古文書に親しむ

古文書の初歩の学習

第十章 地震・津浪乃記・その八十五

2012年04月20日 07時34分23秒 | 古文書の初歩

 

 

 

地震津浪乃記第二十一ページ、上の写真の五行目六行目

解読 諸島を経て「新ゴイ子ヤ」の東岸に達し、遂に「新

    ゼイランド」に向て走る。餘の七条ハ略す。日本に連通なし。

読み 諸島を経て「新ゴイネヤ」の東岸に達し、遂に「新

  ゼイランド」に向かいて走る。餘の七条は略す。日本に連通なし。

解説 本ページ二行目は「諸嶌を軽て」でしたが、この五行目はちゃんと「諸島を経て」と書いています。 「新ゴイ子ヤ」・・・「新」は「ニュー」と読み、「ゴイ子ヤ」は「ギニア」で「ニューギニア」島の事。「子」は「ね」。オランダ語ではニューギニアの事を、この様に呼ぶのかも知れません。 「新ゼイランド」・・・これは想像がつきますね。「ニュージーランド」島の事。 ここでは第四大火脈と第五小火脈の二本を説明して、残りの七本の説明は、日本を通っていないから省略する。 「連通」・・・底で通じている状態。