小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

空手の師範が強いわけ

2019-04-22 09:00:10 | 武道・スポーツ
空手の師範が、弟子と稽古している動画が多いが、ほとんどは、師範が弟子を倒している。

師範が、相当な老人でも。

なので、師範の方が、弟子より、強いように見えてしまう。

しかし、これは、誤りである。

これは、空手の師範が、訓練期間が長く、彼らは達人で、技術が、弟子より、上だからでは、ない。

これは、師範と、弟子との稽古を見れば、わかるが、すべて、師範と弟子の訓練では、弟子に、先に攻撃させ、師範は、それに、対応する、というかたち、の稽古だからである。

はっきり言って、敵に、先に、ハイキックなどの、大きな技を出させる方が、不利なのである。

ハイキックでなくても、どんな小さな技でも、相手に先に攻撃させる方が、自分の動きは、読まれず、相手の動きは、読めてしまうからである。

先に攻撃した方が不利なのである。

ハイキックに対しては、ほとんど、軸足刈り、などで、倒している。

なので、そういう条件ではなく、全く対等に、条件をつけない、試合をしたら、まず弟子が勝つ。

しかし、師範は、そういう訓練ばかりしていて、その技術が上手くなり、弟子は、そういう訓練は、させてもらう機会が、少ないだろうから、そういう技術では、師範の方が、上で、対等な試合でも、師範が勝つ、ということは、あり得るだろう。

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