幻と消え、更に「チーム名に企業名の使用を禁止。」や「テレビ放映権のリーグによる管理。」と思う様にならない事ばかりで、読売はサッカーからの撤退を決め、ヴェルディへの資金投入を止めた。 それ以来、チームの方は優勝争いの常連に名を連ねていない...
さて、野球観戦が中止になり、東京最後の夜をどう過ごそうかと考え、私は昔よく行った秋葉原の飲茶専門店に行き、一度だけのグルメ気分を味わった。 店はバイキング方式で1500円の90分間食べ放題、飲み放題だ。 私は点心を食べまくり、お茶を飲みまくった(お酒は一杯だけ。 酔って食べられなくなるから)が、一週間ハンバーガーとコーラばかりの後でこれだから胃が驚いたのか、店を出る頃には腹が痛くなって歩くのも辛い状況になった...
何とか歩いて秋葉原駅に着き、東京駅まで来た。 新宿のカプセルホテルまで行かないと... しかし歩くのが苦しくて、仕方無く山手線ホームの椅子に寝て休む。 声を掛けられると困るので酔っ払いのフリをしておこう。 いい歳して「食べ過ぎて腹が苦しい...」なんて言えないからな。
私は空を見上げる...
「東京まで来て、我ながら何をやっているのだろうか...」
台風が近付いているからか、星は見えない。
「東京には空がない...」
「誰の台詞だったかな。」
「高村光太郎かな?」
「いや、違う気がする...」
30分程して、多少楽になったので起き上がり、中央線で新宿へ。 今日だけは新宿が遠く感じるな。
翌日、私は7時の電車で東京を出発。 約16時間かけて広島に帰った。 家族への東京土産は『ワールドビジネスサテライト』(テレビ東京系)で紹介されていた『東京ばな奈』にした。 流行なんて無視だと公言している私なのに...ミーハーだな。
...以上です。
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