古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十章 地震・津浪乃記・その六十七

2012年04月03日 08時04分49秒 | 古文書の初歩

 

 

 

 

地震津浪乃記第十七頁(上の写真の三行目四行目)

解読   (たか)乃は、其外大小魚沢山飛ら以来り喰ふ。

     津浪ハ地中よりワキ出スものゆへほそき砂泥にて塩辛く作物

読み方 (たか)のは其の外大小魚拾い来たり喰う。

     津浪は地中より湧き出すもの故、細き砂泥にて塩辛く、作物

解説 前行より続く。ボラ・スズキ・タカノハは魚の名前です。 「飛」「以」・・・変体仮名「ひ」「い」。 「喰ふ」・・・旧仮名遣いで、「喰う」又は「喰らう」。 「本」「起」・・・変体仮名の「ほ」「き」。 同じく「尓て」は「にて」。 「作物」・・・畑の作物、野菜など。