小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

芥川賞受賞作が面白くないわけ

2019-04-20 00:33:28 | 考察文
僕は、ほとんど、芥川賞受賞作、を読まない。

理由は、過敏性腸症候群、不眠症、で、小説を書くのが、精一杯で、読む時間がないからである。

健康ならば、読みたい、と思うのだが。

さて。

これは、何人もの人から聞いたことで、また、僕も、芥川賞受賞作、を読んで、感じたことだが。

みな、「芥川賞受賞作、より、直木賞受賞作、の方が、文章も上手いし、話も面白い」、と言う。

僕も、数少ないが、芥川賞受賞作、を、読んでみたことがあるが、面白くなく、いつになったら、面白い山場が出てくるのかと、期待して、読んでいても、最後まで、面白くなかった、という、作品が多い。

僕は、この理由をこう推測する。

小説は、「芸術」、と、「思想」、の、両方の要素がある。

そのうち、芥川賞受賞作、として、選ばれるのは、「思想」、の方に、圧倒的に価値の重点が置かれている作品が、選ばれているからだ、と思う。

だから、芥川賞受賞作、は、いわゆる、面白おかしくて、読後に、「あー。面白かった」、と、思える作品は、選ばれていないのだと思う。

それは、直木賞受賞作の方だ。

だから、みな、、「芥川賞受賞作、より、直木賞受賞作、の方が、文章も上手いし、話も面白い」、ということに、なっているのだと思う。

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