白馬に跨がってカリガンダキの河原を行く馬場あき子
(ブログ掲載の許可をいただいています)
ブログ版馬場の外国詠 ⑰(2009年4月)
【ムスタン】『ゆふがほの家』(2006年刊)86頁~
参加者:K・I、N・I、T・K、T・S、N・T、藤本満須子、
T・H、渡部慧子、鹿取未放
レポーター:T・H 司会とまとめ:鹿取 未放
ネパールのアッパームスタンに「こしひかり」を実らせた
近藤亨翁をたずねてジョムソンに行った。
(この詞書のような2行は、「ニルギリ」の章全般に掛かる。鹿取注)
137 乾燥のはなはだしければ馬糞さへ臭はず馬上快晴の青
(レポート)
馬場先生は、馬の背に揺られて山道を辿っておられる。そこには馬糞が転々と転がっている。しかし、その馬糞も、その地域の乾燥した地面では、臭いもたたない。抜けるような青空の下だ。
(T・H)
(当日意見)
★ジョムソンは年間雨量200ミリという乾燥地帯ですから、馬の糞もすぐ干涸らびて臭わない。
雲一つ無い青空の下を馬で移動する爽快さを詠んでいる。(鹿取)
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