古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十章 地震・津浪乃記・その七十五

2012年04月10日 07時03分06秒 | 古文書の初歩

 

 

 

地震津浪乃記第十九ページ(上の写真の一行目と二行目)

解読      地震乃説  勇壮愚按

  地震ハ一種の烈気と見ゆ、地中伏鬱の気噴発する所にして

読み      地震の説  勇壮愚按

 地震は一種の烈気と見ゆ。地中伏鬱の気、噴発する所にして

解説  「地震の説」・・・地震についての解説。 「勇壮愚按」・・・意味はよく分かりませんが、勇気を奮って愚かな考えを解説する、と言う様な意味でしょうか。「愚」は愚かな。「按」は「案」・・・「考え」のつもりで書いたと推定します。 「烈気」・・・烈しい気。 「伏鬱」・・・地中に隠れて溜まった。 「噴発」・・・噴き出し発する。 「春」は「す」の変体仮名。 「所」も難しいですが、形で覚える。 「尓」・・・変体仮名の「に」。次ぎに「し」が有ります。 「天」は変体仮名「て」