かまくらdeたんか 鹿取未放

馬場あき子の外国詠、渡辺松男のそれぞれの一首鑑賞。「かりん」鎌倉支部の記録です。毎日、更新しています。

清見糺の歌一首鑑賞 200

2022-09-13 11:09:31 | 短歌の鑑賞
     ブログ版 清見糺の短歌鑑賞    
                  鎌倉なぎさの会  鹿取 未放


136 わたくしの脳が死んでもよれよれの臓物だれにもあげられません
          かりん99年全国大会

 大会で馬場あき子に「肉体の老いの悲しみを歌った。臓器提供を題材として衰えの自覚を歌ったうまい歌。」と評された。
 ちなみに、岡井隆は「臓器論」を同年「未来」の五月号に、「臓器移植への一瞥」を「短歌朝日」同年七・八月号に発表し、臓器移植に関する歌を披露している。


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