ブログ版清見糺鑑賞 4
かりん鎌倉支部 鹿取未放
16 同胞を啖い尽くせし巨きさに蝌蚪ふたつ浅き水に生きあう
(1994年かりん全国大会)
「同胞」を、作者は「どうほう」と音読していた。精神のふてぶてしさが出ているが、二句めまでには作者の罪悪感のようなものも滲んでいるのだろう。
大会に出した時の皆さんからの評のメモをここに写しておく。
「二人の死闘・無惨さ・これからの不安感、社会詠・人間社会の暗喩表現、戦争・競争社会→相聞・恋の遂げがたさ・遂げようとするときの周囲との摩擦、原罪」
かりん鎌倉支部 鹿取未放
16 同胞を啖い尽くせし巨きさに蝌蚪ふたつ浅き水に生きあう
(1994年かりん全国大会)
「同胞」を、作者は「どうほう」と音読していた。精神のふてぶてしさが出ているが、二句めまでには作者の罪悪感のようなものも滲んでいるのだろう。
大会に出した時の皆さんからの評のメモをここに写しておく。
「二人の死闘・無惨さ・これからの不安感、社会詠・人間社会の暗喩表現、戦争・競争社会→相聞・恋の遂げがたさ・遂げようとするときの周囲との摩擦、原罪」
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