地震津浪乃記第二十二ページ、上の写真の七行目八行目
解読 其火脈の大小大気の夛少とに従て震揺の
軽重あり。又或ハ其火脈海底に通する時は
読み 其の火脈の大小、大気の多少とにしたがいて震揺の
軽重有り。又或いは其の火脈、海底に通ずる時は
解説 「火脈」・・・このページ二行目の火脈の右に「伏道」と説明書きが付いています。マグマの通り道の事ではないかと思います。火脈の大きさや透入する大気の多い少ないにより、地震の揺れ方に軽い重いの差が有る。 「夛少」・・・「夛」は異体字で「多」と同じ。 「震揺」・・・『しんよう』揺れ方。 「阿り」・・・「阿」は変体仮名の「あ」。 「火脈」・・・「脈」の右に「道」という説明書きがあります。